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快慶作?馬頭観音「救馬渓観音」12年に1日のみ御開帳【和歌山シリーズ/和歌山市周辺シリーズ/和歌山紀北シリーズ】

和歌山県白浜温泉から車で約20分の距離にある「救馬渓観音(すくまだにかんのん)」は、約1300年前に役行者が開山したと伝わる開運厄除霊場。救馬渓観音は、厄除のみならず、家内安全・縁結び・合格・交通安全などあらゆるご利益がある。熊野詣でに行幸された鳥羽上皇の勅願により堂宇を建立「瀧尾山 岩間寺」と号しました。

本尊は、快慶作とされる「馬頭観世音菩薩」で、午年の旧暦初午の日にのみ御開帳される。2026年に見仏したので、感想も記す。

変更履歴

  • 2026/06/20:秘仏公開模様を肉厚に

  • 2026/05/05:初版


▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時

▼見どころ

→由緒

  • 700年代: 役行者(役小角)がこの地で修行し、修験道の霊場としての礎を築く。

  • 953年: 空也 が自ら刻んだ観音像を安置する。

  • 1100年代: 鳥羽上皇(鳥羽天皇)が熊野詣の際に堂宇を建立し、寺名を「岩間寺」と称したと伝わる。

  • 1300年代初期: 後醍醐天皇の皇子・大塔宮護良親王が、鎌倉幕府軍に追われて熊野へ逃れる際、この岩屋に潜伏。親王の愛馬が急に病に倒れたが、霊水と祈願によって奇跡的に回復したことから、親王が「救馬渓」の寺号を授けたとされる。

  • 1426年: 小栗判官 が堂宇を再建。愛馬の病が祈願により治癒したことから寺名を「救馬渓観音」としたと伝わる。

  • 1585年: 豊臣秀吉の紀州攻めにより、多くの建物や記録が失われる。

  • 1664年: 紀州田辺藩主安藤家の庇護を受け、本尊厨子が寄進される。

  • 1600年代〜1800年代(江戸時代): 紀州徳川家の歴代藩主から厚い信仰を受け、厄除けの祈願所として整備される。

  • 1852年: 本堂が再建される。

  • 1950年代以降: 境内に約1万株のアジサイが植えられ、関西有数の「あじさい寺」として広く知られるようになる。

  • 現在: 厄除け開運の霊場としてだけでなく、縁結びや合格祈願、また初夏のアジサイや秋の紅葉の名所として多くの参拝客が訪れている。

室町時代の武士・小栗判官こと小栗小次郎助重
病を患い、湯治に向かう途中の小栗判官の愛馬が突然動けなくなってしまい、山で祈ったところみるみる回復し、無事湯治に向かうことが出来ました。このことを喜んだ小栗判官によって堂宇が修復され、寺を「救馬渓観音」、周囲の地に「生馬」、近くの川に「馬川」と名付けた、という逸話が残っています。小栗判官は有名な浄瑠璃の演目の主人公であり、彼に縁が深いこの寺院も有名になりました。

→境内へ

山門から本堂までは約1キロあり、参道には桜・アジサイ・もみじなど四季折々の彩りが楽しめ、大自然を満喫することができます。第一駐車場が一番近いとか。。

1000万年以上の時を隔てて重なる大地
救馬溪では約5000~3000万年前に形成された付加体の上に、約1800万年前に形成された前弧海盆堆積体の地層の境目(不整合)が見られます。救馬溪観音境内にある稲荷大明神を祀る岩窟でもその境目を見ることができます。

1000万年以上の時を隔てる2つの地層があらわに(救馬溪) | 南紀熊野ジオパーク

→山門

正直、この山門の時点で「ただの観光地じゃない」と気づきます。くぐると空気が変わるタイプのやつ。ここから先はちょっとした“修行モード”に入る感じで、気持ちも自然と引き締まる。

ということだが2026年は待ち時間を短縮すべく、裏参道の駐車場から攻めたので、次回参拝時に追記します。

→瀧王神社

瀧王神社は、役の行者によって開かれた修験行場で、瀧王・祇園・八幡を祀りし、別名「お瀧大権現」と呼ばれている。

「救馬溪観音」の敷地内にある「瀧王神社(たきおうじんじゃ)」は「役行者(えんのぎょうじゃ)」によって開かれた修験道(しゅげんどう※)の修行場です。瀧王・祇園・八幡をお祀りし、別名「お瀧大権現」とも呼ばれています。
※山に籠って厳しい修行を行う山岳信仰

救馬溪観音で絶景と御朱印巡り!和歌山の自然を満喫するパワースポットデート - 縁結び大学

→駐車場・裏参道から本堂へ(役行者像など)

2026年度は12年に一度の御開帳です。7:40には駐車場は混んでいました。9:30には待ちが出ていましたね。その前の9:10には内陣拝観は10:00というアナウンスがされていました・・。

開祖・役の行者こと「神変大菩薩像」がある。役の行者1300年の御遠忌を記念して建立された。総高4メートルの日本最大級の尊像です。脇には前鬼・後鬼をお祀りし、階段は近畿36不動お砂踏み霊場となっている。

七福神もいますね。

→恵比寿堂

後で行きます。先に本堂へ!!

