2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
B 4355:2016
目
次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 等級······························································································································· 2
5 測定項目及び精度 ············································································································· 2
6 試験方法························································································································· 2
附属書JA(参考)測定器の精度及び性能並びに参考文献 ···························································· 24
附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 25
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
B 4355:2016
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本機械工具工業
会(JTA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS B 4355:1998は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(2)
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日本工業規格
JIS
B 4355:2016
歯車用ホブの精度
Gear hobs-Accuracy requirements
序文
この規格は,2009年に第2版として発行されたISO 4468を基に,対応する部分については対応国際規
格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,我が国の実情に合わせて対
応国際規格の規定内容に追加している。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。変更の
一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。
1
適用範囲
この規格は,モジュールmが0.1〜40,基準圧力角αが20°のインボリュート平歯車及びはすば歯車用
の条数が1〜7条,外径が24〜400 mm及び全長8〜510 mmの歯車用ホブ(以下,ホブという。)の精度及
び試験方法について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 4468:2009,Gear hobs−Accuracy requirements(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0102-1 歯車用語−第1部:幾何形状に関する定義
注記 対応国際規格:ISO 1122-1:1998,Vocabulary of gear terms−Part 1: Definitions related to geometry
(MOD)
JIS B 0174 歯切工具用語
JIS B 0401-2 製品の幾何特性仕様(GPS)−長さに関わるサイズ公差のISOコード方式−第2部:穴
及び軸の許容差並びに基本サイズ公差クラスの表
注記 対応国際規格:ISO 286-2:2010,Geometrical product specifications (GPS)−ISO code system for
tolerances on linear sizes−Part 2: Tables of standard tolerance classes and limit deviations for holes
and shafts(IDT)
JIS B 4350 歯切工具−歯形及び寸法
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B 4355:2016
