健康を再定義する ― 誰が“ゴール”を決めているのか ―
Your Best Solution代表、五木田穣です。
ここまで、ICFという枠組みを通して、
健康をどう捉え直すか。
人をどう観るか。
その視点を現場でどう使うか。
そして、支援者は何を“改善”と呼んでいるのか。
※運動指導者や治療家などの専門職をまとめて、
“支援者”と表現しています。
※また、我々専門職が行うサポートすべてを
“支援”と表現しています。
そんな流れで書いてきました。
その中で、さらにもう一つ、問いましょう。
それは、
その改善の“ゴール”は、いったい誰が決めているのか。
ということです。
痛みを減らしたい。
動きをよくしたい。
姿勢を整えたい。
再発を防ぎたい。
習慣を変えたい。
どれも大切です。
けれど、
その目標は本当に、本人が望んでいるものなのでしょうか。
良かれと思って設定したゴールが、
本人にとっての本当の願いと
ズレていることがあるように感じています。
痛みをなくしたい、の奥にあるのは、
また安心して働きたい、かもしれない。
もっと動けるようになりたい、の奥にあるのは、
家族に迷惑をかけずに暮らしたい、かもしれない。
再発を防ぎたい、の奥にあるのは、
“ちゃんとし続ける緊張”から少し解放されたい、かもしれない。
そう考えると、
支援とは、単に改善を起こすことではなく、
本人にとっての“よくなる”の行き先を、共に見つけていくこと
ではないでしょうか。
支援のゴールは、いったい誰が決めているのか。
本記事では、ICFの視点を土台にしながら、支援者のゴール設定を問い直していきます。
痛みを減らす。
機能を回復させる。
姿勢を整える。
もちろんそれらは大切です。
けれど、その目標は本当に本人が望んでいるものなのでしょうか。
本人が本当に取り戻したいものは何か。
“正しい支援”と“合っている支援”はどう違うのか。
ゴールは与えるものではなく、共に見つけるものなのではないか。
記事の後半には、
最近のケースで自分がどんなゴールを置いていたかを見直すワーク、
そして本人にとってのゴールをICFで整理し直すワークも入れました。
技術や知識だけでなく、
支援者としての在り方や関わり方を深めたい方へ。
YBSの思想と現場感を重ねながら書いた一本です。
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