→厄除地蔵

→本堂

コンクリートで3階分の階段を上ったところに本堂と磐座ですね。昔は懸造りだったのかもなと。

 御開帳ということで階段下まで列が出来ていた。ふと御前立の写真があった。なるほど、福井・中山寺に近いのかなと期待を膨らませる。

 本堂の裏手には、ひっそりと巨大な岩が鎮座している。救馬渓観音は、もともと山そのものを信仰対象としてきた場所だと実感する瞬間だ。この巨石の前に立つと、修験の祖・役行者がこの地を訪れたという伝承も、不思議と腑に落ちる。そう、京都・清水寺や滋賀・石山寺などと同じく磐座ありきで建立されたのだと確信する。

本堂は、単なる建築物ではない。屋根は背後の一枚岩と一体化し、「蛇々鬼羅(ダダキラ)岩窟」と呼ばれる岩窟そのものに抱かれるように建てられている。つまりここは、聖地であった岩窟に仏を迎え入れた場所。

さらに、この地は空也上人が読経念仏を行ったと伝わる霊場でもある。自然信仰と仏教が重なり合い、祈りが何層にも積み重なった空間だと感じた。

空也上人
口から阿弥陀仏を出している仏像で有名。
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本堂に馬を発見!!

→2026年御開帳(午年1日限定)

 8:00から御開帳だが、法要の間は見仏できないので要注意である。
 2026年は、130年ぶりに修復してから初公開とのこと。金箔を貼りなおしたようで、伝快慶作と思って見仏すると戸惑う方がいるかも。。

2026年度御開帳
・午前8時00分~午前9時30分:見仏
・午前10時~午前11時:御開帳記念特別大法会・祈祷
・午前11時00分~午前11時45分
・午後12時~:御開帳記念厄除大投餅
・午後12時15分~午後13時30分:見仏
・午後14時~午後15時:御開帳記念特別大法会・大護摩祈祷
・午後15時30分~:御開帳記念厄除大投餅
・午後15時45分~午後17時20分:見仏

本尊・馬頭観世音菩薩

  • 六観音の一尊で、畜生道を救う観音

  • 頭上に馬の頭をいただく異形の観音像

  • 怒りの表情を持つ「忿怒相」が特徴

  • 衆生の煩悩を断ち切る強い力を象徴

  • 特に「馬の守護神」として信仰される

  • 交通安全・畜産守護・災難除けのご利益

  • 熊野地域では“道と命を守る仏”として重要な存在

午年一日限りの御開帳にわずかな時間ながら対面できた本尊。扉が開かれた瞬間、そこに現れた馬頭観音は、想像していた姿とはどこか違っていた。

金箔が新たに施されたその姿は、いわゆる「古仏」の渋みというよりも、むしろ強い光を放つ存在。伝・快慶作と聞いて抱いていた静かな美しさとは異なっていた。しかし見つめているうちに、その奥にある厳しさと慈悲がゆっくりと滲み出てくるようだが、快慶には感じなかったのは私だけか?

本尊両脇に寺の方がいたので、金箔について昔のものなのか?聞いた所、令和に金ピカに補修したよう。妻は言う、快慶作ではないと思っているので出来たのだろうと・・。

伝快慶作・救馬渓観音の馬頭観音の特徴

  • 鎌倉仏師 快慶 作と伝承される秘仏

  • 午年+初午(旧暦)にのみ御開帳

  • 「馬を救う観音」として地域信仰の中心

  • 熊野古道の交通安全信仰と深く結びつく

  • 通常は厨子に納められる完全秘仏

2026年は馬頭観音の年ですね。詳細は『開運UP!60年に一度の「丙午(ひのえうま)」に行くべき神社仏閣★纏め★ここに詣でれば良し!京都/奈良/滋賀多め|やんまあ』です。


→智恵地蔵

本堂左の階段を降りましょう。静かに佇むその姿は、何かを強く訴えるわけではない。ただそこにあるだけで、迷いや考え事を少し整えてくれるような、不思議な安心感があった。

→役行者坐像/不動堂

一番本堂と巨石(磐座)の素晴らしさが分かるところかもしれない。不動堂の近くに、静かに佇む役行者の坐像。その傍らには、前鬼・後鬼の姿も並び、ここが単なる観音霊場ではなく、修験の地であることを強く物語っている。
山の気配と重なり合うこの空間に立つと、修行の場としての緊張感が今もなお息づいているように感じられた。