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0102-1及びJIS B 0174による。
4
等級
ホブの等級は,精度によって,AAAA級,AAA級,AA級,A級,B級及びC級の6等級とする。
なお,ホブの歯形は,JIS B 4350に規定する並歯歯形及びトッピング歯形の2種類とする。
5
測定項目及び精度
ホブの測定項目の組合せ2種類における,JISとISO 4468との試験番号の対比を表1に示す。
ホブの精度は,表2〜表7による。
6
試験方法
ホブの精度の試験方法は,表8〜表14による。試験方法及び測定器は,一般的な例を示したものである。
ホブの精度を規定する表2〜表7の試験番号は,試験方法を規定する表8〜表14の試験番号に対応する。
測定器の精度及び性能は,附属書JAを参照。
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3
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表1−測定項目の組合せ2種類におけるJISとISO 4468との試験番号の対比
項目
試験番号(JIS)
作用線(無)
作用線(有)
穴径
外周の振れ
面の軸方向振れ
歯先切れ刃の振れ
隣接分割誤差
累積分割誤差
向心度
リード誤差(±)
歯形誤差
歯厚誤差(並歯歯形)
歯厚誤差(トッピング歯
形)(±)
歯厚のばらつき
(並歯歯形)
歯厚のばらつき
(トッピング歯形)
歯末のたけ誤差(並歯歯
形)(+)
歯元のたけ誤差(トッピ
ング歯形)(±)
隣接誤差
1アキシャルピッチ累積
誤差
3アキシャルピッチ累積
誤差
作用線隣接ピッチ誤差
作用線累積ピッチ誤差
単一ピッチ誤差
隣接ピッチ誤差
3アキシャルピッチ誤差
注a) 対応国際規格で,穴径の許容値は規定されているが,試験方法は規定されてない。
穴
ハブ
外周
溝
歯形
歯すじ
すくい面
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表2−穴の精度
単位 μm
許容差a)
試験
番号 項目
穴径
穴の基準径A式(mm)
等級
穴の基準径B式b)(mm)
注a) 穴径の許容差は,JIS B 0401-2に規定するH3〜H6による。
b) 穴の基準径に関して,B式はなるべく用いない。
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表3−ハブ,外周の振れ及び溝の精度
単位 μm
許容値
試
験
項目
番
モジュール
等級
号
面の軸
方向の
振れ
れ刃の
溝 隣接分
割誤差
累積分
割誤差
振れ
歯先切
外
周
外周の
ブ
振れ
ハ
向心度
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表4−溝のリード精度
単位 μm
許容差
試験
番号
項目
溝
リード誤差(±)
等級
刃長32 mm
以下
刃長32 mm
を超えa)
注a) 32 mmを超える刃長については,100 mmごとに規定する。
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表5−歯形の精度
単位 μm
試
験
番
号
許容値
項目
条
数
モジュール
等級
歯 歯形誤
1条 AAAA
形 差A
2条 AAAA
3条 AAAA
4条
5条 AAAA
6条
7条
歯形誤
1条 AAAA
差B
2条 AAAA
3条 AAAA
4条
5条 AAAA
6条
7条
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表5−歯形の精度(続き)
単位 μm
試
験
番
許容値
項目
条
数
号
モジュール
等級
10 歯
歯厚誤
(並歯
歯形)
歯厚誤
1条 AAAA
差
(トッ
ピング
歯形)
2条 AAAA
3条 AAAA
4条
歯厚の
1条 AAAA
(並歯
2条 AAAA
歯形)
3条 AAAA
4条
5条 AAAA
形 差
7条
ばらつ
き
6条
7条
歯厚の
1条 AAAA
ばらつ
(トッ
2条 AAAA
ピング
歯形)
3条 AAAA
4条
き
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表5−歯形の精度(続き)
単位 μm
試
験
番
許容値
項目
条
数
号
モジュール
等級
12 歯
歯末の
形
たけ誤
7条
差
(並歯
歯形)
歯元の
たけ誤
4条
差
(トッ
ピング
歯形)
試験番号10の値/(2・tan20°)
試験番号10Aの値/(2・tan20°)
