【ARMY目線】今更訊けないグラミー賞についてのアレコレ【Q&A】
【追記:2026/8/17】「追記:「アジアン・ポップ賞」を再検討!?」を追加
グラミー素人(私)に伝えたいアレコレ
BTSのグラミー賞エントリーしない宣言から一週間経ちましたが、世の中まだまだ話題ですね。
話題の広がりに乗じて色んな人が意見を述べていたので、興味深く読ませてもらっています。中には、色んな疑問を持っておられる方もいました。
私もこれまでグラミー賞のシステムに興味を持ったことがありませんでしたから、この機会に色々調べました。ルールブックまで読みに行っちゃったわ。
内容を共有しますので、もしご参考になれば幸いです。目次から好きなところへジャンプして下さい!
今更訊けないグラミーの疑問
※基本的にはルールブックやGrammy出典資料を参照しており、それらへのリンクは記事の下部にあります。
どういう賞なの?
映画のアカデミー、TVのエミー賞、演劇のトニー賞と並ぶ4大賞の1つで、音楽業界で最も権威があるアメリカの賞です。賞金は出ません。
「同業者が選ぶ賞」というのが基本理念なので、ファン投票はありません。
メイン賞とジャンル賞って何?
一般的に「グラミー賞」と言って思い浮かべるのは、やはり生中継も入って派手なメイン賞じゃないでしょうか。
それ以外にもジャンル別の賞があり、合計100部門になっています。
メイン賞(主要6部門)
年間最優秀アルバム
年間最優秀レコード
年間最優秀楽曲
最優秀新人賞
年間最優秀プロデューサー NEW!
年間最優秀ソングライター NEW!
ジャンル賞(94部門)
ポップ、ロック、R&Bなどの11ジャンル
誰が受賞者になるの?
20%以上参加率のあるアーティスト・クリエイターです。
バックコーラスに入っただけ、くらいだと受賞者の肩書はもらえません。
※だからColdplayとの『My Universe』はBTSのノミネート回数にカウントされてます。
一般人も授賞式に参加できるの?
授賞式は完全な「招待・キャスティング制」だそうです。
※BTSはLil Nas Xとのコラボ・『Dynamite』・『Butter』で3回、パフォーマンスにも招待されています。
エントリー
誰がエントリーするの?
賞レースへのエントリーは、主催であるRecording Academyの会員か、登録しているレーベルが行います。
エントリーしなければ受賞しないの?
選考課程に入らないので、ノミネートや受賞もしません。
※BTSは今回、これを選択しました。
※一応、エントリー不要な特別賞(生涯功労賞や理事会賞)はありますが、通常の音楽賞ではありません。
エントリーした部門が変更されることはあるの?
あります。各ジャンルの専門家で構成される審査委員会の裁量判断(3分の2以上の特別過半数)により、強制的に部門変更をすることができます。
様々な音楽ジャンルの専門家300名以上で構成される審査委員会は、作品が適切なカテゴリーに分類されるよう協議します。
※グラミー賞受賞者のRicky Kejは、この移動に対して不服申し立てをすることは「原則できない」と述べています。
さらに、アーティストがより幅広いポップ部門へのエントリーを選択した場合でも、アカデミーのジャンル委員会は、そのエントリーを「アジアン・ポップ」部門に再割り当てする裁量権を有しています。私の経験上、これらの決定は通常、不服申し立てができません。
グラミーをボイコットした例は?
たくさんあります。今回BTSはエントリーしないと声明を出しましたが、他にも授賞式やパフォーマンスの辞退など、事例が豊富です。
最近「The Weeknd」との和解が報じられ、改革に向かっているかに思えたのですが……?
今だとBTSが引っかかると思うので、まずは以下のワードで検索してみてください。
グラミー 辞退 理由 -bts 投票権と投票会員
誰が投票するの?
レコーディング・アカデミーの投票会員です。2026/7/30の発表では、15,000人とされています。
主要なエンタメ賞の投票人数(規模比較)
アカデミー賞:約10,000人
映画芸術科学アカデミーの会員が投票
エミー賞:約24,000人
TV芸術科学アカデミーの会員が投票
トニー賞:約800人
NYのブロードウェイが対象なので、劇場関係者や批評家など少人数
投票会員になるための条件は?
推薦:2名以上のプロからの推薦が必須(自己推薦不可)
実績:12件以上の商業的クレジットを持つこと(直近5年以内のリリースを含む)
例外は過去5年以内の受賞・ノミネート者で、条件が少し緩くなります。
年会費は150ドルで、5年に一度現役の証明チェックがあるようです。
アジア系の投票会員はどれくらいいるの?
2025年のGrammyメンバーレポートによれば、5%です(当時13,000人として、約650人)。
※投票の偏りを防ぐためグラミーは投票会員の増員を勧めており、「既存メンバーからの推薦」や「公式企画への選出実績」による審査の比重が増しているようです。
投票は1人1票なの?
