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第172話 「普通に働けない自分」と社会の間でどう生きるか

教員として働く中でうつ病を経験し、休職・入院・リワークを経て回復の途中にいます。
このnoteでは、うまくいかない日も含めた闘病の記録と、自己肯定感について綴っています。
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フォロワーのみなさんのおかげで、
ついに合計10000回のスキをいただきました。

いつも読んでくださって、
本当きありがとうございます。

これからも私にしか書けないことを
私らしく書いていきたいと思います。

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169話に、こんなコメントをいただきました。

「私は働いているものの障害者枠ということもあり、周囲がみな普通に接してくれるわけではないです。自分自身が特殊、異質に感じて組織の中で孤独を感じています。」

バニングさん、ありがとうございます。

このコメントを読んで、
自分が療養中に何度も考えた問いが、
一気によみがえりました。

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精神疾患を経験した人なら、
一度は考えたことがある問いがあります。

障害者枠で働くか、健常者枠で働くか。
病気のことを話すか、話さないか。
休職していたことを、どう説明するか。

どちらを選んでも、葛藤があります。

障害者枠を選べば、
「特別扱いされるのでは」という目が気になる。

自分が「普通でない」という
ラベルを貼られる感覚がある。

健常者枠を選べば、
「バレないように」という緊張が続く。

100%を求められる環境で、
自分のペースを保てない。

どちらを選んでも、
「ここに自分の居場所はあるのか」
という問いがついてきます。

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私はうつ病で休職しました。

回復途中、「次にどう働くか」を考えたとき、
とても迷いました。

元の職場に戻る。
別の職場に移る。
障害者枠という選択肢を使う。
しばらく働かない。

どれが正解か、わかりませんでした。

そして正直に言うと、
「障害者枠」という言葉に、
抵抗を感じていました。

自分がその「枠」に入ることへの、
恥ずかしさのようなものがありました。

今思うと、その抵抗感自体は、
私たちが生きている社会全体が
作り出したものでした。

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私たちの社会は、
100%の力で働ける人を前提に作られています。

毎日同じ時間に出勤できる人。
残業もこなせる人。
体調の波がない人。

でも、そんな人間が、どれだけいるでしょうか。

疲れる日がある。
調子の悪い日がある。
人より休みが必要な日がある。

それは、ほとんどの人に当てはまることです。

「普通に働ける人」という基準は、
実は相当に高いハードルです。


障害がある人だけでなく、
多くの人がそのハードルに苦しんでいます。

そして、それを言える環境がないだけです。

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バニングさんが
「自分が特殊、異質に感じる」と
書いてくれました。

この感覚は、とてもよくわかります。

でも、この「普通」とか「特殊・異質」の基準は、一体、誰が決めているのでしょうか。

153話で書いたことと重なりますが、
「普通」は誰かが作り出した多数派のルールです。

そのルールに合わない人が「異質」なのではなく、
そのルール自体が、
多様な人間を前提にしていないだけです。

このnoteを読むあなたが
異質なのではありません。

多様性という言葉が
たくさん聞かれるようになりましたが、
社会の側がまだまだ、
追いついていないのだと思います。

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そして、
現実的に働くとなったとき、
「どこに着地点を見出すか」という悩みに対して、
簡単に答えは出せません。

ただ、私が療養を経て感じていることがあります。

着地点は、
1つじゃなくていいのかもしれません。


今日の着地点と、
半年後の着地点は、違っていていい。

今の働き方が、
5年後も同じである必要はない。

今の自分の状態に合った場所で、
今日を生き延びること。

それだけを、
今の目標にしていい時期があります。

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「組織の中で孤独を感じている」という言葉が、
心に残っています。

これは、障害者枠に限らず、
多くの人が感じていることだと思います。

でも、障害者枠で働く人の孤独は、
少し特別な重みを持っているかもしれません。

「特別扱いされている」という目。
「なぜあの人だけ」という空気。
本当の自分を見せられない緊張感。


その中で毎日働いていることは、
それだけで相当なエネルギーを使っています。

バニングさんが今日も働いているという事実を、
私はすごいと思っています。


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働き方について、悩んだことがありますか?

病気のことを話すかどうか、
迷ったことがありますか?

社会との間にギャップを感じながら、
それでも今日を生きているあなたへ。

あなたの働き方は、
誰かの「普通」に合わせる必要はありません。

今日、ここにいることが、
まず何より大切です。

バニングさん、
コメントをくださってありがとうございました。

バニングさんの言葉が、
同じ場所にいる誰かに届いていると思います。

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