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【NHKのど自慢】合格者は20組!予選通過の瞬間と、その夜打合せ(体験記③)

これまでの話


今回は、予選会最後の審査結果発表から、翌日の朝までの話です。

発表方法は、ステージ上で本選出場者20組の番号が呼ばれ、呼ばれた人は手を挙げて返事をして、ステージに上がって行きます。呼ばれたときに会場にいなかったら失格となり、補欠の人が繰り上がります。

番号は小さい数から呼ばれて行きます。つまり、自分の番号より大きい番号が呼ばれた時点で落選決定です。

番号が呼ばれ、手を挙げてステージに上がる人を見て、ああ、この人上手だったなぁと思い出しながら、だんだん呼ばれる数字が大きくなって行くのに合わせて私の心拍数も上がって行きました。

60番台で一人呼ばれ、次にいよいよ自分より大きい数字か?と思ったら「66番!」と呼ばれ、返事をして手を挙げて荷物を全部持ち、隣の席の母に送り出されてステージに上がりました。

正直なところ、ステージに上がってからのことはあまり覚えていません。
嬉しさで頭が真っ白になってしまいました。

嬉しかったこと

  1. (純粋に)本選に出場できて嬉しい!

  2. 娘たちを会場に呼べることができて嬉しい!

  3. 昔からの母の希望を叶えられて嬉しい!

  4. 自分の考えと戦略の正しさが証明できて嬉しい!

この4つの嬉しさが重なっていました。

一つ目は、説明不要だと思いますが、子どもの頃から出たがり人間の本性です(^_^;

二つ目は、本選出場者にもらえる2枚の「関係者観覧券」を娘たちに渡せること。予選会に長女は来てましたが、次女は翌日(本選の日)に帰省してくるので、2枚の観覧券を娘たちに渡して初めて二人の前で歌えます。二人とも家を出て仕事や大学に通っています。もう、娘たちに何か教えてやったり、手や口を出す子育ては終わりました。
子育ての最終段階は「人生は楽しい」「人生は素晴らしい」を伝えることだと思っています。

最近は、大人になることを嫌がる若者が増えています。子育てが大変で、学費も稼がないといけないのに、日本経済は低迷して給料増えないし、疲労困憊で精神的にも余裕が無くなってしまった大人を見ていたら、若者たちは将来への希望を持って頑張ることができません。

元気で楽しそうに生きているオッサンが、日本を救うと思っています。
もちろん、説教したり、そういう振りをしても若者たちには届きません。本気で楽しく生きることが必要です。
と言う信念の下、自分の好きなことをして、年甲斐もなく、はしゃいで楽しんでいる姿を娘たちに見せるのが、大人になった娘たちに、父としてできること、やるべきこと、だと思っています。
のど自慢に応募し、予選会出場が決まって、喜び、はしゃいできたこの2週間だけでも充分ですが、本選出場となれば、もっと喜びはしゃぐ姿を見せられるので嬉しいです。
そんな父親の姿を見て、失笑でも爆笑でもよいので、娘たちが笑ってくれた大満足です。

三つ目は、30年くらい前から母には、冥土の土産に私がのど自慢に出て欲しいと言われて来ました。母はどんな状況にあるときも私の味方で応援してくれてます。子どもの頃、夏休みの作品が市民展に出たと言うような新聞記事から、ありとあらゆる私のものを集める熱烈なファンです。今回、母も予選会出場が決まり、一緒にカラオケに行ったり、予選会に出るときの服を選んだりと楽しい時間が過ごせました。
自分が50歳を越え、母も80歳を越えても、親にとって子どもは子ども。世間がどう思おうと、どんな状況の時も、うちの母はいつでも私の最強の応援団長でしたし、この先もきっとそうだと思います。
そんな母が喜んでくれるかと思うと嬉しいです。

四つ目は、打算的な喜びです。
周りには予選に出場するだけでも10倍の倍率、本選出場は更にそこから10倍の倍率だから絶対無理だと言っていましたが、自分としては100分の1の確率を、2分の1くらいの確率まで高めたつもりでした。
これまでの中小企業経営者として培った、1番優れていなくても、選ばれて、生き残ってきた経験と知識を目一杯使って、事前調査、戦略立案をして取り組みました。その正しさが証明できたことが嬉しいです。

ステージから本選出場が決まった20組が、観客席に向かってお礼をして、予選会は終了しました。

出場決定20組で喜びを分かち合う

5時半ころに終了しましたが、これから7時半頃まで打合せなどがあります。我々はステージ上で観客席の人たちが帰るのを待ちます。

観客席の人たちが帰ったところで、スタッフの方から改めて「おめでとうございます。これから皆さんは明日の番組終了まで、ひとつのチームとして番組を作る仲間です。」「本選に通らなかった180組の人たちも帰ったので、もう大丈夫です。みんなで思い切り喜びましょう。」と言われて、まず最初に全員で万歳しました。
そんなスタッフの誘導もあって、場も和み、改めてみんなで喜びを分かち合いました。

そのあと、会議室に移動して、説明会です。
改めて、プロフィールや歌にまつわる話しなどを書き、ヒアリングを受けました。この内容で、明日の歌う順番を決めたり、歌ったあとのインタビューの内容を決めたりするのだと思います。どのネタを選ぶかはプロの制作スタッフなので、とにかく、人と違うことを適当に書き出してください、と言われ、いろいろ書きました。
母に頼まれて申し込んだこと、母も申し込んだこと、母も予選会に出たこと、トライアスロンを頑張っていること、娘二人が家を出たので妻と二人の生活が始まったこと、結婚25周年のこと、妻は美濃焼まつりに出店するので会場にはいないこと、娘二人が帰省していて会場に来ること。。。などなど。

朝11時前に集合し、終わったのは19時過ぎ、普段とは違う緊張を維持し続けての8時間は長かった。。。たぶん、体は疲れているのだろうけど、アドレナリンなどの脳内麻薬大放出で、まあ気持ち良く帰宅しました。

翌日の段取り会議

一応、母と私のどちらか、もしくは、両方が本選出場が決まった場合の、予定は考えていましたが、改めて家族会議をして段取りを確認しました。

多治見に住んでいる母と妹は、観覧申し込みをして当たっているので2枚、そして、私が関係者観覧券2枚をもらったので、合計4人が会場に入れます。
妹1は本選はテレビで応援することとし、会場へは、母、妹2、娘1,娘2が来てくれることになりました。

妻はその日も美濃焼まつり出店、娘1は美濃焼まつりも見たいと言うので、朝、母と共に美濃焼まつり会場に行き、無料シャトルバスで駅に移動することにしました。
娘2は10時くらいに土岐市駅に着く電車で来るので、その時間に合わせて、娘1も駅に行き、そこへ母を乗せてきた妹2が車で向かい、4人合流して土岐市文化プラザへ移動。。。と言う段取りで行くことにしました。

当日の朝

準備はできたので、あとはしっかり寝て、元気に朝を迎えるだけ!

でしたが、予想通りあまり眠れず、朝を迎えました。
うとうとしながら時計を見ると4時。7時半集合なので6時くらいに起きれば良いのですが、どうせ眠れないし、話のネタにもなるので、いつも通り4時に起き、いつも通り筋トレをし、いつも通りの特製プロテインケーキを食べて、家を出ました。

(つづく)


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