そうですが、投票できる部門数が違うので、全投票会員が同じ票数を持っているわけではありません。
また、今回(第69回)から「Ballot Plus」と呼ばれるシステムが採用され、一部会員の投票権が拡大されました。
基本ルール
特定の賞に対しては、1人1票
投票できる部門数
メイン部門
投票会員全員が主要6部門に投票可能
年間最優秀アルバム、年間最優秀レコード、年間最優秀楽曲、最優秀新人賞、年間最優秀プロデューサー、年間最優秀ソングライター
ジャンル部門
投票会員の専門ジャンルに応じて「最大3つのジャンル内」かつ「最大10部門まで」投票可能
NEW!: 実績と申請のあった投票会員に限り、ジャンル制限なしで「最大15部門まで」投票可能

要するに、メイン賞には全員が投票できますが、残りの各ジャンル賞に関しては、違いがあります。
※「アジアン・ポップ賞」に関しては、アジア系投票者の少なさから、「Ballot Plus」がリスクとして働くのではないかという懸念が指摘されています。
アジアン・ポップ賞
「アジアン・ポップ賞」って何?
正式名称は「BEST ASIAN POP MUSIC PERFORMANCE(最優秀アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス賞)」です。
今回(第69回)から初めて新設されました。
応募条件:
対象はシングルまたはトラック
アジア市場で広く認知されている現代ポピュラー音楽(K-Pop、J-Pop、C-Popなど)
選考の判断基準は「音楽スタイル」であり、民族性や国籍ではない
1つ以上のアジアの言語を意味のある形(meaningful use)で使用していなければならない
全体が英語で歌われている楽曲は本部門の対象外
バンタンに例えるなら、アルバム「ARIRANG」ではなくその中の各曲が対象です。
歌詞が全て英語の『SWIM』は対象外。英韓が混ざってる曲は、「意味がある」と認められればOK、となります。
※ジャンルは「音楽スタイル」で決まるとしながら、市場や言語で除外される点には大きな批判が集まっています。
「地域や人種=音楽スタイル」ではありませんし、アジアのアーティストが英語曲を歌うことは珍しくありません。
アジアには英語やヨーロッパ言語を公用語・準公用語とする国も存在しますし、そうなった背景を考えれば慎重に検討すべき理由も明らかだと思います。

(「アジアには英語を公用語・準公用語とする国も存在する」と指摘したコメントに対して)
私はこうした議論を関係者と多く重ねてきた立場ですが、アジアの国々で英語が母語として使われているという視点は、非常に興味深い捉え方だと思います。とても鋭い良いご指摘です。ご意見をシェアしていただきありがとうございます。
「意味のある形(meaningful use)」って何?
「実質的・中心的な役割を果たしていること」だそうです。
「アジア言語曲に英語が入ってるな」と思える程度なら認めるけど、歌詞の大半が英語で合いの手みたいにアジア言語が入ってるのはダメだよ、ということだと思われます。
※アジア言語の意味合いをアメリカのRecording Academyが査定することになってしまうので、表現に対する制限だという視点から批判が出ています。
アジア人が歌う英語曲はどこに入るの?
「アジアン・ポップ賞」ではなく、一般のポップ部門などに入ります。
※逆に言うと、アジア人がアジア言語で歌うと「アジアン・ポップ」で一くくりにされてしまいかねないので、実質の隔離政策だという視点から批判が出ています。
韓国語版を作れば両方応募できるの?
言語違いによる二重エントリーはできません。
1つの曲で選考対象になるのは、1つの曲につき1ver.
ある「ジャンル部門(パフォーマンス部門)」でエントリー対象になった曲は、重複して選考対象になることができない
ただし、「主要部門(メイン賞)」に限り重複が可能
要するに、『NORMAL Korean Ver.』を「アジアン・ポップ賞」にエントリーした場合、通常版『NORMAL』を別のジャンル賞にエントリーすることはできません。
ただし、メイン賞は別枠なので、『NORMAL』をエントリーすることが可能です。
※過去、専用部門があるとメイン部門で選ばれなくなるという受賞傾向があるため、実質の隔離政策だという視点から批判が出ています。
アジアってどの範囲?
不明です。地理的にはウラル山脈以東のロシア・アラビア半島までが入ってしまいます。
しかしグラミー側が言及したのは「J-POP、K-POP、C-POP」であり、実質的には東アジアおよび東南アジアの一部だと受け取れます。
※地理的な範囲だと広すぎて、それをまとめるのは暴挙だろうという批判が出ています。
BTSとグラミー賞
BTSは何て言ったの?
