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【NHKのど自慢】ついに本番!ステージから見た「生放送45分間」の景色(体験記⑥)

これまでの話


入場前

スタッフに先導されて控え室を出て、会場のサンホールにつながる扉の前の通路まで来て待機します。
会場の声が聞こえる場所です。あとで娘たちに聞いたのですが、その頃会場では、各種説明と、応援者の確認がされていたそうです。

会場の熱気が漏れ伝わる歓声やざわめきを聞きながら、ここで案内するスタッフから最後の説明を聞きました。

「今から観客席の通路を通って入場します。この入場行進は意外と出場者には好評なんです。理由は分かりますか?」

と聞かれても、出演者一同緊張で頭も回らず引きつっていると、

「理由を漢字で書くと優、越、感と言います」
と説明されて、みんなで笑って、緊張ほぐれました。そうこうしているうちに、会場から「それでは本日の出演者20組が入場です」と言うアナウンスが聞こえ、扉が開き番号順に並んで会場に入って行きました。

音楽に合わせて手拍子しながらも、イマイチリズムが合わない微妙な感じの入場行進で、ステージから見て左側の観客席の通路を通って、ステージに向かいます。

人生の中でもこれだけ多くの人の声援を受けながら歩くことなど無いので、爽快で気持ちの良い経験でした。のど自慢参加者から好評なのも頷けます。

我が応援団(二人の娘と妹と母)は、ステージから見て左側の2階席の最前列と聞いていたので、そちらの方を見て、何となくそれっぽい集団に向かって大きく手を振ってから歩いて行きました。

ステージに上がり、ゲストの二人が登場され、二宮アナウンサーから挨拶されたころには、会場も盛り上がって、ステージ上の出場者も興奮度最高潮となりました。
リハーサルで何度かやったオープニングの動きを近くの人たちと「あれ?どういう風だっけ?」と再確認し、それぞれ向くべき方向を向いて、カウントダウンを聞きます。

結構ギリギリまで説明してたり準備してたりして、間に合うのかドキドキしましたが、もちろん、全て問題なく「5・4・3秒前」となった時には術準備完了してました。

二宮アナウンサーの「日曜お昼は?」のかけ声にあわせて「のどじま〜ん!」と叫んで、音楽が始まり、私もカメラの前で手を振って無事始まりました。あとで映像を見ると、だいぶ頑張って手を振っている様子が滑稽に映っていました。

奇跡のスリーショット

そのあと、娘たちをはじめ、身内に一番笑ってもらえた奇跡のスリーショットが映し出されました。

まるで今週のゲスト3名

二人のゲストが紹介され、アナウンサーと二言三言お話しになっている間、画面ドセンターで、しかも一人だけにこやかにカメラを見つめていました。
ちなみに、私は、近眼&老眼で、眼鏡を外していたので、何となく自分の正面を見ていただけですし、まさかそちらから撮されているとは知りませんでした。

いよいよ歌

ゲストの紹介も終わり、そのまま1番目の出演者の歌が始まります。練習したとおり、残りの出演者はステージ上の自分の席に戻ります。

曲が始まるごとに、ステージ横のディレクターさんが、全身で手拍子をしたり、体を倒したりされるのを見ながら、ステージ上の出演者も動きます。

みなさん緊張しているのが伝わってくるので、自分もドンドン緊張して、顔が引きつってきます。

リハーサルで何度も聞いた歌声ですが、ほとんどの人は、リハーサルの時の方が上手でした。
それでも、やっぱり合格した人は、とても上手、合格していない人も上手いなぁと思いながら、不安と緊張が更に増していきました。

ただ、緊張の理由は上手に歌えるか?が心配だからなのですが、落ち着いて考えれば、上手に歌えたところで、合格できるレベルでもなく、娘たちが見てるステージに立っているだけで充分じゃないかと思ったら少しは緊張がほぐれました。

合格して、驚いて大喜びする人や、ちょっとしたハプニングが笑いにつながる人や、番組の趣旨通り「歌好きな素人たちが歌を歌って楽しくはしゃぐ」ことができていたと思います。

そしてとうとう、スタッフに呼ばれて、ステージ脇からステージ裏に移動しました。

マイクを受け取り、最終待機場所に着くと、送り出しのスタッフの方から、筋トレのことを聞かれて、大好きな筋トレ話をしてたおかげで、多少緊張も和らぎました。
そして、18番の人のインタビューが終わり、「さぁ、どうぞ!」と結構強めに背中を押されて、ステージ中央に走って出ました。

「19番 君といつまでも」

ステージイメージ

正直、歌っているとき、そのあとのインタビューなど、何も考えることができず、夢中でやり切っただけです。
あとで、娘たちにも妻にも、まぁ、笑われました。テッカテカのおでこ、変な手の位置、震える声、変な動き、ありとあらゆることが、笑われました。

でも、家族の笑顔が、私にとって一番のご褒美、それを得るためにド緊張して、震える声で世界中に醜態を晒したのです。

ステージからはほとんど見えていなかったのですが、観客席の娘たちの居る方向に手を振って、それに反応して、娘たちが笑顔で団扇を振ってくれている様子も放映され、本当に幸せな時間でした。

観客席の娘と妹と母

ゲストの歌からエンディングまで

20組の歌が終わり、ゲストの歌になります。
リハーサルでもお二人の圧倒的な歌唱力に感動したのですが、ステージ衣装で、多くの観客の前でのパフォーマンスは、当然ながら更にスゴくて、更に感動しました。
昨日の予選から数えると13人目、リハーサルも含めたら、二日間で20回以上聞いた「ヒーロー」、やっぱり、最後の御本人の熱唱が一番感動しました。

ゲストの歌のあとは、特別賞の発表、遠距離恋愛中のカップルが選ばれました。
そして、合格者が呼ばれてステージに並び、チャンピオンの発表。
チャンピオンは、昭和歌謡好きの二十歳の女性でした。リハーサルの時から、とても上手だったので納得の選考です。
正直、私には合格した人はみんな「スゴく上手い」というザックリした素人評価しかできないので、誰が選ばれても「納得の選考」でした。

チャンピオンのインタビューも終わり、エンディングテーマが流れ、合格者はステージ中央に、それ以外の出演者は左右のカメラ前に集まって、笑顔で手を振りながら、番組終了。

番組終了後

事前に説明があったのかも知れませんが、私は全く知らなかったのですが、番組終了後も、まだ演しものは続くのでした。
観客も我々ステージ上の人たちも、一旦、落ち着いて座り、改めてゲストが呼ばれて、ちょととトークし、もう1曲ずつ歌われました。

考えてみたら、リハーサル時にも2曲歌われていたのですが、思考力が著しく低下していたので理解できていませんでした。

とにかく、楽しい宴がまだ続き、ゲストの話や曲を聴けて良かったです。

全てが終了し、出場者全員で観客席に挨拶をしてから、控え室に戻りました。
私も含め出場者全員、身体は疲労困憊だと思いますが、興奮状態は続いているので、まあおかしなテンションで、お別れ会が始まりました。

(つづく)


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