HDMIもSDIもある!安価なPTZカメラ「FoMaKo FMK20SDI Pro」の魅力
今回のテーマは、PTZカメラについて。
これからPTZカメラを試してみたい方にオススメな、「FoMaKo FMK20SDI Pro」という機種を紹介したいと思います。
これは比較的安価ながら、しっかりとイベントで活躍してくれるPTZカメラです。
私もほぼ同じ製品を購入してから半年以上が経ったので、その経験も交えながら魅力を紹介していきたいと思います。
PTZカメラとは
一般的なビデオカメラだと、画角の調整には三脚の雲台や、本体のズームレバーなどを使用すると思います。
リモートコントロール端子が搭載されている機種もありますが、基本的にはカメラの周辺で操作する用だと思います。

一方のPTZカメラは本体にモーターが搭載されており、パン(左右)・チルト(上下)・ズームを遠隔操作することができるカメラです。
主にリモコンやネットワーク連携で、カメラを遠隔操作することができます。もちろんゲインやシャッタースピードなど、各種設定も調整が可能です。
ネットワークならかなり離れた所からも操作できるので、配信卓から安定して遠隔操作することができるのは非常に便利です。

カメラが遠隔できるようになると、現場の運用や効率は大きく変わると思います。
カメラまで近づく手間が省けたり、内容によってはカメラマンを置く必要が無くなることもあります。
私も最近は積極的にPTZカメラを取り入れており、その様子は過去にも記事にまとめてきました。ぜひ下記から併せてご覧ください。
コスパ◎なFoMaKo社のPTZカメラ
そんなPTZカメラですが、ネックになる一つの要因が価格だと思います。やはり、モーターやリモート操作が加わる分、一般的なビデオカメラに比べると高くなる印象です。
そんな中、比較的安価に使えるPTZカメラとして初心者にもオススメしているのが、FoMaKo社の「FMK20SDI Pro」というPTZカメラです。
こちら、クーポンも合わせると大体7万円代から購入することができます。

このPTZカメラ、一番良いのは出力端子にHDMI・SDI・USBの3種類が搭載されており、全て同時に出力することが可能です。
状況に応じて使い分けができるのはありがたいことで、特に長距離の伝送に強いSDI端子はライブ配信の現場で重宝します。
録画こそできませんが、同時出力ができるので録画機材を同時に使うような構成も可能です。

私はFoMaKo社の「KN20A Pro」を持っていますが、これはネットワーク伝送規格「NDI」を搭載する以外はFMK20SDI Proとほぼ同じスペックです。
個人的にはLANケーブルで給電する「PoE」に対応しているのも嬉しいところ。遠隔操作のためにLANケーブルは繋げるので、一緒に給電できるのは効率的ですね。

サイズもPTZカメラとしてはコンパクトな方です。
PTZカメラの中にはサイズが大きいものも多いため、それと比較すると取り回しもしやすい印象です。
私はLykus社のハードケースに入れて運搬しています。ただし、私は使わないので、リモコンと電源アダプターは入らないサイズです。

クオリティは?
気になるのは品質面だと思うので、サンプルの動画を撮影してみました。
これは私の「FoMaKo KN20A Pro」からHDMIで出力し、キャプチャデバイス経由でOBSを使い録画したものです。今回推している「FMK20SDI Pro」とは同じ画質のはずです。
最もノイズが少ないと思われる、ゲインを最も低い設定の「0」にして撮影をしました。ベストな環境だと思うので、その画質としてご参考になればと思います。
所感としては、画質やクオリティの優先度が高いイベントでなければ、十分に使えるものではないでしょうか。
一眼カメラなどと比べれば画質は下がりますが、比べるのはさすがにお門違いです。コスパの良い画質と言えるのではないでしょうか。
むしろ、センサーサイズは比較的小さい「1/2.8インチ」なので、明るい環境かどうかが鍵になると思います。これはカメラ全般に言えることですが、やはり暗い環境だとゲインが上げる必要があり、結果的にノイズが増えます。
上記の映像も、ゲインを下げた分照明を付けて撮影をしていました。このように光がバッチリ当たることの方が珍しいと思うので、より画質は下がるものと考えていただいて良いかなと思います。

それよりも、個人的にはカメラの安定性を評価したいです。
比較的安価なカメラですが、不安定さを感じたシーンは今のところありません。長時間のイベント配信でも安定して稼働してくれました。
「安かろう悪かろう」ではなく「安かろう普通だろう」くらいは言って良いのかなと感じています。
使いづらさを感じる点
とは言え、運用する中では使いづらさを感じる部分もあります。それは、一般的なカメラとは使用感が異なる部分があることです。
ビデオカメラやスチルカメラと比較した時、設定周りで使用感が異なるところは多いです。
例えばホワイトバランスです。一般的なカメラでは「K4800」のような単位を使うことが多いですが、FoMaKoのPTZカメラでは「RG」「BG」という言葉が使われています。
何となくRGBなのかなと思いつつ、今まで使ってきたカメラとは全く異なる操作感だなと思います。

2025/6/25 追記
「K4800」の形でホワイトバランスの設定ができることを教えていただき、確認したところ設定が存在していました。誤った説明をしていたこと、お詫びします。

また、明るさのゲインも気になった点です。通常のカメラでは「ISO」や「dB」と言った単位が使われますが、0〜20の値を調整する設定でした。
こういった何も単位がない設定は初めてだったので、最初は慣れないところがありました。

ただ、これはFoMaKo社に限らず、PTZカメラ全般でこういった操作感が見られます。
PTZカメラは防犯カメラなどがルーツの世界だと思うので、一般的なカメラとは異なる世界観を持っているのかもしれません。
以上、安価なPTZカメラ「FoMaKo FMK20SDI Pro」のご紹介でした。
先日開催したオフ会「ライブハウスでPTZカメラを試すオフ会 」では、まさにこの製品をテストしてみました。
そのコスパの良さは評価が高く、参加者が後日購入したご報告もいただきました。実は以前にも紹介した方に購入いただいたことがあり、改めて手を出しやすいPTZカメラだと感じています。

ただ、FoMaKo社のPTZコントローラーは、あまり好きになれない製品でした。
作りが甘いように感じる点もあり、今はStreamDeckから操作する方法が気に入っています。
もしコントローラーも検討している方は、こちらもご参考になればと思います。
レンタルのススメ
今回紹介した機材は、パンダスタジオ様にてレンタルを提供されています。
気になった方は、まずレンタルで試されてみてはいかがでしょうか。
▼FoMaKo FMK20SDI Pro
https://bit.ly/4e9REjW

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