好業績・累進配当の三井住友フィナンシャルグループを分析
SMBCグループは、銀行、証券、クレジットカード、コンシューマーファイナンス、リース等、幅広い事業を展開する「複合金融グループ」です。
成長要因は、国内外でのバランスの取れた事業展開と、変化に合わせた柔軟な戦略です。具体的には、
安定した国内リテール事業: 強固な顧客基盤と多様な金融商品で収益を確保。
海外事業の積極的な拡大: アジアを中心とした成長市場への進出で収益源を多角化。
デジタル戦略の推進: Fintech企業との連携やデジタルサービスの拡充で顧客体験を向上。
リスク管理の徹底: 健全な財務基盤を維持し、安定的な成長を支える。
これらの要素が複合的に作用し、SMFGは持続的な成長を遂げています。
株主にとっては嬉しい「好業績で累進配当」の背景をの5つのポイントで説明します。
1グループ総合力
グループが設立して以来事業の多様化を進め、「業務のウィング」を拡大し、証券・コンシューマーファイナンス・リース等、各業界の主要企業を傘下に持つ複合金融グループに成長しました。
その後、アジアの金融機関との出資提携を通じたマルチフランチャイズ戦略を中心に「地域のウィング」を広げています。


2業績推移
良好な業務環境の中で事業戦略を遂行し、2024年度の当期純利益は1兆1,780億円。東証基準ROEも計画前倒しで8%を達成しました。
25年度は足元の環境変化や景気後退リスクを織り込んだうえで、+10%増益の1兆3,000億円を目指す。
中長期的には主に3つの領域で成長を追求し、さらなる成長を目指していきます。

3成長戦略
2023年度から始まる3ヵ年の中期経営計画の基本方針は「社会的価値の創造」「経済的価値の追求」「経営基盤の格段の強化」の3本柱です。
経済的価値を追求していくとともに、企業活動の場である社会の持続的成長に貢献すべく社会的価値の創造も目指す。
個人のお客さま向けビジネス、法人のお客さま向けビジネス、海外ビジネス等の領域で事業を展開し、価値創造に取り組んでいます。


4株主還元
株主還元は、配当を基本に自己株取得も機動的に実施している。
配当は、累進的配当、すなわち「減配せず、維持もしくは増配」する方針です。加えて、利益の40%を配当で還元する配当性向40%を達成するため、2024年度の配当は1株あたり122円に増配。2025年度の配当予想も、増益予想を踏まえ一株あたり136円に増配しています。
自己株取得は2025年5月に1,000億円の取得枠を設定しました。引き続き業績進捗や資本の活用状況等を踏まえて機動的に検討する考え。

5サスティナビリティ
社会的価値の創造
環境」、「DE&I・人権」、「貧困・格差」、「少子高齢化」、「日本の再成長」の5つを特に解決を目指すべき重点課題(マテリアリティ)として定め、これらの解決を通じた社会的価値の創造に取り組んでいます。
環境への取組
気候変動への対応、自然資本保全・回復等、相互に関連する環境関連の課題に対して統合的にアプローチを行っています。
人材戦略
SMBCグループでは競争力の源泉は人であると捉え、従業員一人ひとりが最大限能力を発揮できる組織風土の醸成や環境づくりに取り組んでいます。
ガバナンス
実効的なコーポレートガバナンス体制を構築し、継続的に強化・充実することを通じて、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図っています。
投資はリスクを伴いますので、適切な情報収集し、専門家に相談するなどしてご自身で判断して下さい。

