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磯村勇斗 × オク・テギョン Netflix「ソウルメイト」が描く“多様な愛の形”

PROFILE: 左:磯村勇斗/俳優 右:オク・テギョン/俳優、アーティスト

PROFILE: 左:(いそむら・はやと)1992年9月11日生まれ。静岡県出身。2014年俳優デビュー。テレビドラマ「仮面ライダーゴースト」(15-16/EX)で頭角を現し、その後、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(17)でヒロインの夫役を演じて脚光を浴びる。映画「ヤクザと家族 The Family」、「劇場版 きのう何食べた?」で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、映画「月」で第47回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞、さらに、第97回キネマ旬報ベスト・テンで助演男優賞、2024年エランドール賞を受賞。近年ドラマは「今際の国のアリス シーズン2&3」(Netflix)、「不適切にもほどがある!」(TBS)、「クジャクのダンス、誰が見た?」(TBS)、「僕達はまだその星の校則を知らない」(CX系)など。主演映画「mentor」が10月16日公開。 右:(オク・テギョン)1988年12月27日生まれ。韓国出身。2008年、2PMのメンバーとしてデビュー。近年は俳優としても活動の幅を広げ、国内外で活躍。 ドラマ「キスして幽霊!」(16/tvN)、「ザ・ゲーム〜午前0時:愛の鎮魂歌〜」(20/MBC)などで着実にキャリアを重ね、「ヴィンチェンツォ」(21/tvN)での演技が日本でも話題となる。その後「ブラインド」(22/tvN)、「ハートビート」(23/KBS)、「南主の初夜を奪ってしまった」(25/KBS)などに出演し、ジャンルを問わず存在感を発揮。確かな演技力が評価され、KBS演技大賞優秀演技賞を受賞するなど俳優としての地位を確立。「グランメゾン・パリ」(24)で日本作品への出演も果たし、俳優としてグローバルに活動の場を広げている。

ベルリン、ソウル、東京。3つの都市を横断しながら、10年という歳月の中で結びついていく二つの魂を描いたNetflixシリーズ「ソウルメイト」が、5月14日に配信開始となった。

磯村勇斗が演じるアイスホッケー選手の鳴滝琉(なるたき・りゅう)と、2PMのオク・テギョンが演じるボクサーのファン・ヨハン。深い傷を抱えた2人は、互いの痛みに触れることで、やがてかけがえのない関係へと変わっていく——。本作でW主演を務めた磯村とテギョンに、作品への思いや役作りの裏側、そして“ソウルメイト”という存在について話を聞いた。

今作に出演するにあたって

——お二人が初めて「ソウルメイト」の脚本を読んだときの印象を教えてください。

磯村勇斗(以下、磯村):2人の10年という長い年月を8話の中に収めているのですが、脚本段階から彼らの間に流れる時間が実に美しく描かれていたんです。初めて読んだときには心が動きましたし、こういった作品や役はこれまで挑戦したことがなかったので、ぜひやりたいと思いました。

オク・テギョン(以下、テギョン):最初に脚本を読んだとき、さまざまな愛のかたちが描かれている点に強く惹かれました。親子の愛、恋人同士の愛、そして友人との愛——愛には本当に多様な形がありますが、本作はそれらを一つに限定せず丁寧にすくい上げている。そのあり方自体がとても美しいと感じました。またこの脚本はこれまで読んできたものとは異なり、全体に叙情的でメロディカルな響きがあるのも印象的でした。そうした点に魅力を感じてこの作品に参加したいと感じたんです。

——お二人が演じたキャラクターはそれぞれ違った痛みを抱えていますが、その人物像をどのように捉えましたか?

磯村:琉はそれまでアイスホッケーに人生を捧げ、チームメイトや親友と強い絆を築いてきました。ですが、ある出来事をきっかけに、彼はそこから離れざるを得なくなる。自分が信じてきたものを手放す痛みや、親友と別れることの痛みを抱えたキャラクターだと捉えました。

痛みというのは、ある日突然やってくるものでもありますし、それにどう向き合うべきなのか、あるいは逃げることが正しいのか——その葛藤の中で揺れ続けている人物でもあると思います。実際、彼はどこかで逃げてきた人間でもあり、その痛みを抱えたままどう再生していくのか、という点は演じる上でもとても難しい部分でした。ですがヨハンとの出会いによって、少しずつその傷が修復されていき、前に進んでいく。そのプロセスがきちんと描ければ、ドラマとしても成立するのではないかと考えていました。