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表6−歯すじの精度
単位 μm
許容値
試
験
項目
番
条
数
号
モジュール
等級
13 歯
隣接誤
1条 AAAA
2条 AAAA
す
差
じ
3条 AAAA
4条
5条 AAAA
6条
7条
1アキ 1〜
シャル
7条
ピッチ
累積誤
差A
1アキ 1〜
シャル
7条
ピッチ
累積誤
差B
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表6−歯すじの精度(続き)
単位 μm
許容値
試
験
番
項目
条
数
号
モジュール
等級
15 歯 3アキ 1〜
す シャル
7条
じ
ピッチ
累積誤
差A
3アキ 1〜
シャル
7条
ピッチ
累積誤
差B
作用線
1条 AAAA
隣接ピ
ッチ誤
2条 AAAA
差
3条 AAAA
4条
5条 AAAA
6条
7条
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表6−歯すじの精度(続き)
単位 μm
許容値
試
験
番
項目
条
数
号
モジュール
等級
17 歯
作用線
1条 AAAA
す 累積ピ
じ
ッチ誤
差
2条 AAAA
3条 AAAA
4条
5条 AAAA
6条
7条
注a) 基準値を示す。
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表7−すくい面のピッチ精度
単位 μm
許容値
試
験
項目
番
条
数
号
モジュール
等級
18 す
単一ピ
1条 AAAA
隣接ピ
2条 AAAA
3条
4条
5条
6条
7条
く ッチ誤
い
差
面
ッチ誤
差
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B 4355:2016
表7−すくい面のピッチ精度(続き)
単位 μm
許容値
試
験
番
項目
条
数
号
モジュール
等級
20 す 3アキ 1条 AAAA
く シャル
い ピッチ
面 誤差
2条 AAAA
3条
4条
5条
6条
7条
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表8−精度の試験方法(穴)
試験
番号
項目
穴径
測定方法
測定方法略図
限界プレーンゲージ,
空気マイクロメータ
又は内側測定器で測
定する。
測定器
限界プレー
ンゲージ,
流量式空気
マイクロメ
ータ,
内側測定器
表9−精度の試験方法(ハブ及び外周の振れ)
試験
番号
項目
ハブ
外周の
振れ
面の軸
方向振
れ
外周
歯先切
れ刃の
振れ
測定方法
アーバにホブをはめ
込みセンタ台に取り
付け,ハブに測微器の
測定子を当て,ホブを
回転させ読みを取る。
アーバにホブをはめ
込みセンタ台に取り
付け,歯先切れ刃に測
微器の測定子を当て,
ホブを試験範囲a) 内
で矢の方向に回転さ
せ,軸方向の3か所に
ついて,1回転させ読
みを取る。
注a) 試験範囲は,通常,両端の不完全刃を除いた範囲とする。
測定方法略図
測定器
アーバ,
センタ台,
測微器
アーバ,
センタ台,
測微器
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表10−精度の試験方法(溝)
試験
番号
項目
測定方法略図
測定器
アーバにホブをはめ
込みセンタ台に取り
付け,すくい面2に測
微器Bの測定子又は
止金を置き,隣のすく
い面1に測微器Aの
測定子を当てて,その
目盛を0(必ずしも0
でなくてもよい。)に
合わせ,ホブを矢の方
向に回転させながら
1,2,3,……と,す
くい面2を基準とし
て順次すくい面1に
当てた測微器Aの測
定子の指針の動きを
読み取る。この読みを
記録して測定方法略
図に示すようにして
誤差を求める。
アーバ,
センタ台,
測微器
向心度 アーバにホブをはめ
込みセンタ台に取り
付け,測微器の取付台
の滑り面と平行で,か
つ,ホブの軸心を含む
平面上に歯先切れ刃
があるようにホブを
固定し,その平面上に
測微器の測定子を,軸
心を含む直角方向に
移動させ,試験範囲a)
内の測微器の読みの
最大値と最小値との
差を求める。
注a) 試験範囲は,ホブの切込歯たけとする。
アーバ,
センタ台,
測微器(接
触子F付
き)
溝
測定方法
隣接分
割誤差
累積分
割誤差
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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表11−精度の試験方法(溝,リード精度)
試験