僕たちは今年、グラミー賞にエントリーしないことにしました。
音楽が地域や言語で区分されるのではなく、音楽そのものとして聴かれ、愛されることを願っています。
いつも寄り添ってくださるARMYをはじめ、すべての方々に心から感謝を申し上げます。
メディアではわかりやすく「ボイコット」と呼ばれていますが、日本語だと「呼ばれてたのに出ない」ニュアンスが出るように感じられます。今年はエントリーしないことを決めただけなので、「ボイコット」でも「辞退」でもないように思いますが……「見送り」かなあ( ;∀;)
ついでに言うと、永続的な決別でもないですね。
グラミーはそれに対して何て言ったの?
「今年、BTSがグラミー賞のプロセスに参加しないことを選び、非常に残念に思っています。しかし、一人の音楽クリエイターとして、彼らの決断を理解し、尊重します」とメイソン氏は記しています。
「しかし、この議論の中で見落とされているように思われる点を説明しておきたいと思います。アジアン・ポップ部門は、アジアから生まれるポップ音楽の深み、多様性、そして目覚ましい発展を称えるために新設されたものです。この新部門の精神は、これら重要なアーティストたちに特別なスポットライトを当てることにあります。部門が増えるということは、より多くのアーティストの作品が評価されることを意味します。決して区分けするためではなく、15,000人に及ぶグラミー投票メンバーによって評価される対象を広げるためのものです」
メイソン氏はさらにこう続けました。「また、はっきりとさせておきたいのですが、アジアン・ポップ、ジャズ、カントリーといったジャンル部門に楽曲をエントリーしたからといって、年間最優秀レコード、年間最優秀アルバム、年間最優秀楽曲といった主要部門(General Field)へのエントリーや選考から除外されるわけではありません。これらの部門は、ジャンルに関係なく資格を満たすすべての楽曲に開かれています。ジャンル部門での評価と主要部門での評価は排他的なものではありません。アーティストはその両方を完全に目指すことができます」
要するに、「アジアン・ポップ賞(Best Asian Pop Music Performance)」は隔離用ではなく受賞機会を増やすためのもので、ジャンル部門とメイン部門の両立は可能です、というのがグラミー側の意見です。
※ただ、これはBTSの声明に対するアンサーとしては噛み合ってないよね、というのが個人的な受け取りです。
確かに、規則にはアジアのポップソングが一般カテゴリーにノミネートされることを禁じる条項はない。しかし、同氏が述べているようなシステムは、これまで一度もそのように機能したことはない。一般カテゴリーは常にオープンだった。制約はオープンさではなく、投票者自身だ。
「アジアン・ポップ賞」が確実なら嬉しいのでは?
これは別にBTSの意見を代弁するわけではないのですが……
一般的に、「グラミー賞受賞」は、本家グラミー賞のメイン賞を指します。要するに、それが「業界内で認識されている格式」であり「本筋」です。グラミー・ラテン賞ができてもそこは変わらなかったように感じます。
世界市場で戦えるアーティストなら、同じ土俵で評価されたいと願うのではないでしょうか。
自負があるなら、出場チャンスの高いマイナーリーグより、メジャーリーグで勝負したいでしょう。
その場合、新賞設立は「チャンスの拡大」ではなく「ガラスの天井」に見えるのではないかと想像します。
ジャンル賞でもグラミーの名声は絶大ですから、名前を知ってもらえるチャンスとして狙いたい人がいても、それは当然だと思います。
海外の反応は?
