【AOE2DE】クロニクルDLCのグランドキャンペーンを語る(12~15)
2024年11月15日リリースの新DLC・Chronicles: Battle for Greeceで追加されたグランドキャンペーンの攻略記事、4本目です。ペルシア戦争が終結後の混迷の時代。アテナイ人サイドの後半4つを扱います。
サラミスの海戦で勝利したギリシア連合軍は、翌年のプラタイアイの戦いでペルシアの残存陸軍を殲滅。その立役者となったのが、テルモピュレーで戦死したレオニダスの甥、パウサニアスでした。アテナイ人編の後半は、このパウサニアスとの共闘からスタートします。以前の記事はこちら。
12. ぶどう酒色の暗い海を越えて
キプロス島、紀元前478年。エーゲ海を離れての遠征シナリオです。
【以下はゲーム上の設定】テミストクレスは、さらに戦果を確実なものにするためにイオニア地方のみならず東地中海のキプロス島まで遠征。スパルタの摂政王となったパウサニアス率いる軍勢と協働して、5つある都市国家のうち4つを征服または味方に引き入れるのが目標です。
【史実】キプロス島への遠征は紀元前451年、ペリクレスの時代にキモン(マラトンの戦いで登場したミリティアデスの息子)によって実施された。物語の都合上、ビザンチウム攻略戦の前に移されている。
余談: 「歴史上の戦い」のリチャード獅子心王のキプロス遠征シナリオ(1191)に似ているかと思ったらそんなことはなかった。

攻略
各都市国家は中心となる砦と、塔で守られた複数の町を持っている。初期軍で町をいくつか攻略すると破城槌などの攻囲兵器が使えるようになるので、赤/スパルタ軍をフレアで呼び出しながら砦(城)も攻略していく。特に砦が残っていると奪回しようとしてくるのが厄介なので、しっかり制圧しておきたい。
イオニア系: 水色/バフォス、紫/サラミス島(の植民都市)
ペルシア系: 緑/ソロイ、黄色/タマソス、オレンジ/ペルシア軍
スパルタ系: グレー/レドラ
いちおう、相手によってぶつける軍を変えると良さそう。一案は、ペルシア系にはスパルタ軍をぶつけ、他は自軍で攻略するというもの。
シナリオが進行するとアルテミシアの軍勢が上陸して襲撃してくる。塔が陥落すると元の所属が復活するので注意。オレンジの本軍は非常に数が多く強力だが、放置してもクリア可能。気になるようであればヘビースコーピオンを溜めるなどして効率よく掃討したい。
アチーブメント
ラコニア主義者/Philolaconまたは摂政の拒否/Reject the Regent。
中央左寄りにある黄色の神殿を破壊すると聖遺物(荷馬車)が入手できる。これをスパルタ/パウサニアスに渡すか、サラミス(の植民都市)に渡すかでシナリオが分岐する。2つとも達成するには、13.と合わせて2周する必要がある。


サブクエスト……友好的な巫女(2人1組)が3箇所にガイアとして点在しており、接近すると味方に加わる。
13. 摂政の憤怒
ビザンチウム、紀元前478年。パウサニアスとの次の共同戦線は後代のコンスタンティノープル/イスタンブールにあたる都市国家で、AOC時代のアッティラやVaVの各シナリオでも非常にお馴染みの地形。ビザンチウム城壁内の市場や港が破壊される前に敵軍を掃討し、アクロポリス(後代のハギア・ソフィアの位置にあるモニュメント)を先に制圧するのが目標。

即位せず年少の従弟の後見人として統治・遠征に従事している。
攻略
シナリオ進行につれてグレー/ビザンティンのペルシアの破壊工作人(射手の姿)が市場や港(同じくグレーだが「ビザンチウムの商人」所属)を攻撃しているので、これを阻止する。難易度設定によるが5~9個破壊されたら即敗北。

