三人でゴロゴロするだけの、小さな世界でいい
なんとなく気づいたら、食事や散歩、お風呂の時間以外はほとんどダラダラ過ごすようになってた。
妻とお茶子(3歳の豆柴)と3人でリビングに転がって、それぞれスマホをぽちぽちしたりして。とくに会話があるわけでもないんだけど、同じ空間でゴロゴロしてるだけで、なんか落ち着く。
最近は義姉から借りた堂場瞬一の「刑事鳴沢」シリーズを読んでる。
刑事が事件を追う話で、単純に面白い。頭を使って推理するというよりは、ただ世界観に浸って楽しんでる感じ。
本で人生観がガラッと変わることってあまりないけど、23歳のときに読んだ『週4時間だけ働く』はちょっと別だった。あれは「こんなふうにのんびり稼ぐ生き方があるのか……」って衝撃的で、実際に今のライフスタイルを目指すきっかけになったと思う。
ただ、たまに実家に帰ると疲れる。
ぼくは聴覚過敏で、わいわいした音が耳にガンガン響いてくるし、体調の波もあるから、調子が悪い日はほんとに動けない。
けど両親はそこまで把握できないから、「ちょっと食器運んで」とか気軽に頼んでくる。まあ普通に見れば簡単な家事なんだけど、こっちとしては「うわ、今日はそれもきついんだよな……」と思ってしまう。いちいち説明するのもめんどうで、余計に人と一緒にいるのが疲れてしまう。
その点、高校の同級生でもある税理士が来るときは気楽。
仕事の打ち合わせっていうよりは、友だちがふらっと遊びに来る感覚。
ぼくはそのへんに寝転がったり、椅子に三角座りして明後日を見ながら「最近どう?」みたいに聞いて、ついでに「そういえば決算なんだけどさ」って話が始まる。向こうも体調が悪いのでああいう距離感はちょうどいい。
結局、ぼくは“ひとりか、せいぜい2~3人”くらいの空間じゃないと疲れやすいみたいだ。
基本的にぼんやり好きなことをするのがちょうどいい。今だって妻と2人でスタバにきて、各々スマホやパソコンに向かって適当に時間を潰している。過干渉でなくて心地いい。
人生観を揺るがすほどの大事件はそうそう起こらない。
けど、それでまあまあ満足してる。今の体調で生活保護にもならず貧困に陥ることなく仕事ができているだけでかなりいい人生だと思う。
だからとりあえず、今はこの小さな空間で、妻とお茶子と一緒にゴロゴロしてるのが一番落ち着く。
そういう日々が、この先もしばらくは続けばいいなと思う。
もちろん思考停止では生きていけないから、そこそこ頭を使って、AIに助けてもらいながら、ひとり社長としてマイクロに生きていく。
おすすめ記事