テギョン:ヨハンは幼い頃から両親がおらず、守るべき妹を抱えながら生きてきた人物です。置かれている状況そのものが非常に過酷で誰にも頼ることができない、とても孤立したキャラクターだと捉えていました。彼は常に大きな痛みや苦しみを抱えているのですが、それを誰かと共有することもできず全てを一人で背負い込んでしまう。

まるで綱渡りをしているように、いつ落ちてもおかしくない危うさを抱えている人物だと思いました。ずっと一人でその痛みを抱え続けてきた彼には、「それを手放してもいい」と言ってくれる存在がいなかったんです。でも琉と出会うことで、「この苦しみを少し手放して、自分の幸せを探してもいいんだ」と気づいていく。そうしてヨハンが少しずつ成長し、その痛みから自由になっていく物語だと考えました。

撮影で印象に残っていることは?

——完成した作品を観て特に心が動かされたシーンを教えてもらえますか?

磯村:エモーショナルなシーンが多いのでどこを挙げるか迷いますが、やはり琉とヨハンの関係が始まる、ベルリンでの出会いのシーンは大きな起点になっています。特に印象的なのはボクシングのシーン。見ていて苦しくなるような場面でもありますし、思わず声をかけたくなるような切実さがある。視聴者の方にとっても、強く感情を揺さぶられるシーンになるのではないかと思います。そのシーンは撮影でも印象に残っていて、長い時間を撮影していたんです。日本の場合は1日や2日で終わらせると思うのですが、それを5日ほどに分けてじっくり撮っていたので体力的にも大変だったんじゃないかな、と。

テギョン:いや、全然。

磯村:あはは! 現場でも「テギョンさんは信じられないような体力を持ってるな」って思っていました。

テギョン:印象的なシーンは本当にたくさんありますが、特定の場面というよりも、全体として感情的に強く訴えかけてくることが多い作品でしたよね。その中で挙げるとするなら、最初に2人がぶつかり合い、別れを切り出すシーンです。大切な相手だからこそあえて距離を置かなければならない。そのために嘘をつき、わざと衝突しながら別れを告げるという、とてもつらい場面でした。しかも一方的に別れを伝えなければならないので、視聴者としても演者としても強い痛みを伴うシーンだったと思います。

——また、撮影中に印象に残っているエピソードを教えてください。

磯村:撮影中、毎日「テギョン車」が来ていたことかな。韓国だとファンや仲間の方々が撮影現場にカフェカーを差し入れとして手配してくれるんです。テギョンさんの顔が付いている派手なデコトラみたいですごいんです。韓国だと当たり前の文化らしいのですが、日本のクルーたちはすごく喜んでました。ファンの方々が「うちのテギョンをよろしく」のような感じで。毎日来てくれて、俳優もスタッフもみんな飲んでいました。

テギョン:個人的に印象に残っていることといえば、那須でブヨのような虫に刺されたんです。普通ならすぐに治るはずですが、「ソウルメイト」は10年という期間を描く作品なのにその場所はずっと赤くて(笑)。「これ、10年間ずっと同じ場所を刺されてることになるね」って、みんなで笑いながら話していたのをよく覚えています。

——撮影中、特に大変だったことはなんでしょうか?

磯村:ベルリンでの撮影のとき、スタッフの皆さんがとにかくお菓子や軽食の差し入れをしてくれて。すごくシリアスなシーンの前でも、日本語を覚えたドイツのクルーが「お菓子いかがですか?」って配りに来てくれるんです。その誘惑と戦うのに必死でした(笑)。現場にたくさん美味しそうなものが常にあるので。

テギョン:夏の間に集中的に撮影していたのですが、物語としては10年の歳月を描いているので、季節の設定とのギャップが大きかったんです。例えば真夏なのに冬のシーンを撮る必要があって、炎天下の中ダウンを着て演じることもありました。後から作品を見返したら、吐く息にCGで白い息が加えられていて「この日すごく暑かったのに」と思い出したりして。その撮影はとても大変でしたね。

役作りのために準備したこと

——それぞれ劇中でアイスホッケーやボクシングをされていますが、役作りのためどのような特訓をされたのでしょうか?

