毒親育ち・鬱寸前→「再生」への子育て、奮闘の記録|記事紹介
朝、会社へ行く直前。
玄関で、最愛の娘に、
「パパあああぁぁぁ〜〜〜ああ!!!
行かないでええええ~~ぇぇ!!!」
ってギャン泣きされたとするじゃないですか。
普通は…というか、私なら、
うーん、今日も愛されてるなあ~~。
ウフフ。
って、嬉しくなるんですよ。笑
でも、世の中には、もっと真摯にお子さんと向き合ってらっしゃる、私なんぞとは比べ物にならないほど立派な方がいらしてですね。
その方は、
「いや、でもGeminiに聞いたら
『愛着形成不足の可能性あり』って言われた…」
ってね、
マジで悩む
んです。
けんけんさんっていう方なんですけどね。
4歳の娘さんを持つアラフォー(本人曰く「アラフィフとの分水嶺」)の会社員で、写真家でもあるけんけんさん。
今回は、「愛されてるな~。ウフフ。」で済ませない、
誠実で、少し不器用かもしれないけど、
どん底から立ち直ったタフなお父さん
の、ひたむきな子育てをご紹介させてください。
けんけんさんの魅力は大きく3つ。
魅力① マジで這い上がってる
普通、なにかものを発信するときって、
ちょっと上から目線
になりがちじゃないですか。
何を隠そう私がそうです。
「東大卒2児ママの夫」という、すごいんだかすごくないんだかサッパリわからない、でもなんかぱっと見「東大」って文字だけは目につく、ちょっとだけ上から目線な、わけわからんクリエイターネーム使ってます。笑
でも、けんけんさんはそうじゃない。
この方の発信は、
等身大も等身大、
どん底から這い上がった
「再生」の記録
です。
「ちょっと上から」の「ち」の字もない。笑
というのも、
毒親育ち・いじめられっ子
だったという、けんけんさん。
元々要領が良くなく、毒親育ち+学校では小中といじめられて育ってきたのもあり、つい最近までこんな人間でした。
・地を這うような自己肯定感
・上記と矛盾するような高いプライド
・極端な自信の無さ
…
娘が産まれてしばらくは、「産後辛い妻の役に立ちたい」「デキる父親・夫で有り続けたい」という考えとは裏腹にポンコツ級の振る舞いしか出来ず、上手くいかない自分が嫌で嫌で、自分責めが止まらなかった日々でした。妻からは冷たい視線を浴び続け(ている風に感じていた)、全てが嫌になって座り込んだり目がうつろだったりと、今思えば鬱状態に半身以上浸かっていたと思います。
娘さんが生まれた当初、「完璧な夫・父であらねば」と気負いすぎた結果、妻の期待に応えられない自分に絶望し、
鬱状態に近いメンタルダウン
を経験されたのだとか。
そんなけんけんさんが、心理学を学んで、カウンセリングを受けて、
自分自身を立て直す
過程が、赤裸々に綴られていたりします。
その後、カウンセリングを定期的に受けたり、心理学を学んで知識を血肉にするなど、自分自身の立て直しを継続しています。その甲斐あって、鬱状態からは脱却。マイナス思考に押しつぶされる事も殆ど無くなり、過去の思考は少しずつですが改善されてきています。
立て直すにあたってこれまでの人生の棚卸しして、それらマイナス要素が生まれる源流となった幼少期を特に深掘りした事により自分を俯瞰して見られるようになった(「メタ認知」といいます)事が一番大きく、マイナス要素を徐々に手放す原動力となっています。
例えば、妻から何か苦言を言われたとしても、「ああ、自分が今悲しいのは、子供の頃に叱責され続けたアレルギーで過剰反応を起こしているんだな。」と冷静に俯瞰できる自分を手に入れられます。言われた時のショックをないことにするのはすぐには難しいですが、少なくとも感情に飲まれる事は格段に減ります。
過去の「自分」を俯瞰して見る――これのいかに難しいことか。
毒親育ちだったとか、いじめられっ子だったとか、なにげに
サラッと
書いていらっしゃいますが、これ、めっちゃくちゃスゴイことだと思いませんか。
私なら、仮にそうだったとしても、多分どっかで認められない自分がいると思います。
