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Netflixドラマ『九条の大罪』|あの目をした柳楽優弥がここにいる

モノローグがめちゃくちゃ多い柳楽優弥主演の映画『夏目アラタの結婚』を配信で見てから数ヶ月。
柳楽優弥なら、その目線で、表情で、声で、喋り方で、存在感で、モノローグで伝わることよりも遥かに大きなものを表現できる気がするのに、と多少残念に思ってから数ヶ月。


皆さま、Netflixドラマ『九条の大罪』にいましたよ!何考えてるかわからない目をした柳楽優弥が。あの、強そうで弱そうで、冷酷そうで優しそうで、満足そうで足りなさそうで、全てがごちゃまぜになったような目をした柳楽優弥が、ここにいました!!!
そうだよ、私たちはこんな底知れない柳楽優弥を待ってたんだよ!さすがだよ、Netflix!グダグダ言って最近まで加入してなかった自分が恥ずかしいよ!


んでもって、監督は土井裕泰(ほか2人いますけど)。
土井さん、『スロウトレイン』(2025)の次のドラマが『九条の大罪』。『いま、会いにゆきます』『花束みたいな恋をした』からの『九条の大罪』。還暦過ぎて『九条の大罪』。かっこよすぎ。


そんなドラマ『九条の大罪』のあらすじはこちら。

半グレにヤクザ。厄介な依頼人の案件を請け負う弁護士・九条間人(柳楽優弥)は、法の力を武器に自らの正義を追求する。バディとなった烏丸(松村北斗)は、その型破りな手法を疑問視しながらも、共に社会の闇に迫っていく。


超絶どうでもいいんですけど、Netflixの公式の作品紹介文が通常のドラマや映画の公式サイトの文章より短くていつも戸惑います。
え?これだけ?もっと「これ見たい!」って思わせる感じにしなくていいの?と最初はビビりました。
今回の『九条の大罪』は内容をわかりやすくまとめているのでいいんですけど、『First Love 初恋』の紹介文読んだ時は、は?ってなりました。ちなみに、『First Love 初恋』の紹介文これ↓です。

若さ、自由、そして恋愛。全てを手に入れたような気がしていた10代の頃。でも大人になった2人は、まるで大切な何かを失ってしまったかのような、色あせた日々を生きていた。

Netflixドラマ『First Love 初恋』


は?何の話?っていうね。誰のどんな話?ってなりましたよ。
いや、いいんですけど。面白いんでね。紹介文なんかで見させようとしてねぇよってことなんでしょうね。



さて、話を戻して、とりあえず全10話見た感想を言わせてください。
大事なこと言います。まだご覧になっていない方は知らない方がいいかもしれない。いや、逆にちゃんと知って心構えができてから見た方がいいかもしれない。ご判断に任せます。






……話終わってねぇ!!!!




話が終わってねぇにもほどがある涙!
広げた大風呂敷広げっぱなし!


『サンクチュアリ -聖域-』を見た時も、「よーし、これから一ノ瀬ワタルを応援するぞ!」と私が肩を回して気合入れたところでドラマ終わったのでびっくりしましたが、『九条の大罪』はもはやその比じゃない。


会社で同じチームの子が先に見終わってたんで「私今見てる途中だから結末言わないで!」とか言ってたんですけど、もはや結末言われても何も問題なかったです。確かに私が「結末言わないで!」と言った時、既に見終わっている彼女も微妙な表情をしていた気がする……。
そう、このドラマについては「結末」なんて存在してません。通常のドラマで言うと全10話の8話か9話くらいで突然終わった感じ。
謎が残ってるとかそういうレベルじゃなく、あれもこれもあっちもこっちもそっちも何も片付いてない状態です。


10話が始まってすぐ「これ10話だよね?終わる?」と一緒に見ていた夫と心配しだしました。諸々片付けるには時間が足りなさすぎる、どうするんだ……?と思ったら、まさかのどうもしないっていう。



全然話終わってねぇ!!!!(何度も言う)



いや、もう新しい発見ですよ。ドラマってちゃんと結末作らなくていいんだなっていう。
根本シンジ(『九条の大罪』の脚本家)に新しい世界見せられました。長年ドラマを見続けてきましたけど、まだ新しい世界があったんですね。『サンクチュアリ -聖域-』の終わり方なんて可愛いもんでした。



でも、だからこそ残ります。
あの後、九条(柳楽優弥)はどうなるのか、九条と烏丸(松村北斗)の関係はどうなるのか、娘を殺された警察官との戦いは、町田啓太は、ムロツヨシは、ムロツヨシの息子は、出番が全然なかった生田斗真は、この先どうなっていくのか。


ドラマを見終わって1週間以上経ってもなお、九条たちのその後が気になっているのです。
だって、終わってないですから。九条の人生のほんの少しの時間を切り取って見せられただけで、絶対に平和なんてあり得ない「続き」が必ずあるんです。


早くseason 2をやっていただきたい!!!!