磯村:アイスホッケーに関しては、本当に滑るところからのスタートでした。半年の間、ほとんど毎日家でのトレーニングをしつつ、横浜のリンクに朝から通ってコーチとみっちり練習しました。最初はただ滑れるようになるところから始まり、その後はアイスホッケー選手として成立するように、防具をつけてスティックを持ち、パックを打つ練習や止まる練習など、段階的に教えてもらいました。最終的には結構動けるようになりましたし、長い時間をかけて向き合ったので、今ではすっかりアイスホッケーが好きになりました。ですがある程度できるようになった分、もっと撮影したかったという気持ちもあります。

——滑れなかったところから半年であそこまで身につけたとは……すごいですね。

磯村:最初は立つことすら難しくて。一度「これは無理だ」と諦めかけたこともありましたが、この役を成立させるためにはやるしかないと思い必死に食らいつきました。

——テギョンさんはいかがですか?

テギョン:ボクシングは本作で初めて挑戦したのですが、本当に過酷なスポーツだと感じました。大変な分、身体だけでなく精神面も鍛えてくれる。撮影前には約4カ月間、集中的にトレーニングを行ったのですが、その時間はヨハンという役だけでなく、オク・テギョンという人間自身をも成長させてくれたように思います。その積み重ねがあったからこそ、ヨハンというキャラクターが形作られていったのかもしれませんね。

——ボクシングのことは好きになりましたか?

テギョン:ええ。頻繁に通えているわけではありませんが、今もできる範囲で続けています。

——10年という時の流れを演技の中でどのように体現したのでしょうか?

磯村:基本的には台本に沿っていくことで感情のベースは作れるのですが、今回は順撮りではなかったので、時間軸を逆算しながら演じる必要があったんです。例えば「この後に撮るベルリンのシーンではこれくらい感情が動いているはずだから、今の段階ではこの程度出そうかな」というように感情を逆算して、監督とすり合わせながら調整していきました。そのさじ加減が意外と難しかったのですが、最終的にはきちんと成立していたので、むしろ順撮りではないからこそ生まれる面白さもあるのかなと感じました。

テギョン:ヨハンは10年の間に軍隊に行くなど大きな変化を経験するので、ビジュアル面での変化は特に意識していました。役柄として経済的に余裕がない設定なので、衣装で大きな変化をつけることは難しかったのですが、その分髪型を変えるなどして段階的な変化を表現しました。内面については磯村さんと同様に、台本に沿いながら、監督のディレクションを丁寧に受け取ることで表現していくことを意識していました。

——テギョンさんは作中の変化を表現するため減量もされていますよね。

テギョン:ビジュアルとしても説得力を持たせられるように、継続的に体重を落としながら撮影に臨んでいました。日本での撮影の後に韓国、さらにベルリンへと移動する流れだったので、その都度コンディションや表現を調整していくのは大変でしたね。そうした点がうまく映像に表れているかは分からないのですが、自分なりにできる限りのことはやれたと思っています。

オフでの思い出

——お二人の舞台裏での関係はどのようなものでしたか?

磯村:楽しくやっていました。どちらかがふざけると、もう一人が「何やってんの」とツッコんだり。お互いにうまくバランスを保ちながら撮影できていたんじゃないかなと。

テギョン:その通り! 最初にお芝居を見たときからすごく信頼していましたし、どこか心のよりどころのように感じていました。一緒に演じる時間も、ただ一緒に過ごす時間もずっと楽しくて、その感覚は最初から変わらなかったですね。久しぶりに会った今日もまったくブランクを感じませんし、自然と同じ空気感でいられる。そういう関係性だと思います。

——オフの時間にチームで過ごすこともあったんですか?

磯村:ベルリンではみんな一緒に過ごす時間が多かったです。ホテルの屋上に集まることも多く。ホテルに付いていたキッチンでテギョンさんが料理を作ってみんなに振る舞ってくれたり、それぞれが食材やお酒を持ち寄って一緒に食事をしたり。各々が好きなタイミングで屋上に行き、ゆったり時間を過ごしていて、みんな家族のような雰囲気がありました。

テギョン:クルー全員が同じホテルに泊まっていたんですよね。屋上に行けばいつも誰かしらがいて、一緒にご飯を食べたり、おしゃべりをしたりしていました。韓国での撮影でもああいう時間を持てることはなかなかない。だからこそ、屋上でみんなと星を見ながら思い出を語り合った時間は、本当に特別で忘れられないものになりました。

磯村:花火も上がっていて。屋上に行けば誰かいるってなんかうれしいんです。知らない人しかいないときは寂しくなりますが(笑)。

——めっちゃ青春ですね。ちなみにテギョンさんはどんな料理をつくったんですか?