境内の中でも、ひときわ引き締まった空気を放つ不動堂。
救馬渓観音の中核にある“祈り”とは少し異なり、ここには“修行”の気配が色濃く残っている。

不動明王の前に立つと、願いを託すというより、自らを正されるような感覚。隣に並ぶ役行者や前鬼・後鬼の存在も相まって、この場所が持つ厳しさをより強く感じさせた。

胎内くぐりは、日本各地の霊場に見られる「再生儀礼」の一形態である。
暗所を通過し、再び光の中へ出る構造は、死と再生の象徴的体験を簡略化したものといえる。
ただ、2026年の御開帳時は本堂下か本堂と巨石の間へは通り抜けできないようになっていた。

→本堂右へ

 かわら投げをする方は本堂横で買うのを忘れないようにしてください。上では売っていないです。ちなみに徒歩3分は少々言い過ぎかと思います。


→本堂右「稲荷大明神」

 力石・おもかる石系ですね。珍しく重かったです・・(´;ω;`)ウゥゥ

→大黒堂

救馬渓観音の持つ厳しさや修行の気配とは対照的に、ここには“福を招く”穏やかな気が流れている。自然と手を合わせたくなる、そんな親しみやすさが印象に残った。

 大黒さんを奉納している人が多いことがわかる。

お遍路のお砂踏みがありますね。

→縁結びの神様

境内の中でも、ひそかに人気を集めているのが「縁結びの神様」。救馬渓観音の山そのものを司る神を祀った場所で、いわばこの地の“根源的な存在”ともいえる。ここでは男女のご縁に限らず、

  • 良縁

  • 金運

  • 人とのつながり

  • 仕事や商売の縁

といった、あらゆる“巡り合わせ”を整えてくれると伝えられている。

「救馬溪観音」の境内にある「縁結びの神様」がおすすめですよ。この地の山の神様をお祀りしており、男女の縁・金運・人材縁・商売縁など、あらゆるご縁を叶えてくださる神様です。また、岩壁に見られる無数の穴はタフォニと呼ばれるものですが、中にはハート型をしたタフォニがあり、見つけられた方はご縁を授かるという言い伝えがあるんですよ。

救馬溪観音で絶景と御朱印巡り!和歌山の自然を満喫するパワースポットデート - 縁結び大学

この場所で特に目を引くのが、岩壁に無数にあいた穴。これは「タフォニ」と呼ばれる自然現象によるものだが、ただの地形では終わらないのがこの霊場らしいところ。よく見ると、その中にハート型に見える穴が存在する。これを見つけることができれば、ご縁に恵まれる、想いが通じるとか。

といった言い伝えがあり、ちょっとした“探しもの体験”としても楽しめる。

 そして西国三十三所の石仏もあります。


→かわらけ投げ場

願いを言葉にし、かわらけに託して放つ。その一瞬に、これまで境内で感じてきた祈りや思いが凝縮される。飛んでいく小さな皿を見送る時間が、どこか自分自身を手放すようでもあり、静かな余韻を残した。

 全然でしたね・・・。神護寺などでもありますね。興味のある方はどうぞ!!

→六地蔵巡りとアジサイ園

→見晴台

→帰り道とアジサイ園

→恵比寿堂

境内の中でも、どこか明るく開けた気配を感じるのが恵比寿堂。
救馬渓観音の厳しさや修行の空気とは対照的に、ここには素直に“福を喜ぶ”ような空気が流れている。自然と表情がゆるむ、不思議とそんな場所です。

「エビス=耳が悪い=小槌でトントンして呼んでから願い事を伝える」が御作法です。

▼メディア情報

救馬渓観音

救馬渓観音は小さい山の上にある寺院です。修験道の開祖である役行者(634~706年)が開きました。修験道は山岳信仰に基づく民間信仰で苦行を伴う修行行なっていました。役行者とその他の行者は村での生活を捨てて、この洞窟に住み修験道の修行をしました。役行者は30年以上もこの洞窟に住んでいたとされています。

この寺院は山の岩に囲まれた場所に建てられていて、岩に一体となって建てられています。修験道をルーツに持つものの、救馬渓観音は現在仏教寺院です。境内にはいくつもの神社もあります。これらは江戸時代(1603~1868)から残っているもので、明治時代(1868~1912)に行われた全国規模の改革で、仏教と神道が正式に分離する前のことです。

仏教の神様である馬頭観音がここには祀られています。馬頭観音菩薩は動物の守護者であると考えられていて、災難を払うということでも崇拝されています。

寺院の境内にある小さな神社は、山の岩層の横にあり、蜂の巣のような岩の風化は珍しい形として讃えられています。岩には自然にできた上下逆さまになったハートがあり、神道では「猪目」として知られ、幸運を呼ぶとされています。

寺院と神社を囲う庭にはアジサイや桜の木、カエデが植えられています。

救馬渓観音|検索詳細|地域観光資源の多言語解説文データベース

これ以降は本NOTEの下にあるコメント欄で追記します。

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