ネガティブな理由で海外移住を決めるのは逃げなのか?|定期的に燃える話題について考える
「海外移住する奴は現実から逃げただけだ。」
という話題は定期的にX(twitter)で燃えます。
それに対しては様々に反応があり、海外に出たわけでもない人だったり、海外に実際暮らしている人がそれぞれの意見を言っています。
定期的に燃えるということは、逃げだと言われるとやはり心情的に反発したくなったり、そんなこと言っている人自体に物申したくなったりするわけですよね。
今日はカナダに移住して5年目の私が、海外移住を決める際に逃げだったり、ネガティブな理由で海外移住を決めることについてどのように考えるかつづっていきます。
今、海外移住しようか悩んでいる、または海外移住ではなくても何か大きな決断をしようとしている方に読んでいただけると嬉しいです。
海外移住は逃げなのか?
私について言いますと、「日本の嫌だと思うところから離れたい」が主な理由だったので、逃げか逃げじゃなかったかと言われれば、完全に逃げだったと思います。
SNS上には冒頭のように海外移住は逃げだと蔑んでくる人が定期的に湧く現れるのですが、それに対して海外在住の方々はどのように反応しているのか。
私の見える範囲では、結構冷静に
「ああ、うん、確かにあれは逃げだったかもね」
ってあっさり振り返ってる人の方が多いイメージがあります。
例えそれが自分が嫌だと思うものからの逃げだったとして、それで構わないと軽く思っている人が多いように思います。
もちろん、「逃げじゃない!」もしくは「逃げだったけど、あんたに言われる筋合いない!」って怒りの感情をしっかり表している方もいます。
そりゃー他人にラベル付けられて見下されたら腹立ってもしかたないですよね。
私がネガティブな理由で海外移住を決めたその後
ただ、この逃亡もまるで楽ではないんですよね。
そりゃー、長く住み慣れた日本を離れるわけですし。
海外で暮らすには少なくとも最初にたくさんのお金も使うし、神経も使うし、何なら搾取もされるし。
我が家に限って言えば、数年たってみても思ったとおりには永住権に近づかないし、なんならビザつなぐのだってひぃひぃ言ってます。
予想もしてなかった数学学習してたり、フランス語学習してたりしますし。
それに、移住理由の一つにあった不登校だった長男についても、カナダに行ったらこう変わるかも、と期待していたようにはなっていません。
海外ののびのびとした環境なら楽しく学校に行けるのではないか、と望んでいましたが、親が望んだような変化ばかりではなく、それなりにまだまだ悩みは抱えた状態です。(次の記事あたりで書きます)
まあ我が家に関しては、永住権取るのも難しそうだし、そんなにしがみついてないで諦めて帰れば?と言われても仕方ない状況のような気がしています。
では、まだ諦められずに、できるだけカナダにいてやるぞ!で、チャンスがあれば永住権だって取ってやるーーーー!!!!と思っている原動力は何かといいますと、
それは、「今の日本に子どもを帰したくない」という超絶、超絶にネガティブなモチベーションです。
「ネガティブな理由で海外に来ると、辛いときに耐えられないよ!前向きな理由がなくちゃ!!」
ってよく聞く気がしますが、少なくとも私には当てはまりません。
元来私は楽な方に流れやすい性格をしているため、ただカナダの良いところに惹かれてきた、という理由だけではここまで頑張れていないと思います。
(というか、むしろカナダにも来ていない気がします。)
私の今の原動力、めちゃくちゃダークサイドから湧き出ています。
家族でカナダ滞在に滞在するために学習を重ね、カナダに暮らす生活費のために未経験だったwebデザイナーとしてフリーランス開業して0→年収200万円を突破し、最近新しく未経験からのキッチンの仕事を始めてもいます。
滞在のためならカレッジに行って電気工事士にだってなるぞと思っています。(なんで電気工事士かは長くなるので割愛)
40超えてこれだけのことをするとは思っていませんでした。
これらのパワーは間違いなく「子どものためにカナダに長くいてやる、できるだけ帰らないぞ」っていう気持ちからです。
人生においてこんなに死に物狂いのパワーがわいてきたことありません。
人によるところはありますが、ネガティブなモチベーションで辛さを乗り越えている人がここにいますよ、ということを伝えたいです。
ネガティブを原動力に頑張る友人たち
カナダに来て複数友人ができましたが、そのうちの数人は、
日本でひどい目にあってきた
日本が本当に合わない
何が何でも日本を出たかった
などの理由でカナダ移住を叶えています。
すでに永住権を持って安定した職を得ていたり、自分で事業を起こしたり、本当に尊敬するばかり。
なんならここまで海外移住や教育移住が話題になる前、むしろインターネット上での情報収集も今とは比べ物にならないくらい不便だった時代に「日本脱出」を考え始めて移住を敢行したということが、もうすごすぎます。
だからこそ今に比べれば難易度が低かった時代に永住権を獲得できていたりします。
自ら切り開いたおかげの今ですね。
原動力ががネガティブから発生するものなら必ず成功する、というわけではありませんが、少なくとも、逃げやネガティブ動機だと辛いときに耐えられない、は万人にはあたらないと考えています。
ネガティブが理由で海外移住を目指してみてもいいんじゃない?
書いてきたように、ネガティブから湧いてくるパワーって結構強いんですよね。
すんごい力出ます。
嫌なものから離れたいという欲求って強いです。
ただ、海外移住先でも結局のところ同じように辛い、ということもあると思います。
それこそ私もカナダに来てから七転八倒しながら、いろいろなものと戦ったり、逃げたり、また戦ったりしてここまで来ています。
でもここまで壮大に、海外にわたってまで嫌だと思うものから逃げてきたからには、耐えられる限りはここで頑張ろうって思ってます。
(ちなみに私は日本そのものが嫌なわけではなく、子どもの将来を100%預けるには嫌な部分が多すぎる、という感覚です。)
逃げてきた自分を否定しなければいいのではないかなと。
否定した瞬間に心折れます。
言っても時々、私もヘタっとなってしまうときがあるのですが。
まとめ
逃げ上等。
ネガティブ上等。
ネガティブに蓋をする必要なし!
理由がネガティブだからって、
ネガティブな理由だけで海外移住はいけないよね
って判断をする必要はないんじゃないかなと思います。
ただ、思考がネガティブに寄ると、焦ったり、よいものだけ見ようとして判断が鈍る傾向があるので、冷静さは失わないでもらいたいです。
我が家はここで焦って失敗やらかしているので。
逃げの戦略は最高のものを選んでほしいなと思います。
モチベーションは人それぞれ。
ポジティブメインで出てきた人のことは、その決断力に脱帽です。
だってやむにやまれて、ではないのですもの。
逃げでも逃げでなくても、前向きな理由で冒険に出たとしても、逃げた先から結局戻ってきても。
導き出される答えも、結果も、みんな違う。
少なくとも、全く関係ないところから人の人生を蔑んでくる人たちより充実した人生…!!!!(なんだけっこう根に持ってるな)
みんな、それぞれに違う人生、頑張りましょう~。
で、なんで海外移住しようと思ったの?👇
で、どうしてカナダだったの?👇
私がnoteを書く理由👇
渡航直後めちゃくちゃ大変だった話👇(こんなの誰にも体験してほしくない)