テギョン:いろいろつくりましたよ! 大きな肉を買ってきてスパイスと合わせてオーブンで焼いて、みんながそれを食べ終わるタイミングに合わせてパスタをつくって、それが無くなる頃に部屋で40時間ぐらい煮込んだソルロンタンを持っていったり(笑)。

磯村:ホテルのシェフみたいだったもん。

テギョン:磯村さんもご飯を炊いてくれたり、他のみんなもいろいろ持ち寄って食べてましたね。

ドイツ、日本、韓国
3カ国での撮影

——お二人はもともとお互いのことをご存知だったんですか?

磯村:僕はもともと2PMのファンだったので、まさかご一緒できる日が来るとは思っていなくて。当時の自分からしたら本当に信じられないといいますか、とても驚きましたし、純粋にすごくうれしかったです。

テギョン:僕は台本をいただいてから実際にお会いするまで少し時間があったので、その間に磯村さんの出演作を探して拝見しました。作品数も多く受賞歴も豊富な方だと知って、共演できることをとても楽しみにしていました。

——実際に一緒にお仕事をして、お互いの印象はいかがでしたか?

磯村:序盤の撮影では比較的フラットな会話のシーンが多く、そこで関係性を築いていくような流れだったんです。それから徐々に感情的に重いシーンが増えていくのですが、最初に琉の部屋やバッティングセンターでの何気ないやり取りを重ねていたからこそ、お互いの空気感を自然に共有できていたと思っていて。だからこそ後半のエモーショナルなシーンでも無理なく受け入れられましたし、感情を伝えることも自然にできたのかなと。言葉にせずとも流れている時間を共有できているかが重要だと思うのですが、その点をしっかり受け止めてくださったので、自分としてもすごくやりやすかったですし、助けられました。

テギョン:最初はお互いの演技のスタイルや雰囲気が分からない状態から始まったので、探りながら合わせていく過程だったと思います。ただその時点でも「どんなお芝居を見せてくれるんだろう」という期待はありましたし、実際に最初に見たときから、とても繊細で安定感のあるお芝居をされる方だと感じていました。撮影期間の中では、その存在が自分にとって精神的な支えになっていきましたし、最後まで頼れる存在として一緒にいられたことで、自分自身もより自由に表現できるようになったと思います。

——本作はドイツ、日本、韓国と3カ国を横断しながら展開していきますが、国ごとに撮影現場の環境やコミュニケーションの違いは感じましたか?

磯村:かなり感じました。日本は慣れ親しんだいつもの撮影スタイルでしたが、韓国の現場では韓国語だけでなく英語も飛び交っていましたし、全体的にすごくアグレッシブに撮影が進んでいく感覚がありました。自分が参加したシーンは夜で、足場もぬかるんでいたりと、かなり泥臭い状況でしたが、その分現場の熱量も高くて。みんなで一体となって撮っている感覚が強かったです。一方でドイツはよりシステマティックで、時間や安全面をしっかり管理しながら撮影が進んでいく印象でした。

テギョン:かつ「いかがですか?」ってお菓子を持ってきてくれてね。

磯村:そうそう(笑)。差し入れのオンパレードはドイツならでは。スタッフの方々の仕事に対する向き合い方というか、現場でのムーブも国ごとに全然違っていて。その違いを見ているだけで面白かったです。

——韓国のシーンはとりわけエモーショナルに感じたのですが、現場の熱量も関係しているのかもしれませんね。

磯村:韓国の人たちのパッションは本当にすごかったので。

テギョン:それはあると思う! ドイツとは全然違いました。

磯村:やる気がないという意味ではないのですが、やはりパッションの部分はかなり違っていたと思います。自分たちのやるべきことをやると言いますか。それもそれで良いやり方だと思いました。

テギョン:日本と韓国の撮影現場との違いはかなり感じましたね。例えば韓国の現場は時間内にできる限りたくさんの映像を撮ろうとしますが、日本は必要な量だけ時間をかけて撮る印象があります。そのスタイルの違いは撮影を進める中で自然に受け入れられました。そしてドイツはとにかく労働者にとって良い国だという印象を抱きましたね(笑)。

磯村:確かに。

——テギョンさんは日本語も流暢ですが、それでも母国語でない言語で演技をするのは難しい経験だったのでは?