欧米メディアは、過去アーティスト達が声を上げた事例や、黒人隔離政策の根拠となった「分離すれど平等(Separate but Equal)」を連想し、喝采する意見が多いです。
業界関係者からの意見や提案なども、様々な方向から出ています。
もしくはグラミー賞は長年、非欧米圏の多種多様な音楽を「ワールド・ミュージック(現グローバル・ミュージック)」と一括りに処理してきた構造がいい例だ。加えてグラミー賞はまた、アフリカ系アーティストの革新的なポップ作品を「アーバン」や「ラップ」へ押し込んできた歴史をもつ。
これらはいずれも、「欧米・白人・英語圏」を標準とし、そこから外れる存在が本丸の領域を侵食しそうになると「専用の特別枠」を用意して囲い込み、メインストリームの支配的価値観を保護する「分離すれど平等(Separate but Equal)」の再来と言える。
韓国側でも、過去のメディア報道を振り返れば驚くほど、BTSの判断に対して好意的です。一部何でもディスる人もいますが、それはどの国にもいますね……。
個人的な感想としては、海外の巨大権力を撥ねつけたBTSの姿に、愛国心や反骨の気概が反応し、誇りに感じるんじゃないかと思っています。
米英圏の現地メディアや業界関係者の間では、この件について「グラミー賞の権威そのものの問題に発展している」という評価が出ている。
CNNは「規定上、BTSがアジアン・ポップ以外の他の部門で競争することが不可能というわけではないが、他のK-POPアーティストたちのために立場を表明しているのだ」とし、「彼らもまた、グラミー賞ですべての人が同じスタートラインで競い合える公正な環境を望んでいるからだ」と報じた。
英ガーディアンは「(BTSは)遠回しに表現してはいるが、明らかに強烈な批判である」とし、これまでグラミー賞でアジアの音楽家たちが疎外されてきた現実を併せてスポットライトを当てた。
米ビルボード、AP通信、ピッチフォークなども、これまでBTS以前にもドレイクやザ・ウィークエンドといったグローバル・ポップスターたちがグラミー賞の不透明な審査基準や差別的要素に反発した事例を併せて取り上げた。
グループ防弾少年団(BTS)が2027年のグラミー賞へのエントリーを断念した中、彼らの決定が世界の音楽界における主要なイシューとして浮上している。
主要海外メディアは、BTSの動きをアメリカ中心の大規模な音楽授賞式でアジアの音楽家たちが経験してきた疎外や差別の議論の延長線上から捉え、グローバルファンダムのARMYもチャート逆走プロジェクトで力を添えた。
これを受け、グラミー賞を主管するRecording Academyが、単なる立場の表明を超えて、これまで提起されてきた不透明な審査基準や差別的要素を改善する具体的な行動をもって答えるべきだという指摘が出ている。
感想
「アジアン・ポップ賞」は実質上の隔離政策と批判されていますが、こうして見ると「Ballot Plus」も似たような機能であるように見えます。
意見の多様化を目指して投票会員を増やすと、こう言うと申し訳ないですが投票者の質の担保が難しくなります。
だからこそ、安全なベテランには投票権を強めてジャンルの壁を取り払い、逆に有象無象はあちこちのジャンルに散逸しないよう安全なラインに囲い込んだ、と取れるシステムだからです。
今年の改定でこれらが同時に採用されたことから、ある意味グラミー側も投票の荒れを予想していた……という見方をすることもできるのではないでしょうか。
無視できない新勢力には「アジアン・ポップ賞」枠を与え、ベテラン票の影響力で投票の荒れを防ぐという、メインストリーム保護の構図です。
実際はBTSのエントリー見送りで、投票の前に世論が荒れてしまったわけですが( ;∀;)
今年からの変更という共通項では「最優秀ラテンソング部門」もあります。去年バッド・バニーがスペイン語アルバムでメイン賞を獲ったので、隔離が進んゲホゴホ
あっ放映権の変更もありましたね! 正直、視聴率を握るBTSに合わせてグラミーが色々対策したがハシゴを外されたのが今、という感が否めません。
記事要約:
GrammyはDisney+等と、数百億ウォン規模の10年間の長期中継権契約を結んだ。 しかし今回のBTS離脱により、これまで視聴率やオンラインの広告収益を牽引してきた存在を失い、大きなトラフィック低下と経済的損失を被る見込み。
日本人は差別に疎いと言われますが、それでもBTSの「ARIRANG」を巡る欧米音楽界の反応(各紙のアルバムレビューや、上半期ベストアルバムへの選出状況など)を見ていると、彼らが直面している壁というのはかなり高いのだろうと想像がつく部分がありました。
「K-POP」と聞いた瞬間「本物じゃないな」と脊髄反射で拒否る層も、やはり業界にはいるからです。
その中で、今回のエントリー見送りについては大勢の声が揃っているというのが、非常に印象的でした。
それだけ長い背景がある、注目度の高い案件だと感じますし、この反響の中でグラミーがどういう反応をするのかにも注目されます。
個人的にはグローバル人気の高い日本枠として、BABYMETALに期待中。昔サマソニでバンタンとニアミスしてたんですよ……!
アジアン・ポップじゃなくロックジャンルに入るはず、と期待しています!!

追記:「アジアン・ポップ賞」を再検討!?
Grammyが8/21のエントリー〆切を前に、「アジアン・ポップ賞」を再検討する可能性を示唆。おいおい。
バラエティ誌の情報筋によると、メイソン氏をはじめとするグラミー賞の幹部らは、K-POP、J-POP、C-POP、インドなどを代表するアーティストや幹部と協議を重ねてきたという。アカデミーは、この分野のメンバーやリーダーたちと協力し、新カテゴリーや新賞の導入プロセスについてさらなる助言を求めるため、理事会および賞・ノミネーション委員会を招集する予定だ。
これは、メイソン氏がBTSのボイコットに対して当初示した姿勢からの転換を示すものだ。当初、彼はこの賞をより力強く擁護していた。「この新しいカテゴリーの精神は、こうした重要なアーティストに特別なスポットライトを当てることにある」と、当時彼は述べていた。
ARMY用の動画
参考資料
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