短歌通信 #5: インスタにおいしいものしか載せてないあの子の日々を何も知らない
5月の連休も過ぎ去り、とうとう初夏の気配を感じるようになりましたね…! 私は特に季節感もない短歌をぽつぽつと詠み続けています。
先日、おかげさまでシロイのnoteはフォロワー6000人を突破しました。メインテーマである心理や生き方の話、それからnoteのデータ分析やこの短歌通信など、方向性の違う記事が混在する形になっていますが、それぞれに楽しんでいただけているようで嬉しく思います。
今回の短歌通信も9首詠んでいます。合間のコメントと一緒にどうぞ。
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インスタにおいしいものしか載せてないあの子の日々を何も知らない
青空がだんだん赤くまた青く一往復で夜の入り口
「いらない」の言葉に胸が痛むのはレシート側から見たって同じ
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1つ目はフォロワーのひなのひびさんのnoteから浮かんできた歌。ひなさんのnoteはだいぶ長いこと…もう1年くらい? ずっと読ませていただいているのですが、日常のおいしい食べ物と日常の心の動き&人間模様がシームレスに繋がっててすごく面白いんです。
それで、ふと「これがインスタとかだったら後者の微妙なゆらぎは何も見えなくなって、ただ楽しそうな景色だけが切り取られたものになるんだよな」と思いながらこの歌を詠みました。一昔前の旧Twitterみたいに、noteも長い年月をかけて静かに変わっていくフォロワーさんの姿が見られるような世界になってほしいな。
旧Twitter、学生さんだった人が今まさに新社会人としての歩みを始める様子とか、恋人に恵まれないことを嘆いていた人がいつの間にか結婚して子育ての話題中心のアカウントになっていたりとか、年齢も属性もバラバラなフォロワーさんたちのライフステージの変化がリアルタイムで見られて面白かったですよね。だからこそ【イー○ンに対する140万字分の悪口が省略されました】
2つ目の歌、空といえば最近はだいぶ日が落ちるのが遅くなって、「この時間でまだ明るいのか」みたいに驚いたりもしますね。一日の労苦は一日で足りると言いますし、夜が来たらその日のことには(その日以前のすべてのこととも)綺麗さっぱりお別れしておきたいもの…。
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土星にも電話ボックスくらいあるでしょうときどき手紙も書くね
真っ暗な部屋で夜食を啜るとき私はただの私になれる
本を買うその辺に積む本を買うその辺に積む(だけでええんか)
🥂️
土星、遠いですよね〜!(小林製薬のCM)
宇宙開発が進むと、これまで大気越しにぼんやりとしか見えてなかった天体の写真がめちゃくちゃ高解像度で撮って来られるようになったりしますが、リアルに撮影されていちばん怖い惑星は土星なんじゃないかと思います。あのファンシーな輪っかの土星ちゃんが本当は地球をスポッと飲み込んでケロッとしていられるくらいの巨大ガス惑星だなんて…こわすぎる…。
なので、この歌もあくまでファンシーな土星でイメージしてください。かわいい宇宙人もいる感じでよろしくお願いします。(デカさで言えば木星も怖いけど、あれは元から太陽系最大のイメージが定着しているのでそこまでではない)
2つ目の夜食の歌、人によって「元に戻れる」時間や場所って違うと思っていて、地元で自家用車暮らしをしていたときはエンジンを止めた車の中がそうだった気がします。雨が降ってるとなお良し。みなさんも元の自分に戻れる場所や時間ってあるでしょうか。
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午後6時まだ聞こえない鍵の音 犬の瞳に映るカーテン
この先に待つ幾千の山と谷どうかご無事で余命百年
ちぎりパン何人いても行き渡る尽きない愛があなたの仕事
🥂️
私はたまたま平日お昼にも一度家に帰るという生活ができていますが、普通の一人暮らしの会社員だと朝家を出て帰りは夜、つまりペットは一日の大半をひとりきりで過ごさなきゃならなくなるんですよね。
うちのふみ子氏は死ぬほどさみしがりの甘え文鳥なので、今のような暮らしをさせてあげられていてよかったなと思います。動物の幸せをきちんと考えて一緒に暮らすというのはなかなか大変なこと…。
3つ目の歌はフォロワーのumeさんのnoteからイメージしたもの。もこもこのちぎりパンをよく焼いてらして、ご家族が帰省された際に焼いたパンやおかずをお土産に持って帰ってもらうというのがすごく素敵だなと思ったんです。
愛って空気のようなものかもしれない。空気なので、ないと死んでしまうし、あったとしても大抵は見えない。じゃあ、まだ死んでいない限りは、何もないと思っている人も本当はそれに生かされているのかな?(この段落はすべて適当な言葉の連想であり、実際どうなのかは知らないけど、息ができずに苦しんでいる人が少しでも減った世の中になってほしいなと思う)
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というわけで、短歌通信の第5号でした。フォロワ〜のみなさんの「私も短歌始めてみました」の声をお待ちしています!
それでは、次号もお楽しみに。またね〜。
過去の短歌通信
短歌通信 #4: 妖精のいたずらは手が早いほらさっき買ったルマンドがもう粉 (2026.4.28)
短歌通信 #3: 何もかも小さく見える通学路しゃがんでみればあの日の景色 (2026.3.31)
短歌通信 #2: 知ってるか天使の羽は春が来るたびに生え換わる掃除が大変 (2026.3.14)
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