【🇩🇪文化】イースターの訪れ:ヤシの枝の行進 in バイエルン

前回の記事でもご紹介しましたが、3月29日(日) は「パルムゾンターク(枝の主日/パームサンデー)」と呼ばれ、キリスト教を信仰する地域ではイースター(復活祭)にとって重要な日となっています。毎年、イースターの前の日曜日が パルムゾンタークになります。


ヤシの枝の行進

パルムゾンタークの日には各地でヤシの枝を持った人々による行進が行われます。これは「イエスのイェルサレム入城」に由来し、現在でもその習慣が受け継がれているのです。

ここ、南ドイツ・バイエルンも例外ではありません。

こちらのビデオではバイエルン州、ベルヒテスガーデンの行進の様子が写されています。参列者は華やかに飾られた "パルムシュトック(ヤシの棒)" を掲げ、この光景はイースターの訪れを象徴しているのです。


一年の守り神となる"ヤシの束"

先ほどの映像に登場するパルムシュトックの先に取り付けられているのが "パルムブッシェン(ヤシの束)" と呼ばれるグリーンブーケです。

このパルムブッシェン、南ドイツではヤシが調達できない代わりにサルヤナギ(ドイツ語通称:ネコヤナギ)とボックスウッド、その他の常緑樹が使われます。

そしてパルムブッシェンは行進の後の礼拝の際に清められ、イースターの期間中に各家庭で飾られることになります。イースターの後もすぐには捨てず、家内安全、商売繁盛、豊作などのお守りとして保管されます。多くの地域で「灰の水曜日」まで、または翌年の’「カーザムスターク(聖土曜日/イースターの前日)」に燃やされます。

パルムブッシェンの呼び方はパルムツヴァイゲ(ヤシの枝)と呼ばれたり、他にも異なる名前で呼ばれたりします。

イタリアではオリーブの枝がヤシの代わりに使われており、その他の地域でもその土地に合った植物が代用されています。


次回は、イースター飾りとしても活躍するパルムブッシェンの作り方を紹介します。

※イースターに関連する日にちについては東方教会では違うなど、宗派によって異なります。記事中の日にちは西方教会の内容となっています。


【イースター関連のドイツ語】
Palmsonntag パルムゾンターク:枝の主日/パームサンデー
Palmstock パルムシュトック:ヤシの棒
Palmbuschenパルムブッシェン:ヤシの束
Karsamstagカーザムスターク:聖土曜日


最後までお読みいただきありがとうございました。

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