初期資源から即座に兵器小屋を建て、さらに弓小屋・馬小屋や学問所、神殿等を追加していく。初期軍は南方の城壁外にある市場の防衛に使った後、引き返す。破城槌最低2個とある程度の軍勢が用意できたら進軍し、正面の門を破って侵入付近の市場や港の周囲にいる敵兵を掃討する。特に南岸方向の港を破壊工作から守るのが難関。槍騎兵(いわゆる騎士)10体程度を用意しておき、スパルタ軍が侵攻した南側の門から侵入させるのが良さそう。
別案: 移動に時間はかかるがスパルタ軍の侵攻に合わせて突入し、破城槌で
第一階層の城を破壊。そのまま北側へ突破する。軍の一部で南側の市場/建物を防衛する。
スパルタ軍の侵攻が進むにつれて、防衛すべき市場や港が次々と追加される。気を抜くとあっという間に破壊されてしまうため、後述のアチーブメントを狙うならこまめなセーブは不可避。
紫/ギリシャ海軍はフレアで任意の位置に送り込めるので、北岸側の港の防衛に活用する。
本陣からの距離が遠くなるので、ビザンチウム市内に小屋や城を建てて移動距離を節約すること。最終的にはパリントノン(遠投投石機)でモニュメント近くの城を破壊し、モニュメント付近の敵を一掃すればクリア。
アチーブメント
雷鳴のゼウス!/Thundering Zeus!。ビザンチウムの市場や港を1つも失わずに勝つ。合計10箇所にある白い札のほか、城壁外の市場も守る必要あり。

ラコニア主義者/Philolaconまたは摂政の拒否/Reject the Regent(上述)。第一階層、城の南側にある市場を防衛したあたりで聖遺物の荷車が出現する。これをスパルタの本陣に送れば前者を達成。紫の指定された輸送船に乗せれば後者を達成となるが、この場合5分間、スパルタ軍が敵に回ることに注意。
なお、パウサニアスはこの戦いの後にペルシア王との内通の疑いを掛けられて非業の死を遂げる。
14. 帝国の果実(デロス同盟)
デロス、紀元前471年。アテナイはスパルタその他の有力都市国家群との関係が微妙になり、自身が盟主となっているデロス同盟からの貢納金システムを強化。しかしこれがアテナイによる圧政と受け止められ、反旗を翻す都市国家が続出。これを鎮圧するのにアテナイは多大な苦労をすることに……。
原題: The Delian League。「7. 大地と水」で出てきたのと基本的に同じエーゲ海が舞台。デロス島に特殊な建物を建てるのも似ている。

攻略
シナリオは帝王in直後の状態でスタート。まず、資源を貯めて制限時間以内にデロス島に民族の象徴を建造し、できれば石壁で囲います。敵は陸軍を上陸させて破壊しに来るので、石壁は有効。
並行して海軍を育成。モノレム船系統やレンボス船系統の近接攻撃ユニットを一定数の前衛にして、あとはガレー船系統を多数。必要に応じリバイアサンを数隻準備します。関連する鉄工所・学問所テクを確認しておくこと。
本シナリオでは9.~11.で使用したカスタムテクノロジーを同様に研究可能です。詳細は該当記事(リンク)を参照。
民族の象徴を建造して一定時間経過すると諸都市国家が次々と反旗を翻す。南北から迫る敵、さらに本拠地ミコノス島へも上陸する敵軍を撃退しながら徐々に反撃の力を蓄えていきます。反乱を起こしている都市国家がなくなったらクリア。
なお、低難易度では民族の象徴を建造するまでの制限時間がないため強大な海軍を先に造成し、反旗を翻した都市国家は即死、みたいなプレイも可能。
アチーブメント
危機管理/Crisis Management。大・中規模の貢物を要求せずにクリアする。
民族の象徴では他国からの貢納金の多寡を決められる。このとき、一番少ない設定から動かさなければ達成。

15. 長い壁の内側で
紀元前431年。ペリクレス時代のアテナイは黄金時代のように言われるが、末期にはスパルタ王率いる陸軍の侵攻に悩まされ、最晩年には疫病が流行してペリクレスの命取りとなった。クレオンらデマゴーグの時代が始まる……

