離島の暮らし【花火東西戦】
あ〜…なんか今日蒸し暑いな…
蒸し暑くて早めに起きた夏休みの朝
浜に出て海を見ながらそう思っていた
風もない
「何するかな」
中学生になってもまだ子供だった
遊びと言っても今みたいな便利なものは
何も無かった
畑のある山の方に行って竹を取ってきて
名前は知らないが
夏に成る赤い実
ちょうど巫女さんが持っている
鈴がたくさん付いているアレのように
(今調べたら神楽鈴というらしい)
鈴なりで成る直径4〜5ミリのやつ
名前がわからない
(これも今調べたらクロガネモチというらしい)
当時は肥後守というナイフを使っていた
今も道具が好きなのはこの頃の刷り込みだろうか
ビクトリノックスに惹かれたり
鉋や鑿が好きだったりする
特に刃物が大好きだ
(道具としてですよ、誤解のないように)
切り出しナイフは複数持っている
憧れだった
それを竹で作った水鉄炮の様な物に
筒の前後に詰めて後ろから押し出すと
ポンっという音を立てて実の弾が出る
そんな物を作って遊んでいたな
地区の墓地の横に生えている木に成っている
少し高台になっていてそこから海が見える
書いていて風景を思い出したら
猛烈に里心が着いた😭
「帰りたいな…」
お盆も近い
私の島ではお盆の墓参りの時に
墓で花火をする風習があり
他府県から来る人はみんなビックリする
私の奥さんもそうだった
「アレは最初ビックリしたわ」と言っていた
私はそれが普通だったので
逆に「えー!そうなの?」と驚いた
お盆以外に花火をすると
まあ手持ち花火は別として
打ち上げ花火や爆竹をすると
近所のオッさんに怒鳴られたりしたな
ま、でもするけどねw
私の島はいくつかの地区に分かれていて
私の地区でもまた西と東に分かれている
岩で造られた防波堤も西と東がある
夜になると西の子供は西の
東の子供は東の防波堤の先で花火をする
私は西だ
中学生を中心にして花火をすると
打ち上げ花火や爆竹がメインになるというか
小さな子供と遊んであげる時しか
手持ち花火はしなくなる
手持ち花火も持って行くがそれは別の目的のため
しばらくはそれぞれの波止場で楽しんでいるが
その内お互いの波止を狙い始める
打ち上げ花火を撃ち合うようになるのだ
もちろんふざけているうちで
ケンカではない
手持ち花火は打ち上げ花火を20本くらい
並べてセットし連続で発射する
その着火に使うために持ってきた
そのままでは届かないからこれは
パフォーマンス
打ち上げ花火はたいてい飛距離が足りないので
手に持って火を付け
導火線から本体に着火するタイミングで投げる
ジジジジ…
導火線をよく見てぇ…投げる!
空中で本体の火薬に火が付き
シューー
… …
相手の波止に届くくらいで
パンッ!
波止まで届いて破裂すると
おー!とか、あー!とか声が上がっている
もちろん向こうからも攻撃がくる
パンッ!
アワワワワ
近くで破裂すると
こっちも声があがる
お互いワーワー言いながら
攻撃を仕掛けたり
歓声を上げたり
ここまで書いてて思う
これ今の時代に書いていいのか?
と
お互いの花火が尽きるとそれは終わる
お盆になると
親戚が花火代と言ってお金をくれるが
子供の資金力だからそう長くは続かない
終わったら西と東の子供が
ちょうど中間にある漁協辺りに集まり
この遊びを振り返ってまた盛り上がっていた
私達が中学生の頃に始めて毎年やっていたが
さすがにもうやっていないと思う
今やっていると時代的に相当問題になるだろな
夏が近づき里心がついて来て思い出したので
記事にしました
もう50年も前のことなので
お叱りはご容赦ください。
お読みいただきありがとうございます。
ねこターボ🐈
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