テギョン:うーん、どうでしたか?

磯村:テギョンさんの日本語は本当に素晴らしくて、現場でも何不自由なかったです。監督に「もうちょっと下手な感じでお願いします」と言われていたくらいですし、日本語を上達していくグラデーションの付け方も見事でした。なので今回は言葉にまったく困ってなかったんじゃないかな。

テギョン:いやー、困ったよ。今も困ってる。

磯村:嘘だ(笑)。

テギョン:あはは。母国語ではないので難しい部分はありましたが、ヨハン自身も完璧な日本語を話すキャラクターではなかったのでそこは安心して演じることができました。監督や磯村さんもヨハンの日本語を繊細に扱ってくれたのでとてもやりやすかったですね。

——そんな橋爪(駿輝)監督とのお仕事はいかがでしたか?

磯村:橋爪さんは一緒に悩んでくれる監督でした。僕らが台本を読んで出てきた感情やアプローチが監督の想定したプランと違っていても、「あ、そっちもあるか」とそれを受け止めて役者と悩んでくれる。そうやって僕たちと同じ目線を持ってくれていたからこそ信頼されていましたし、そのうえでしっかり自分のビジョンも持っていて。優しすぎて心配になる瞬間もあったので「本当に意見を通したい時は通してください」とお話をさせてもらったこともあるのですが、「良いと思ったら通すけど、自分の芯はきっちりブレずにあるから安心して」って仰っていました。

テギョン:他の日本の監督をそんなに知っているわけではないので誰かと比較はできませんが、とても柔軟性があって、何より真摯に取り組まれる姿勢が印象的でした。俳優の意見にもきちんと耳を傾けてくださいますし、ご自身が何を撮りたいのかも明確に持っている。そのバランスがとても素晴らしかったですね。特に印象に残っているのは、撮影がない日や早く終わった日に、ホテルの屋上で一人で脚本を整理したり、コンテを描いていた姿です。そうした様子を見て、「この作品に本気で向き合っているんだな」と強く感じたのを覚えています。だからこそ自然と信頼することができましたし、とても心強い存在でした。

——最後に、お二人にとって“ソウルメイト”とは?

磯村:テギョンさんです。ソウルメイトというものについて考え始めたのはこの作品に参加してからですし、2人で作中のソウルメイトという関係を作り上げていったからこそテギョンさんと繋がれた気もしていて。なので今、ソウルメイトといえばテギョンさんしか出てこない。

テギョン:自分も今回の作品を通して、「ソウルメイトとは何か」を改めて考えるようになりました。一般的な友人や家族とは少し違って、魂と魂が自然と通じ合うような関係——そういう存在こそが、ソウルメイトなのではないかと思います。なのでそれは磯村さんしかいませんね。

PHOTOS:TAKAHIRO OTSUJI
STYLING:[HAYATO ISOMURA]TOM KASAI、[OK TAECYEON]LEE HANWOOG
HAIR & MAKEUP:[HAYATO ISOMURA]TOMOKATSU SATO、[OK TAECYEON]KANAKO HOSHINO

[HAYATO ISOMURA]ジャケット57万6400円、ニット16万2800円、中に着たTシャツ10万7800円、パンツ17万500円、スニーカー14万7000円/全てメゾン マルジェラ(マルジェラ ジャパン クライアントサービス 0120-934-779)、その他スタイリスト私物

作品概要

◾️Netflixシリーズ「ソウルメイト」(全8話)
Netflixで世界独占配信中
出演:磯村勇斗 オク・テギョン  
橋本愛 水上恒司 古舘佑太郎 イ・ジェイ 加藤千尋 安田顕
南果歩 三浦友和
脚本・監督:橋爪駿輝
制作プロダクション:ROBOT
製作:Netflix
https://www.netflix.com/SoulMate

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