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防犯カメラに映ったお迎えシーン~鳥居の前の説得~

夏は怪談の季節。
だからという訳ではないが、最近見た、ちょっと衝撃を受けた話。
実話です。


先日、知人に見せてもらった動画が、いまだに頭から離れない。

とある神社の防犯カメラの映像だった。その人の友人の神社だそう。
賽銭泥棒を見張るために、最近性能のいい防犯カメラに変えたのだという。まさか、そんなものまで映っているとは。

白いもやもやとしたもの。

賽銭箱周辺と鳥居のあたりを、行ったり来たりしている。
結界でもあるのだろうか、そこから先へは決して進まない。ただ、同じ場所をうろうろと彷徨っているだけだった。

見ているうちに、画面の端からシュッと丸い光の塊が現れた。もやもやの側まで一直線に近づいていく。
すると、もやもやはぴたりと動きを止めた。

何か話しているようだった。人の形をしていないのに、なぜか「話している」というのが分かる。
しばらくして、もやもやは小さく頷いた。「うんうん」と頷いた、としか言いようのない動きだった。

周りには、小さな白い光がいくつも、素早くチラチラと飛び回っている。二体を見守っているようにも見えた。

そして次の瞬間、光の塊がもやもやをふわりと包み込み、そのまま真上に上がって、消えた。

この映像を見せてくれた人が、こんな見方を教えてくれた。

亡くなったあと、天界というものがあるのなら、そこへ行けずにこの場所で彷徨っていた誰かがいて。
迎えに来た使者が、事情を説明して、「一緒に行きましょう」と誘って。
もやもやは、それに頷いて、ようやく上がっていった。
そんな場面だったのではないか、と。

ここにいたらいけないよ、とでも説得されたのかもしれない。

私は、こういう見えない世界の話に興味がある。
けれど、実はかなりの怖がりでもある。
ホラー映画は絶対に観ない。特に日本のものは駄目だ。
夜中にふと思い出したら、と考えるだけで無理だった。

だから今回のことも、本来なら怖がって当然のはずだった。

でも、不思議と怖くはなかった。

むしろ、じんわりとした感動だった。
何度も何度も、繰り返し見てしまった。

彷徨っていたものが、ひとりで置き去りにされていたわけではなかったこと。
誰かが、ちゃんと迎えに来てくれていたこと。
それを知っただけで、胸の奥が静かにあたたかくなった。

見えない世界は、思っていたよりもずっと、ちゃんとしているのかもしれない。

防犯カメラという、あまりに日常的なものが教えてくれた話だった。
最近の赤外線カメラはすごいな・・・

神社にはいろいろなものがいる。
賽銭泥棒は、人間だけが監視しているわけではない、ということも分かった。


#noteで読めるマンガ #見えない世界 #あの世からのお迎え #不思議な話 #見えない世界

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碧乃よしえ@やさしいエッセイマンガ 最後まで読んで下さりありがとうございます。いただいた応援は、マンガや文章など、誰かの心がほっとする作品づくりに使わせていただきます。これからも一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。