#076-080:前進・姿勢・正直さがプロジェクトを加速する【25年の現場経験から学ぶ PM Tips まとめ】
プロジェクトを遅らせる原因は、技術や知識の不足だけではありません。
多くの場合、
「想定外」という言葉で思考を止めている
完璧を求めて行動が止まっている
PM自身の姿勢がチームに影響している
成功体験が個人の記憶で終わっている
正直な報告が損になる文化になっている
といったマネジメントのあり方に課題があります。
今週は、リスクへの向き合い方、前進し続ける実行力、PMの心構え、成功の構造化、そしてプロジェクトを加速させるバッファマネジメントに関するTipsをまとめました。
#076 :想定外の正体(本質)
「想定外」で片づけていい失敗は、どこまでありますか。

トラブルが起きるたびに、
「想定外だった」
で終わらせてしまうと、
同じ失敗は繰り返されます。
もちろん、すべてを予測することはできません。
しかし、
考えるべきだったこと
確認すべきだったこと
備えるべきだったこと
まで「想定外」にしてしまってはいけません。
リスク管理とは、
未来を当てることではなく、
考えるべきポイントを見落とさないことです。
#077 :不完全な前進(実行)
実行力とは、完璧を目指さず前に進み続ける力。

完璧を求めるほど、
人は動けなくなります。
細部に時間をかけ続けるより、
まず前へ進む。
動きながら改善する。
学びながら修正する。
この積み重ねが、
最終的には高い品質へとつながります。
プロジェクトは、
止まらないことが何より重要です。
#078 :PMは鏡(心理)
チームの空気は、PMの姿勢をそのまま映す鏡だ。

PMが焦れば、
チームも焦ります。
PMが不安になれば、
チームも不安になります。
反対に、
落ち着いて話を聞く
冷静に判断する
前向きな姿勢を示す
そんなPMの姿勢は、
チーム全体へ自然に広がっていきます。
マネジメントは、
まず自分自身を整えることから始まります。
#079 :成功の構造化(再現性)
うまくいった経験を、記憶で終わらせるな。

成功は、
思い出にしてしまうと再現できません。
重要なのは、
なぜ成功したのか
何を判断したのか
どんな関わり方が効果的だったのか
を言葉にし、
仕組みとして残すことです。
経験を構造化することで、
成功は個人の財産から組織の資産へと変わります。
#080 :隠れ時間の排除(バッファ)
早く終わった仕事を、隠す文化が遅延を生む。

「早く終わったと言うと、
次の仕事が増える。」
そんな空気がある組織では、
誰も本当の進捗を報告しなくなります。
早く終わったことを評価し、
すぐ次へつなげる。
その文化があれば、
プロジェクト全体の流れは大きく改善します。
バッファは隠すものではなく、
全体最適のために活かすものです。
今週のポイント
今週の5つのTipsに共通しているのは
プロジェクトを前進させるためには
「止まらない仕組み」と「正直に動ける文化」をつくることが重要である
という点です。
想定すべきことを考え抜く
完璧より前進を優先する
PM自身が良い空気をつくる
成功を構造化して残す
正直な報告を歓迎する文化を育てる
こうした積み重ねが、
チームの実行力を高め、
プロジェクトを継続的な成功へと導きます。
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より具体的な手法・ツール・考え方は
**『現場目線のプロジェクトマネジメント技術』**で詳しく解説しています。
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📙書評家高橋一彰氏
