屋久島で食べていたハンダマのパスタ
屋久島で農業の仕事をしていた頃、畑でよく見かけた野菜のひとつがハンダマでした。
初めて見たときは少し驚きました。というより、こんな雑草みたいなのを食べるの?そう思ったのを今でも覚えています。栽培していたというより、そこらへんに自生しています。
会社の敷地内や、畑のいたるところに生えていました。
葉の表は緑色なのに、裏側は鮮やかな紫色。

ハンダマとの出会い
ハンダマとは?
ハンダマは沖縄で親しまれている伝統野菜で、葉の表は緑色、裏は鮮やかな赤紫色をしています。熊本では「水前寺菜(すいぜんじな)」、石川県では「金時草(きんじそう)」と呼ばれ、地域によって名前が変わるのも特徴です。加熱すると少しぬめりが出るため、おひたしや味噌汁、炒め物などによく使われています。
沖縄では古くから食べられており、「血の葉」「不老長寿の葉」と呼ばれていたという話も残っています。
参考リンク
・沖縄食材情報サイト「ハンダマ」
・石川県の伝統野菜「金時草」とは?(マイナビ農業)
屋久島でも栽培されていて(というかそこらへんに自生しています)私が働いていた畑でも収穫していました。屋久島は雨が多いので、勝手に育ちます。
夏の暑さにも強く、元気に育つ野菜です。
おひたしや味噌汁に入れても美味しいのですが、私がよく作っていたのはパスタでした。
農作業終わりの時短メニュー
農作業は朝早くから始まります。
夏になると日差しも強く、汗だくになることもしばしば。
仕事が終わって寮に戻ると、できるだけ簡単にご飯を作りたくなります。
そんな時によく作っていたのがハンダマのパスタでした。
材料はシンプルです。
パスタ
ハンダマ
ベーコン
にんにく
鷹の爪
オリーブオイル
パスタを茹でている間に、フライパンでにんにくと鷹の爪を炒めます。

香りが立ったらベーコンを加え、最後にハンダマをさっと炒めるだけ。

茹で上がったパスタを絡めれば完成です。

シンプルだけど飽きない味
ハンダマは加熱すると少し柔らかくなり、独特の食感があります。
ほうれん草とも違う。
小松菜とも違う。
どこか優しい味わいです。
にんにくの香りとベーコンの旨味が加わると、それだけで十分ごちそうになります。
特別な調味料は必要ありません。
塩と黒こしょうだけでも美味しく食べられます。
本土でも再現できます
ハンダマは本土ではあまり見かけない野菜です。
もし手に入らなければ、
ほうれん草
小松菜
水菜
春菊
などで代用できます。
もちろん風味は違いますが、葉物野菜をたっぷり使ったシンプルなパスタとして楽しめます。
屋久島で食べていた普通のご飯
観光で屋久島を訪れると、
首折れサバ
トビウオ
たんかん
などの名物に目が行きます。
もちろんそれらも美味しいのですが、実際に暮らしてみると毎日食べるのはこうした家庭料理でした。
畑で収穫した野菜を持ち帰り、寮のキッチンでさっと作るパスタ。
豪華ではありませんが、今思い返すと屋久島らしい思い出のひとつです。
紫色の葉が印象的なハンダマを見るたびに、あの畑や寮での暮らしを思い出します。

ハンダマの主な栄養素
ハンダマ は沖縄や南西諸島で親しまれている葉物野菜です。葉の裏側の紫色が特徴で、さまざまな栄養素を含んでいます。
ポリフェノール(アントシアニン)
葉の紫色のもとになる成分です。
ブルーベリーなどにも含まれることで知られています。
β-カロテン
体内でビタミンAに変わる栄養素です。
緑黄色野菜に多く含まれています。
カルシウム
骨や歯の材料となるミネラルです。
鉄分
赤血球を作るために必要な栄養素です。
カリウム
体内の余分な塩分を排出する働きがあります。
食物繊維
野菜に含まれる成分で、毎日の食生活に欠かせません。
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