島をめぐり、またフェリーターミナルへ
長いようで、あっという間に過ぎて行く風景
坂手港に降り立ち、シップスキャットとの再会から
始まった小豆島のアートをめぐる旅。フェリーに
のせて持ってきた自転車で、いつかの風を感じつつ
10年前の風景をたどった旅も、終わりへと向かう。

小豆島の風景を手に取るように島をめぐり

また坂手港へ戻る道をゆく

道沿いの風景は常に気になる存在で

移りゆく影の連なりから、建物の形にも目を留める

街には形が浮遊して、それらを捕まえるようにして

自転車で進んでは止まりを繰り返す

小豆島といえばのオリーブと

広がる海と島々の風景をたどる

太陽は高度を下げて、海面に光のたまりを作り

雲もその光に輝くように。風景にきらりと光る

ミラーボールは太陽の光を乱反射させる

小豆島で光を帯びるアートといえば、旅の始まりで

再会した空へと雄叫びをあげるスター・アンガー

それは小豆島の坂手港で旅人を出迎える
ヤノベケンジ氏の作品で、いつかの旅も懐かしむ

港に散りばめられた海のモチーフを

体全体で感じながら、周囲をぐるりと見渡せば

大きなボラード。そのシルエットに猫の手もイメージして

帰りのフェリーの到着までのわずかな時間も

アートを角度を変えて楽しんで

旅はフェリーからボーディングブリッジを渡り

坂手港に新たに建てられた、さかてらすより始まった

小豆島をぐるりと、また旅の始まりの場所へ。島をめぐり

視点も変わり、空の色のかけらのようなソファの向こうに

小豆島を包み込む青と白。その中の鮮やかなオレンジは

さかてらすで旅人を出迎えてくれるシップスキャット

今回の旅はシップスキャットへの再会も楽しみにして

青空の下で、その姿もりりしく映る

シップスキャット ジャンピングの
お披露目で出会った感動を思い出して

そしてシップスキャットは旅人を見送って

さかてらすから始まり、終わる旅
旅の始まりもすでに懐かしく思えるようで

しばらくすれば波間の向こうに浮かぶ船影
思いのほか、早くたどり着いた坂手港。アートの
風景に名残惜しさを感じ、神戸から小豆島への旅
でシップスキャットと出会い、また別れを告げる。
水平線上の船影は過ぎゆく時間の波に乗り、大きさ
を増す。船の到着に旅の始まりと終わりを感じて。