しかも、普通なら、
「毒親が悪い」
「あの時のいじめっ子が悪い」
って、悪口の一つも出ますよ。
というか、私なら出る。笑
でも、けんけんさんには、そういう
ただネガティブなだけの影の部分
が全く見えないんです。
ちゃんと「自分」を認めた上で、答えを掴んだから、彼の言葉には、淡々とした中にも
常にプラス志向・未来志向
が宿ってるんですね。
要するに、
マジで這い上がった人なんだな
っていうのが、言葉の端々からもわかるんです。
子育てって、「できてる人」の話を聞いても参考にならないじゃないですか。
「そんなん、お前だからできるんやろ」
みたいな。
だから、けんけんさんみたいに
「僕も全然だめでしたよ」
って人が、
そこからマジで這い上がって、子どもと向き合ってきた話は、
腹落ち感がある
よね、と。
まずはその点が大きな魅力の一つです。
魅力② 最強の免罪符
そんなけんけんさんが大切にしている信念の中でも、
特にこれは素敵だなと思うのが、
自分を許す
というスタンスです。
けんけんさんはこれを、
シャンパンタワーの法則
と命名しています。
シャンパンタワーの法則
僕が勝手に「ぽいな」と思って付けたんですが、「自分を大切に出来てこそ初めて他人に優しく出来る」という概念です。
ホストクラブのシャンパンタワーを想像してください。一番上のグラスがあなた。常に自分を満たし続けることで、溢れた余裕が下のグラス(妻や子供)を自然と満たしていきます。
…
僕たち内向的な人が「定期的なエネルギー管理」をすることは、単なるわがままなんかではなく、家族を愛し続ける為の「必須のメンテナンス」なのです。
つまり、
「戦略的」自分ファースト
を推奨してるんですね。
けんけんさんの場合、具体的にはこんな感じ。
僕は日々長距離通勤をしているのですが、通勤時間はインプット(読書、Voicy)とアウトプット(Voicyへのコメントや、写真のInstagramへの投稿、noteの執筆などなど)をする時間に。
夜勤明けには少し写真を撮ったり、疲れた帰りがけには自分にプチご褒美システムを発動したりしています。
これが、一番上のグラスからこぼれた「余裕」となり、ご家族にもしっかりシャンパンが満たされてくと。
完璧を手放せないパパ・ママにとって、
ほかでもない、
マジでどん底から這い上がった
けんけんさんのこのスタンスは、
自分を許す強力な免罪符
になるのではと思います。
だって、いっつもテキトーに生きてる私みたいな
パッパラパー
が、自分を許しましょう!なんて言ったって、説得力ゼロですから。笑
また、これはシンプルにめっちゃくちゃ秀逸な例えでもあります。
というのも、国を運営する経済政策のアイデアの一つに、
トリクルダウン
という考え方があります。
シャンパンタワーと同じで、国の経済のテッペンの一部分に水を注ぎこみまくると、やがて溢れて、その下のコップにも水が注がれていくよね、というアイデアです。
一時期、
アベノミクス
がこのトリクルダウンの考えを採用していたと言われています。
そこで想定されているのは、「値上げによって企業の収益に余剰が生まれたので賃上げというかたちでそれを労働者に還元する」という仕掛けです。…この動きは、値上げで生まれた余剰が労働者に滴り落ちる(英語で言うとtrickle down)ようにも見えるので、当時はトリクルダウン理論と呼ばれていました。
つまり、まず規制緩和や金融緩和で企業にガッツリ稼いでもらえば(=テッペンのコップに水を注げば)、自然と賃金も上がり、国民全体の暮らし向きも良くなる(=その下のコップにもあふれ出ていく)だろう、と。
実際、第二次安倍政権が終わった後くらいからゴリゴリインフレと賃上げが進んでいき、春闘ではベア5%越えも珍しくなくなったほか、いまや
大卒初任給40万
を謡う会社もぼこぼこ出てきているくらいです(※アベノミクスの成果なのかは諸説あります)。
つまり、シャンパンタワーの法則と言うのは、
国家運営を語る理論のアナロジー
と言えるのです!
