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【8/1 - 8/7】注目の海外スタートアップの大型資金調達

2026年8月1日〜7日の1週間で、米国のスタートアップは大型の資金調達ラウンドを相次いで発表しました。Hadrian、Base Power、Valar Atomicsの3社が10億ドル以上の資金調達を実施したほか、AI、eコマース、サイバーセキュリティ、バイオテック、さらには、鉱業まで幅広い分野の企業が大型の新規ラウンドを発表しています。ビジネスマン・投資家にとっては、AIブームの資金が「どの産業に、どのような形で」流れ込んでいるかを俯瞰する好機となりそうです。


1. 10億ドル超えの大型ラウンド ― 製造業・エネルギー分野が主役に


1-1. Hadrian ― 自動化工場に13.7億ドル

今週最大の調達額となったのは、高度に自動化された工場を開発するHadrianで、WCM Investment Management、Washington Harbour Partners、Valor Equity Partners、137 Ventures、JPモルガン・チェース、ベイリー・ギフォードが主導するシリーズDラウンドで13億7,000万ドルを調達しました。この資金調達により、創業6年でカリフォルニア州トーランスを拠点とする同社の企業価値は78億7,000万ドルとなりました。

1-2. Base Power ― 家庭用蓄電池に10億ドル

同率2位となったのは、オースティンを拠点とするBase Powerです。家庭用電池エネルギー貯蔵システムを開発する同社は、シリーズDで10億ドルを調達し、ポストマネー評価額は130億ドルに達しました。Ribbit Capital、Addition、Valor Equity Partners、JPモルガン・チェースが主導したこの資金調達は、同社の新製品「Base Core」home batteryの発表と同時に行われました。

1-3. Valar Atomics ― 原子力発電に10億ドル

同じく同率2位に並んだのが原子力発電企業のValar Atomicsです。原子力エネルギーを提供するための技術・インフラを開発する同社は、Sequoia Capitalが主導するシリーズBラウンドで10億ドルを調達しました。カリフォルニア州エルセグンドを拠点とする同社は、ErebourとJPモルガンが主導する2億ドルのクレジット・ファシリティも確保しています。

2. AI関連スタートアップの大型ラウンド


2-1. Lumilens ― AI基盤向け接続技術に7億ドル超

4位にランクインしたのは、AIインフラ向けの接続プラットフォームを開発するLumilensで、ステルス状態から姿を現し、7億ドルを超える新規資金調達を発表しました。Atreides Management、ベイン・キャピタル・ベンチャーズ、Meritech Capital、Seligman Ventures、Spark Capitalが、カリフォルニア州サンノゼを拠点とするこのスタートアップの資金調達を主導しました。

2-2. Volta ― Nvidiaも出資するAIクラウド基盤

7位には、AIクラウドインフラを開発するVoltaがランクインしました。同社はステルス状態から登場し、Azora、アンドリーセン・ホロウィッツ、Altimeter、Nvidiaが主導するシリーズAラウンドで、企業価値24億ドルの資金調達を行ったと発表しています。

2-3. HappyRobot ― 物流・金融向けエージェント型AI

10位には、物流、金融サービス、公共事業、製造業などの企業向けにエージェント型AIプラットフォームを開発するHappyRobotがランクインし、Prysm CapitalとEurazeoが主導するシリーズCラウンドで1億5,000万ドルを調達しました。

3. eコマース・鉱業・サイバーセキュリティ・バイオテック分野の動き


3-1. Whatnot ― ライブショッピングで企業価値200億ドルに

5位のライブショッピング市場運営企業Whatnotは、シリーズGで5億4,500万ドルを調達したと発表しました。この調達ラウンドにより、ロサンゼルスを拠点とする同社の企業価値は200億ドルに達したと報じられています。Iconiq Capital、Lightspeed Venture Partners、Avraがこのラウンドの主要投資家となりました。

3-2. Mariana Minerals ― 重要鉱物の供給網にソフトウェアで挑む

6位には、重要鉱物の供給プロジェクトをソフトウェア主導で手掛けるMariana Mineralsがランクインし、Khosla Venturesが主導するシリーズBラウンドで3億1,000万ドルを調達しました。創業4年の同社は、自社のソフトウェアプラットフォームを用いて鉱山や精製所の設計・建設・運営を行っています。

3-3. Horizon3 ― サイバーセキュリティ企業価値が1年で3倍に

8位のサンフランシスコを拠点とするサイバーセキュリティ企業Horizon3は、NightDragonとNew Enterprise Associatesが主導するシリーズEラウンドで2億5,000万ドルの資金調達を発表しました。この調達により同社の企業価値は20億ドルを超え、前年のシリーズDラウンド時点の評価額の3倍に達しています。

3-4. LifeMine Therapeutics ― 免疫療法パイプラインを拡充

9位には、マサチューセッツ州ウォータータウンを拠点とする医薬品開発スタートアップLifeMine Therapeuticsがランクインし、Milky Way Investmentsが主導するシリーズEラウンドで1億8,800万ドルを確保しました。この資金は主力プログラムの臨床開発と、移植・免疫学領域の治療薬パイプラインの前進に投じられる予定です。

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