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最新の研究で分かった「イエス・キリストの命日と復活の日」

3月の終わり、各地で春の訪れを感じるようになったドイツ。今年もイースター(復活祭)がやって来ます。

イースターと言えば、十字架に磔となり亡くなったイエス・キリストがその3日目に復活するというお祝いですね。ドイツではそのイエスが死んだ日を「Karfreitag/聖金曜日、受難日」と呼び、聖金曜日はキリスト教徒にとって厳格な断食と禁欲の日となっています。


イエスの亡くなった日は何日?

イエスが亡くなったのが「金曜日」であることは、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネによる福音書に明記されている(安息日の前日に埋葬された)ことから確定されています。

ではその「イエスの亡くなった日」の日付はいったいいつなのでしょうか。

まずは日本語で調べてみた結果「紀元30年4月7日金曜日」という日にちが出てきました。

その他の資料を見ると、「没:西暦30年または31年イェルサレム」とあったり、その情報は錯綜しています。

そしてドイツ語で調べていく中で、信頼性の高い情報にたどり着くことができたのです。

その日付が

西暦33年4月3日の金曜日

2025年4月のWelt der Wunder

にこの日付が明記されています。

息を引き取るイエス

Welt der Wunderの記事の内容をもとに整理したものがこちら…。

新約聖書と自然科学が導いた答え

アメリカの専門家とドイツの研究者によってこの日付を裏付けたことが、学術誌「 International Geology Reviewで発表された。

①地震の記録

超音速地球物理学研究所とGFZ(ドイツ地球科学研究センター)の科学者たちは、イェルサレム近郊の地層を分析。西暦26年から36年の間に二つの激しい地震があったという研究結果を導き出す。そして当時、この地を総督していたのがイエスの死刑を命じたポンテオ・ピラト(ポンティウス・ピーラートゥス)だったのだ。

聖書のマタイによる福音書によるとイエスの十字架刑の時、地球が揺れたとある。また、四福音書の全てに「十字架刑が金曜日に行われた」ことも記されている。

②日食の記録

2003年、クルジュ天文学研究所リヴィウ・ミルチャティベリウ・オプロイウは、天体現象と聖書の情報を比較。

十字架刑の前に起こったと言われている「春の最初の満月」。さらにイエスが十字架にかけられたときに太陽が暗くなったルカの福音書にある記載から。そして西暦33年にイェルサレム上空で日食があったという記録とすり合わせ、年数を特定した。

③総合的な研究

ユダヤ暦からさらなる根拠を加え、「4月3日」という日にちを算出した。彼らの情報はより正確になり、

・イエスの命日―西暦33年4月3日 金曜日 午後3時ごろ
・イエスの復活―西暦33年4月5日 日曜日 午前4時

という推定結果に至った。ルーマニアの2人の科学者が同じ日付を推定している。


以上の内容が、現在分かっている中で最も正確とされるイエス・キリストの命日と復活の日(イースターの日曜日)です。もちろん研究は続けられますし、今後もっと情報が更新されていくこともあるでしょう。

亡きイエスを抱える聖母・マリア
(イタリア サン・ヴィジリオ教会

今回は、来たるイースターに関連して「イエスの亡くなった日」についての話題をお届けしました。恐らく、このテーマに関して興味のある方はそう多くないと思います。私自身、キリスト教を信仰しているわけではありません。

しかし自分の住む地域の文化や習慣を語る上でキリスト教は欠かせない存在であり、興味を持って様々なことを調べています。

そしてイエスの死後、約2000年の時が経っても真実を追い求めて研究を続ける人達がいることに、深いロマンを感じるのです。残された書物と最新の科学の融合は私達に夢を与えてくれますね。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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