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連続する事物は層をなして

立ち止まっては進み



日常から旅、また日常へ、立ち現れる境界をまたぐ。
単純さは連続することで複雑さを帯び、要素から
構造へと意味を転じる。繰り返す日々、反復する形、
風景を構成する部分が、前後しながら重なり合う。



旅先に織りなす形は


つながり展開されて、風景を作り出す



旅を繰り返すほどに、様々な事物にふれては



込められた意味を形に重ねる



一つの部分が拡張されて



全体へと展開される。五角形はわずかに角度をずらし



手前から奥へ、そのまた奥へ


記憶の中の形は




現在から過去へと


ゆるやかに溶け合いながら



この場に接続される



白い線は、空にさざ波立つように


海の記憶を立ち上げる



線は交差し層を帯びるほどに



周囲とのつながりは薄れていく



形の中の形は



地面に浮き彫りになるように



彫刻に光は透過する



確かなものと不確かなもの



認識できるものとできないもの



見えるようでいて見えないものの


相反する二つの要素を混ぜ合わせ



まぶたのうらに焼き付けて


記憶の中に重ねていく



彫刻は街との関係性を



和らげては、視点を空へと促して



見上げる角度を変えるほどに



複雑さを増していく



一つの線から始まる形が



街に立ち上がり、通りゆく人々に重なりあう


彫刻が重ねた形は、風景となり


時と場所を越えてつながりあい


形によって浮き立つ、その先へと意識を向ける



金属の小さな棒が、切断され溶接されて形をなす。
組み上げられた五角形は連鎖して、線から面へ、
曲面へと緩やかに転じる。彫刻は空を切り取り、
風を取り込み、複雑な影を散りばめる。部分から
全体へ、また部分へと事物は連続しては層をなす。



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