番号
項目
溝
リード
誤差
測定方法
ホブをアーバにはめ
込みホブ測定機に取
り付ける。測微器の測
定子をすくい面のピ
ッチ線上に当て,理論
上の溝のつるまき線
に沿ってホブを動か
し,試験範囲a) 内で
の読みを取る。
注a) 試験範囲は,通常,両端の不完全刃を除いた範囲とする。
測定方法略図
測定器
アーバ,
ホブ測定機,
測微器
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 4355:2016
表12−精度の試験方法(歯形)
試験
番号
項目
歯形
歯形誤
差
測定方法
測定方法略図
測定器
a) 光学的方法
ホブをアーバにはめ
込み工具顕微鏡に取
り付け,顕微鏡の鏡
筒を進み角だけ傾
け,ピッチ線付近の
切れ刃とヘアーライ
ンとを合わせ,その
回転角α1及びα2を読
み取る。読み取った
角度と理論上の角度
との差を求め,長さ
寸法に換算する。又
は,顕微鏡の鏡筒を
歯の進み角だけ傾
け,ピッチ線と切れ
刃との交点を原点0
として切れ刃の各点
のy座標を定めて,x
座標を読み取り,こ
の値と理論値との差
を求める。
アーバ,
工具顕微鏡
b) 機械的方法
ホブをアーバにはめ
込みホブ測定機に取
り付け,ホブに理論
上の歯すじのつるま
き線のねじ運動を与
え,ホブ軸心を含む
平面内又はホブのね
じ面の基礎円筒に接
する平面内で,理論
的な圧力角の方向に
移動できる測微器の
測定子を切れ刃が通
過するときの指針の
振れ幅を読み取る。
次に測微器を移動さ
せて,この測定を順
次繰り返す。これら
の読みの最大値と最
小値との差を求め
る。
アーバ,
ホブ測定機
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 4355:2016
表12−精度の試験方法(歯形)(続き)
試験
番号
項目
歯形
歯厚誤
差
(並歯
歯形)
測定方法
ホブをアーバにはめ込み
工具顕微鏡に取り付け,
工具顕微鏡の鏡筒を歯の
進み角だけ傾け,任意の
切れ刃で歯先から歯末の
たけhaの位置にヘアーラ
インを合わせ,次にホブ
を軸方向に移動させ,歯
の進み角に直交するねじ
れ溝をもつものは軸方向
に移動させると同時に回
転させて焦点を反対側の
切れ刃に合わせ,軸方向
の移動量sと,その理論
値saとの差を求める。
直線溝の場合,
ねじれ溝の場合,
ここに,
γ :歯の進み角
m :モジュール
歯厚誤
差
(トッ
ピング
歯形)
ホブをアーバにはめ込み
工具顕微鏡に取り付け,
工具顕微鏡の鏡筒を歯の
進み角だけ傾け,任意の
切れ刃で歯先から歯末の
たけhfの位置にヘアーラ
インを合わせ,次にホブ
を軸方向に移動させ,歯
の進み角に直交するねじ
れ溝をもつものは軸方向
に移動させると同時に回
転させて焦点を反対側の
切れ刃に合わせ,軸方向
の移動量sと,その理論
値saとの差を求める。
直線溝の場合,
ねじれ溝の場合,
ここに,
γ :歯の進み角
m :モジュール
測定方法略図
測定器
アーバ,
工具顕微鏡,
測定投影機
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
20
B 4355:2016
表12−精度の試験方法(歯形)(続き)
試験
番号
項目
歯形
測定方法
測定方法略図
測定器
歯厚の
ばらつ
き(並
歯 歯
形)
試験番号10と同様にし
て,任意の溝の範囲間で
の歯厚の読みの最大値と
最小値との差を求める。
アーバ,
工具顕微鏡,
測定投影機
歯厚の
ばらつ
き(ト
ッピン
グ 歯
形)
試験番号10Aと同様にし
て,任意の溝の範囲間で
の歯厚の読みの最大値と
最小値との差を求める。
アーバ,
工具顕微鏡,
測定投影機
歯末の
たけ誤
差(並
歯 歯
形)
試験番号10と同様にし
て,任意の切れ刃で,歯
厚がホブの歯厚の理論値
と同じとなる位置にヘア
ーラインを合わせ,次に
ホブを半径方向に移動さ
せて,ホブの歯先にヘア
ーラインを合わせ,半径
方向の移動量hと,その
理論値haとの差を求め
る。
アーバ,
工具顕微鏡,
測定投影機
歯元の
たけ誤
差(ト
ッピン
グ 歯
形)
試験番号10Aと同様にし
て,任意の切れ刃で,歯
厚がホブの歯厚の理論値
と同じとなる位置にヘア
ーラインを合わせ,次に
ホブを半径方向に移動さ
せて,ホブの歯底にヘア
ーラインを合わせ,半径
方向の移動量hと,その
理論値hfとの差を求め
る。
アーバ,
工具顕微鏡,
測定投影機
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21
B 4355:2016
表13−精度の試験方法(歯すじ)
試験
番号
項目
歯す
じ
