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アンソロジーZINE『書いてみつけたしあわせ』 書評-5

2025年9月14日(日) に実施される「大阪文学フリマ13」に出店します!
当日ブースで販売するのは、京都暮らしの編集室 ZINE制作講座のメンバーで作ったアンソロジーZINE『書いてみつけたしあわせ』です。

サイズ/ページ数:B6サイズ/154ページ
価格:1,500円(税込)

この新作ZINEの概要については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
↓↓

さらに、このアンソロジーZINEにおさめられた18人のエッセイについて、その内容をチラリとご紹介する書評を連載しています。このnoteを読んでいただいたみなさんが、『書いて見つけたしあわせ』を実際に手に取っていただけることを願って。今回はその5回目になります。

今回は、
杉山由美子さん
すずき・ちえさん
2つの幸せエピソードのご紹介です。


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還暦日和 / 杉山由美子さん

いつか本を出版したいという夢を形にすべく、このZINE制作講座に参加された由美子さん。自然と本と写真、美術館や建築物、季節の花たちが好きという由美子さんは、高齢のご両親を見守りながらご主人と2人暮らし。好きなものや、生活のスタイルなど私と共通するところが多いこと、そして年齢も少しだけお姉さん、というところに勝手にシンパシーを感じています。

そんな由美子さんの幸せは、ご自身の還暦とお父様の卒寿のお祝いにまつわるエピソードに始まります。ご両親の世話で辛い思いをされている時、鏡の中のご自身の表情を見て驚かれるシーンに「私も同じです!」と共感しきり。でもその表情が一転し、お祝いの席が「笑顔」でいっぱいになった時、由美子さんはあることに気づきます。

それに続く、還暦を祝しての伊勢神宮への旅。大変な思いをされた由美子さんですが、人のやさしさや思いやりの中で解決されていきます。
その、身近な人や見知らぬ人との心温まるやり取り。
伊勢神宮という建築物が醸し出す歴史的な背景とその重みを感じた時。
ヨガの初体験で自然と一つになったような感覚になった時・・。
この旅での出会い、体験、経験。その全てが由美子さんに「自分なりの幸せとは」に気づくきっかけとなっていくのです。

静かだけど温かく、繊細だけど曖昧さのない確かな言葉。全編を通して美しい表現でつづられるエッセイに、由美子さんがどのようにご自身の外側の世界を見て感じているのかが伝わってきます。

由美子さんの幸せへの気づきの中では、心が揺さぶられ、涙が込み上げてきた言葉が幾つもありました。(共感しまくってます)
由美子さんのエッセイを読んだ後の「禊(みそぎ)」感というか、祓われた感がすごいと個人的に感じました。(言葉に心の深いところが癒されたのでしょうね)

「初めてエッセイ」とのことですが、もっと由美子さんの言葉を聞いていたい。由美子さんの感じた世界を由美子さんの言葉で表現してほしいです!続編希望。そして私も、還暦イヤーには伊勢神宮に行こうと思っています。


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書いて気がついた、しあわせな日 /すずき・ちえ

ちえさんは会社員でありながら、ローカルメディア等に取材記事などを執筆するライターとしても活動中。ちえさんは、ご当地検定宮城マスター検定1級を保有するほどの宮城の情報通。宮城に行くときにはちえさんに聞け。ですね。

ちえさんの幸せ。それはご家族と囲む「食卓の風景とその時間」にあります。
ある時は、ご主人の実家のご家族三陸海岸の新鮮な海の幸が並んだ食卓での思い出。またある時は、ご両親とご主人で出かけた会津方面での北方ラーメンや郷土料理、地酒が並ぶ食卓。その食卓で交わされる温かい言葉のやり取り、笑い、思いやりの数々・・。思い出を振り返っていく中で、ちえさんの幸せへの思いが紐解かれていきます。

会津方面への旅行は、ちえさんのお父様のリクエスト。グルメと歴史、温泉好きのお父様が旅先で日本史の解説を熱弁する下りには、私の歴史好きの父と重ね合わせてクスッと笑いが込み上げてきました。

そんな家族で過ごす心安らぐ時間も、時が移り変わり「思い出」となっていく。ちえさんが「書くこと」で、その「思い出」は「幸せな日」として蘇り、人の心に、切なくも心温まるエピソードとして、心にじんわりと染み込んでいく。そんな読後感を味わわせていただきました。(実は泣いた)

ちえさんは、悲しいこと、嫌なこと、怒りでモヤモヤする時、いつでも「書くこと」で心を整えてきたそうです。
ちえさんのエッセイを読むと、エッセイっていいなとあらためて思います。
親しい友達にも話さない何気ない日常や思い出を「書くこと」で「幸せ」として再認識できるし読み返せばいつでも、そこに自分が感じた幸せを思い出すことができるのですから。

今回のエッセイのタイトル『書いてみつけたしあわせ』は、ちえさんのエッセイのタイトル「書いて気がついた、しあわせな日」というタイトルの延長線上にあると思います。
このアンソロジーZINEは皆さんの「書くことでしか見つけられなかった幸せ」が詰まっています。「書かなかったら見つけられなかった幸せ」だったんだから、やっぱり・・「書くこと」ってすごい。
(前回も書いたけど)


今回は、この2名のエッセイをご紹介しました。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
また次回もお立ち寄りいただければ嬉しいです。

*過去の書評連載はこちらから
↓↓↓

*京都くらしの編集室・ZINE制作講座についてはこちらから
↓↓↓

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◾️『書いてみつけたしあわせ』がいますぐ予約できる、オンラインショップを開設しました

現在少しずつご紹介している18人のエッセイ集(アンソロジーエッセイ)
『書いてみつけたしあわせ』をご購入できるネットショップを開設しました!
ご購入はこちらでできます。

まずはお気軽にお店のドアを開けてくださいね。ご来店をお待ちしています!
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