貯蓄から投資へ :成長企業の見つけ方-三菱商事をモデルに解説
noteマネーも始まりました。
政府が「貯蓄から投資へ」と国民に呼びかける中、新NISA活用に関する情報があるれている。特にオルカンやS&P500などのインデックス型投資信託が話題になっています。
そのような中、個別の日本企業について、超長期にわたって投資したいと思う企業をどのように見つけるのか、悩んでいる人は多いのでないでしょうか。
個人的な見解ですが、そんな企業の見つけ方等を紹介します。
1 企業のビジョンや戦略を知る
会社四季報を利用して上場企業(3,958社)の中から、成長性のある気になる企業をピックアップ。
・プライム市場(1,635社):一定の基準を満たした企業が属する
・スタンダード市場(1,579社):プライム市場の要件を満たさなかった企業
・グロース市場(608社):高い成長可能性を有するか小規模な企業
(1)企業の中期経営戦略
気になる企業の中から、企業が概ね3年毎に発表している「中期経営戦略」によって、企業理念や経営戦略、業績見通しや株主還元などを把握する。
今回、三菱商事の中期経営戦略2024で解説する。
①「共創価値の創出」三菱商事グループならではの総合力の最大化(図1)
さらに三菱グループ(スリーダイヤモンド)の総合力が発揮される時、三菱商事は重要な役割を担っている。
・三菱UFJFG : 銀行、証券等金融
・三菱重工: 防衛,宇宙など先端技術
・日本郵船:国際的な物流
・三菱自動車:車
・東京海上HD:損害保険
・明治安田生命:生命保険
・三菱地所:不動産
・三菱電機:電気・電子機器
・三菱マテリアル:非金属
・三菱ケミカル:化学、医療
など
②将来の成長に向けた投資計画・事業ポートフォリオ(図2)
3兆円規模の成長分野への投資、収益基盤の維持・拡大、EX分野への投資を加速する。
③定量目標・株主還元(図3)
純利益8,000億円、財務健全性・配当の安定成長・株主還元に対する市場期待の3つのバランスがとれた株主還元。
④人的資本の価値最大化(図4)
多彩、多彩な人材がつながりながらMCSV創出に向け、やりがいと誇りを持って主体的に責任を果たす。




(2)企業の決算
通期決算で純利益9,640億円、翌年9,500億円・累進配当を維持。
循環型成長モデルを通じた1兆円利益のを目指す。(図5,6)


2 企業を市場がどう見ているかを知る
株式市場の見方は、四季報の分析が参考になる。
・四季報スコアで成長性、規模、収益性、割安度、安全性、値上がりの6指標の評価で全体概要を把握。(図7)
・チャートで株価推移を確認(週足や月足)。
・株価指標で時価総額、PER 、PBR 、ROE、配当利回りなどを把握。
・業績で過去3年間の売上や利益が増えているか、EPSや株主還元などを確認。

3 自分が株主になって良い企業とは
株主になっても良いと思っている高配当で安定企業20社リストを配当利回りが高い順に記載。(図8)
指標として目安にしているのはROE 8%以上、PER12倍以下、配当利回り3%以上、PBR1.2倍以下。
ビジネスマンであれば、日本経済新聞などで企業情報を日々目にしており、最後は、自分の子供を就職させたい企業かどうかである。

ここまで読んで頂きありがとうございます。
なお、投資はご自身の判断で余裕資金の範囲内にしましょう。