測定方法
隣接誤
差
ホブをアーバにはめ込み
ホブ測定機に取り付け,
測定子をピッチ円付近に
当て,各切れ刃が測定子
の接触点を過ぎるときの
指針の振れの最大値と最
小値とを読み取る。
ホブ両端の不完全刃を除
いた任意の刃から始まる
任意の条の連続した3ア
キシャルピッチ相当分を
測定し,測定方法略図の
ようにして誤差を求め
る。
3アキシャルピッチ間で
の隣り合った切れ刃の読
みの差の最大値aを求め
る。
1アキ
シャル
ピッチ
累積誤
差
番号13と同様にして測
定した1アキシャルピッ
チ間での読みの最大値と
最小値との差bを求め
る。
3アキ
シャル
ピッチ
累積誤
差
番号13と同様にして測
定した3アキシャルピッ
チ間での読みの最大値と
最小値との差cを求める。
測定方法略図
測定器
アーバ,
ホブ測定
機
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
22
B 4355:2016
表13−精度の試験方法(歯すじ)(続き)
試験
番号
項目
歯す
じ
測定方法
作用線
隣接ピ
ッチ誤
差
ホブをアーバにはめ込
み,ホブ測定機に取り付
け,測微器の測定子をホ
ブ両端の不完全刃を除い
た任意の刃の右又は左切
れ刃に当てる。
測定子が作用線に沿って
かみ合い範囲を移動する
間に,各切れ刃を通過す
るときの指針の振れを読
む。
かみ合い範囲での隣り合
った切れ刃の読みの差の
最大値aを求める。
作用線
累積ピ
ッチ誤
差
試験番号16と同様にし
て測定したかみ合い範囲
間での読みの最大値と最
小値との差bを求める。
測定方法略図
測定器
アーバ,
ホブ測定
機
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 4355:2016
表14−精度の試験方法(すくい面)
試験
番号
項目
すく
い面
単一ピ
ッチ誤
差
測定方法
アーバにホブをはめ込み工
具顕微鏡に取り付け,顕微
鏡の鏡筒を歯の進み角だけ
傾け,切れ刃Aと鏡筒内の
ヘアーラインとを一致させ
てマイクロメータの目盛を
読み取る。次にホブを動か
してヘアーラインとB点を
一致させ,マイクロメータ
の目盛を読み取る。このと
きのA,Bの読みの差が実
測値で,これと理論値pと
の差を求める。
直線溝の場合
ねじれ溝の場合
ここに,
γ :歯の進み角
m :モジュール
隣接ピ
ッチ誤
差
3アキ
シャル
ピッチ
誤差
試験番号18と同様にして,
任意の溝の試験範囲a)内の
ピッチを読み取り,隣り合
うピッチとの差の最大値を
求める。
すなわち,
の最大値を求める。
試験番号18と同様にして
測定した3アキシャルピッ
チの実測値と理論値3pと
の差の最大値を求める。
のうちの最大値を求める。
注a) 試験範囲は,通常,両端の不完全刃を除いた範囲とする。
測定方法略図
測定器
アーバ,
工具顕微鏡,
測定投影機
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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B 4355:2016
附属書JA
(参考)
測定器の精度及び性能並びに参考文献
JA.1 限界プレーンゲージの精度は,JIS B 7420による。
JA.2 流量式空気マイクロメータの基準倍率は5 000倍とし,その性能はJIS B 7535による。
JA.3 内側測定器の指示の精度は,使用範囲内で0.001 mm以下とする。
JA.4 アーバのセンタ穴をデータムとした場合の円筒部の円周振れの許容値は,表JA.1による。
表JA.1−アーバの円筒部の円周振れ精度
単位 μm
モジュール
等級
JA.5 測微器の指示の精度は,使用範囲内で0.001 mm以下とする。
測微器としてダイヤルゲージを使用する場合は,JIS B 7503に,てこ式ダイヤルゲージを使用する場合
は,JIS B 7533に,また,指針測微器を使用する場合は,JIS B 7519による。
JA.6 工具顕微鏡の性能は,JIS B 7153による。
JA.7 測定投影機の性能は,JIS B 7184による。
JA.8 ホブ測定機の指示の精度は,0.001 mm以下とする。
JA.9 参考文献
JIS B 7153 測定顕微鏡
JIS B 7184 測定投影機
JIS B 7420 限界プレーンゲージ
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS B 7519 指針測微器
JIS B 7533 てこ式ダイヤルゲージ
JIS B 7535 流量式空気マイクロメータ