ミニマップと攻略
開始地点は青。水色/アテナイ人、黄色/サラミス島やオレンジのイノイ/プラタイアは味方。赤がスパルタ王の策源地で、川を挟んだ平原にも幾つかの拠点を持っている。スパルタは毎年夏季に攻勢を仕掛けてきますが、定期的に撤退するのでその隙に様々なクエストを達成していきます。紫のエギナ島は討伐対象。他に、マップとは異なる位置に緑/コリントス海軍(敵)が存在し、交易ルートに襲撃を仕掛けてくる。厄介なのは、緑の軍船は何もない所から湧くため予測が難しいこと。
プレイヤーは、帝王の時代に進化することはできません。ゲーム内時間で20分ごとにある選挙で3回勝ち抜く=その瞬間に支持率50以上を維持していることが勝利条件。落選すると即敗北。赤/スパルタの陸軍は強力すぎるので、侵攻時には引きこもること。正面から戦ってはいけない。陸地の内政は不可能なので、漁船と交易船で食料、木と金を獲得していく(交易リターンの設定をこまめにチェックすること)。石は不要なので売ってしまって良い。
モニュメントで各種の政策を実施して支持率を上げることができる。アテナ神殿から金を剥ぐのだけは禁忌で、支持率が再起不能なほど低くなる。他の選択肢は下記の通り。
・邸宅を売る……ペリクレスの邸宅はある程度の資源収入をもたらすので序盤は貴重だが、支持率が50を割りそうになった瞬間にサッと売ってしまうのが良い。
・クレオンを提訴……クレオンの煽動による支持率低下を軽減できる。優先的に行いたいが、高難易度では金4000を消費するため難しい。
・エギナ島を討伐……発動してから数分の間に軍勢を輸送船に乗せる。輸送船にはパリントノン(遠投投石機)が1個だけ乗っており、これが命綱。出港した輸送船を護衛し、エギナ島の砦2個を破壊すれば成功。
・ペロポネソス半島遠征……指定されたエリアに軍船を10隻以上送る。軍船団は数分後に帰還して支持率に貢献する。
・神殿を修復……コストは高いが、完成後に市民からの寄付というリターンがあるため見た目ほどは重くない。
・オラクルに貢ぎ物を贈る(繰り返し可能)……荷馬車が出現するので、これを護衛して目的地に送り届ける。スパルタ軍が引き上げているタイミングで移動させたい
・祭りを主催する
・戦死者の葬儀
・反乱軍に賄賂を贈る……反乱発生時に即座に鎮圧される
・遺体を火葬(疫病発生時)……疫病によるマイナス効果が軽減される
サブクエスト
貢物を乗せた船をピレウスまで護衛する……時間経過とともに複数箇所にpopする貢物船を緑の攻撃から護衛する。護衛成功でいくらかの資源と支持率が入手できる。
スパルタの宿営地4箇所にいる指揮官を倒す。柵の門しかないので、槍騎兵20体前後で容易に撃破できる。
プラタイアの旗で示されたエリアに槍騎兵20体を送る……スパルタの指揮官を倒すのに使った軍をそのまま送り込むのが効率良い。
イノイの旗で示されたエリアにホプリタイ20体を送る……同上。
廃墟と化した建物跡から資源を回収する(スパルタ軍の撤退時に複数回)……これ専用に軽騎兵を用意しておくと楽。
民衆叛乱を鎮圧する……しないで済むに越したことはない。
アチーブメント
最初の市民/First Citizen。直訳はともかく「市民の第一人者」の意味か。
達成条件: 好感度が一度も50未満(49以下)に下がることなくクリアする。こまめなセーブ&ロード必須。

#AoE2 だっしゃおらよっしゃふぉおおおおやったぜこんちくしょうめえええええええあああああああ pic.twitter.com/KecuyybgBY
— koujan (@koujan_bluemo) December 16, 2024
(訳:ギリシャDLCキャンペーン(15)「長い壁の内側で」で難易度ハードの状態で実績解放達成。リセット回数3桁行きそうになったかもしれんマジもうムリ発狂)
— koujan (@koujan_bluemo) December 16, 2024
ペリクレスは実に困難な時期に、およそ30年にわたりアテナイの民主政の舵取りを行い、絶頂期を現出したといっていいでしょう。しかしその没後、アテナイのみならずギリシャ世界全体は混迷を極めていく。
スパルタ編に続く。
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ヘッダー画像のペリクレス像は以下の記事からお借りしました。