どうです?
戦略的自分ファースト、試してみたくなりましたか!?笑
魅力③ 圧倒的誠実さ
最後に、けんけんさんの魅力が凝縮された、個人的なお気に入りの記事を。
よく、公園で見知らぬ子どもと遊具の取り合いでトラブりそうになったとき、
こらこら。
「おともだち」にも使わせてあげなさいね。
とか、言ったりするじゃないですか。
けんけんさんは、この
「おともだち」呼び
に一石を投じます。
まだ小さい頃の娘を連れてとある公園に行った時の話。
遊んでたら他所の子と軽くぶつかってしまった。まぁ、子供同士ならよくある光景。怪我もしてなそうだしまぁまぁまぁ、だ。
相手の親御さんは駆けつけるや否や、
「コラっ!おともだちにごめんなさいは?」
ーおとも、だち…あぁ、娘の事か…初対面だけどな。
親御さんの血相とは裏腹に、この幼児語独特の「言い回し」に、今となっても戸惑いを感じているのです。
なんでかって?
そりゃ、
その「見知らぬ子」は、
ただの「見知らぬ子」なのであって、
友達じゃないから
です。
あっ、いや、別に小泉構文なんかじゃなくてですね。。笑
けんけんさんは、
言葉一つとっても、
ものすごく誠実
なんです。
けんけんさんはこう言います。
まだ先の話だけれど、小学一年生になったら「ともだち100にんできるかな」といった歌も、おそらく避けて通れなくなる。その歌に触れるような時期になったら、これまでの事実との乖離について、子供たちにどう説明をしていけばいいのか…。
或いは「ともだち100人〜」を理想とし、縛られながら生きていくのか…。それはそれで、実現できたら素晴らしい事だけれど、もし実現できなかったなら、「僕は友達が居ないダメな子なんだ…」と、自己肯定感の著しい低下を招く結果となるのではと思ってしまう。
かつて、自分の子供時代のように。
つまり、こういうことです。
もし「おともだち」の定義がガバガバなまま育ったら、
誰とでも仲良くできない自分
や、
友達が100人いない自分
を責めることになるんじゃないか、と。
でも、
友達とは、
心が通い合った関係である(=稀少である)
という定義を持っていれば?
数は少なくていい、質が大事!
という、極めて真っ当なメンタルをもつことができるようになりますよね。
ただでさえ、年を取ればとるほど、友達という存在は、
濃ゆい関係を前提
とするようになっていきます。
ましてや、大人になって、家庭ができれば、心通じる大親友だって年に数回会うかどうかという世界ですよ。
だったら、そもそも子どもに、
見知らぬあの子も、おともだち
みたいな、わけわからんキャッチコピーでファンタジーな世界を植え付ける必要ないじゃん、と。
冒頭の、
うーん、今日も愛されてるなあ~~。
ウフフ。
では済ませないお人柄とあわせて、子どもに対してものすごく誠実に向き合っているんだなというのがひしひしと伝わってくる名文です。
他の記事群とあわせ、ぜひご一読を!😎
(ご参考 1/2)あなたの記事を紹介させてください!
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(ご参考 2/2)引用した書籍
まさか子育てNoteにこんな経済学の本が出てくるとはという感じですが笑、物価研究の第一人者が書いた、最近のインフレについての本です。
よろしければぜひ。
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お気持ちめちゃくちゃ嬉しいです!でも、本当にいいんですか?