それにしても、柳楽くんは本当に、いろんな人間味がごちゃ混ぜになってる感じ出しますよね。
『九条の大罪』で言うと、一見めちゃくちゃ冷酷な人に見えるんですよ。やってることも共感できないし、なんなら相手の被害者が可哀想すぎて胸クソ悪過ぎて、1話を見終わった時には「もう見るのやめたろうかな」と考えたレベルです。
それでも2話以降を見たのは、柳楽優弥の、柳楽優弥演じる九条の、その目の奥に、冷酷だけではない何かが存在しているような気になったからです。
そして実際に、九条には九条の正義があり、ただの冷酷な奴ではなく、あまりにも人間らしい面を持った人でした。


冷酷に見えて優しくて、
強靭そうに見えて弱くて、
他人のことを気にしていないように見えて気にしていて、
自信がありそうでなさそうで、
迷いがなさそうで迷っていて、
でも自分の中の「正義」がそこにあって、
だから私たちは九条から目が離せない。
ただの、冷たい奴、強い奴、自信がある奴、迷わない奴、じゃない九条のことがこんなにも気になって、どうか九条が不幸になりませんようにと祈りに似た気持ちで願いたくなる。
九条、どうか不幸にならいでくれ!!!


そんでもって烏丸役の松村北斗。
またでた、松村北斗。
この前『ファーストキス 1ST KISS』を見て私が心の中で土下座した、松村北斗くんです。

今回もとんでもない自然さで、私たちの感覚に近い「普通の人」を演じていました。
でかい声を出すわけでも泣き叫ぶわけでもなく、静かにそこにいる。淡々と話しているのに、楽しさや嬉しさ、嫌悪、焦燥感みたいなものがちゃんと伝わってくる。


どんなテイストの作品にもすっとその場に馴染むので、もはやどんな猛獣でも相手にできそう。
松村北斗は『九条の大罪』の世界と私たちを繋いでくれる貴重な存在でした。
7月スタートの地上波ドラマで単独初主演らしいので、楽しみにしてます!


で、で、で、半グレ町田啓太の舎弟役でまた吉村界人が出てきてテンションあがりました!
NHKの夜ドラ『ひらやすみ』をご覧になった方ならわかると思います。ヒデキです。

ヒロト(岡山天音)の高校時代からの友人で、嘘つきで見栄っ張りでどうしようもない男なんですけど、何故か憎めない奴でした。ドラマの後半、ヒデキが鬱っぽくなった時は心配したものです。
よう、ヒデキ!『地面師たち』に続いて『九条の大罪』もなんてすごいじゃん!立派だよ!
相変わらずクズ役が似合いすぎるヒデキ。
あ、すいません、私最初に認識した役柄で永遠に呼ぶタイプです。我が家では今だに清原果耶を「おふゆちゃん」(朝ドラ『あさが来た』2015年放送)と呼んでいます。


今回もクズのヒデキを楽しく見てたら、『地面師たち』に続きまたグチャグチャにされていました。ボウリングのボールを顔面に当てられるヒデキ。
うぅぅぅ、ヒデキ、毎度毎度かわいそうに……。
それにしても、なんとグチャグチャにされている姿が似合うことか。すごいよ、そんな血まみれの姿が似合うってすごいぞ、ヒデキ!今回もいい死に様だったぞ!
と思ったら生きてました。
よかった!強え。


終わってねぇのよ!


まとめ。

とにかく早くseason 2をやってくれ!!!!


おしまい。


一応Xをやってるんですけど、フォロワーが少なすぎて泣きそうです。
最近までフォロワー数35人だったんですけど、なんかこの前1人減ってて今34です……涙!
1人の方、どこ行っちゃったんですか?私なんか変な投稿しました?すみません、もう一度戻ってきてください……!
Xやってる方、あの、あの、よろしければフォローしてやってください。


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