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
B 4355:2016
附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 4355:2016 歯車用ホブの精度
(I)JISの規定
箇条番号
及び題名
内容
1 適用範囲 モジュール0.1≦m≦40
について規定。
全長8〜510 mmについ
て規定。
2 引用規格
国際規
格番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容
箇条
番号
箇条ごと
の評価
追加
内容
モジュール0.5≦m≦40
について規定。
全長10〜510 mmについ
て規定。
追加
技術的差異の内容
JIS独自の規定として0.1≦m<0.5
を追加した。
JIS独自の規定として全長8 mmを
追加した。
我が国の実情に合わせて追加し
た。
対応国際規格の次回見直し時に追
加するよう提案する。
JISの2規格を引用し
ている。
B,Cの6等級について
規定。
測定項目を説明。
JISでは,用語規格を引用して記載 技術的差異はない。
した。
ISO規格のD級を削除した。また,
我が国の実情に合わせて追加し
トッピング歯形について追加した。 た。
対応国際規格の次回見直し時に追
加するよう提案する。
全体の構成を変更したので,JISと
ISO規格との関係が明確になるよ
うに表1の説明を追加した。
4A,3A,2A,A,B,C, 変更
Dの7等級について規
定。
5 測定項目
及び精度
表1−測定項目の組合
せ2種類におけるJIS
とISO 4468との試験番
号の対比
Table 1−測定項目と試
験番号との関係
変更
穴の基準径はA式を規
定。
追加
JIS独自の規定としてB式を追加し
た。
市場からの要望によって追加し
た。
刃長100 mmごとに規
定。
追加
JIS独自の規定として刃長32 mm以
下を追加した。
市場からの要望によって追加し
た。
3 用語及び
定義
4 等級
表2−穴の精度:
穴の基準径はA式(メ
トリック系),B式(イ
ンチ系)を規定。
表4−溝のリード精度:
刃長を32 mm以下,32
mmを超えの2種類で
規定。
変更
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
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B 4355:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
内容
表5−歯形の精度:
並歯歯形及びトッピン
グ歯形の歯厚誤差,歯
厚のばらつき,歯元の
たけ誤差について規
定。
表7−すくい面のピッ
チ精度:
1条の単一ピッチ誤差
について規定。
表7−すくい面のピッ
チ精度:
1〜7条の3アキシャル
ピッチ誤差について規
定。
6 試験方法 20項目の試験方法につ
いて規定。
附属書JA
(参考)
測定器の精度及び性能
並びに参考文献を記
載。
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容
箇条
番号
箇条ごと
の評価
追加
内容
並歯歯形の歯厚誤差,歯
厚のばらつき,歯元のた
け誤差について規定。
技術的差異の内容
JIS独自の規定としてトッピング歯
形の歯厚誤差,歯厚のばらつき,歯
元のたけ誤差を追加した。
追加
JIS独自の規定として1条の単一ピ
ッチ誤差を追加した。
2〜7条の3アキシャル
ピッチ誤差について規
定。
追加
JIS独自の規定として1条を追加し
た。
16項目の試験方法につ
いて規定。
追加
公差又は許容差の求め
方について記載。
削除
測定項目の追加によって試験方法
を追加した。
JISでは参考事項として削除した。
技術的差異はない。
JIS独自に追加した。
追加
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 4468:2009,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 ················ 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD ··············· 国際規格を修正している。
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
市場からの要望によって追加し
た。
市場からの要望によって追加し
た。
箇条番号
及び題名
5 測定項目
及び精度
(続き)
国際規
格番号
(I)JISの規定