2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

B 8032-9:2018

ページ

序文 ··································································································································· 1

1 適用範囲························································································································· 1

2 引用規格························································································································· 1

3 リングのタイプ及び呼び方 ································································································· 2

3.1 タイプT−ストレートフェースキーストンリング6゜のタイプ及び呼び方 ································· 2

3.2 タイプTB−バレルフェースキーストンリング6゜のタイプ及び呼び方 ····································· 3

3.3 タイプTBA−非対称バレルフェースキーストンリング6゜のタイプ及び呼び方 ·························· 4

3.4 タイプTM−テーパフェースキーストンリング6゜のタイプ及び呼び方 ···································· 5

3.5 タイプK−ストレートフェースキーストンリング15゜のタイプ及び呼び方 ······························· 7

3.6 タイプKB−バレルフェースキーストンリング15゜のタイプ及び呼び方 ··································· 8

3.7 タイプKBA−非対称バレルフェースキーストンリング15゜のタイプ及び呼び方 ························ 9

3.8 タイプKM−テーパフェースキーストンリング15゜のタイプ及び呼び方 ································· 10

4 共通諸元························································································································ 11

4.1 タイプT,TB,TBA及びTMリング,又はK,KB,KBA及びKMリングの

内周面取り(KI) ·········································································································· 11

4.2 タイプT,TB,TBA及びTMリング,又はK,KB,KBA及びKMリング(正ねじれ形)の

上面インターナルベベル(IF)又は上面インターナルステップ(IW) ···································· 12

4.3 機械加工(LM)又はラッピング(LP)した当たり出し仕上げ外周面をもつタイプ

TMリング,又はKMリング ··························································································· 12

4.4 タイプT,TB,TBA及びTMリング,又はK,KB,KBA及びKMリングの

コーティング部形状及びコーティング厚さ ········································································· 13

5 張力補正係数 ·················································································································· 14

6 寸法······························································································································ 15

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 22

(1)

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

B 8032-9:2018

まえがき

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本

陸用内燃機関協会(LEMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業

規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業

規格である。これによって,JIS B 8032-9:1998は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS B 8032(内燃機関−小径ピストンリング)の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS B 8032-1 第1部:用語

JIS B 8032-2 第2部:測定方法

JIS B 8032-3 第3部:材料

JIS B 8032-4 第4部:一般仕様

JIS B 8032-5 第5部:品質要求事項

JIS B 8032-6 第6部:鋳鉄製レクタンギュラリング

JIS B 8032-7 第7部:スチール製レクタンギュラリング

JIS B 8032-8 第8部:鋳鉄製スクレーパリング

JIS B 8032-9 第9部:鋳鉄製キーストンリング

JIS B 8032-10 第10部:鋳鉄製ハーフキーストンリング

JIS B 8032-11 第11部:オイルコントロールリング

JIS B 8032-12 第12部:コイルエキスパンダ付きオイルコントロールリング

JIS B 8032-13 第13部:スチール組合せオイルコントロールリング

JIS B 8032-14 第14部:スチール製キーストンリング

JIS B 8032-15 第15部:スチール製ハーフキーストンリング

JIS B 8032-16 第16部:コイルエキスパンダ付き鋳鉄製薄幅オイルコントロールリング

JIS B 8032-17 第17部:コイルエキスパンダ付きスチール製オイルコントロールリング

(2)

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

日本工業規格

JIS

B 8032-9:2018

内燃機関−小径ピストンリング−

第9部:鋳鉄製キーストンリング

Internal combustion engines-Small diameter piston rings-

Part 9: Keystone rings made of cast iron

序文

この規格は,2001年に第2版として発行されたISO 6624-1を基とし,我が国の実情に合わせて技術的

内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1

適用範囲

この規格は,往復動内燃機関に使用する呼び径200 mm以下のピストンリング(以下,リングという。)

のキーストンリングのタイプT,TB,TBA,TM,K,KB,KBA及びKMの基本的寸法及び特性について

規定する。

なお,この規格は,類似した状態で作動する圧縮機用リングなどに適用してもよい。

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 6624-1:2001,Internal combustion engines−Piston rings−Part 1: Keystone rings made of cast iron

(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用

規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS B 8032-4 内燃機関−小径ピストンリング−第4部:一般仕様

注記 対応国際規格:ISO 6621-4:2015,Internal combustion engines−Piston rings−Part 4: General

specifications(MOD)

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2

B 8032-9:2018

3

リングのタイプ及び呼び方

3.1

タイプT−ストレートフェースキーストンリング6゜のタイプ及び呼び方

3.1.1

一般諸元

リングの一般諸元は,図1による。各部の寸法及び張力,並びに記号は,表10による。

単位 mm

A法:a6基準,h3測定値

B法:h3基準,a6測定値

注a) 製造方法によっては,側面角の

許容差は,累加値にはならない。

図1−タイプT

3.1.2

呼び方

リングの呼び方は,次の例による。

呼び径d1=90 mm,幅h1=2.5 mmで,熱処理なしのねずみ鋳鉄(材料小分類12)製で,図1に示す一

般諸元のリングに厚さ0.1 mm以上の外周全面クロムめっきを施したものの呼び方は,次による。

ピストンリング JIS B 8032-9 T-90×2.5-MC12/CR2

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3

B 8032-9:2018

3.2

3.2.1

タイプTB−バレルフェースキーストンリング6゜のタイプ及び呼び方

一般諸元

リングの一般諸元は,図2及び表1による。各部の寸法及び張力,並びに記号は,表10による。

単位 mm

A法:a6基準,h3測定値

B法:h3基準,a6測定値

注a) 製造方法によっては,側面角の

許容差は,累加値にはならない。

b) 表1による。

図2−タイプTB

表1−バレル幅(h8)及びバレル量(t2,t3)

単位 mm

呼び幅

バレル幅

バレル量

リング幅中心とバレ

ル頂点とのずれ

0.30以下

0.40以下

0.50以下

0.60以下

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4

B 8032-9:2018

3.2.2

呼び方

リングの呼び方は,次の例による。

呼び径d1=90 mm,幅h1=2.5 mmで,熱処理ありのマルテンサイト球状黒鉛鋳鉄(材料小分類53)製

で,図2及び表1に示す一般諸元のリングに厚さ0.2 mm以上の外周セミインレイド溶射コーティングを

施したものの呼び方は,次による。

ピストンリング JIS B 8032-9 TB-90×2.5-MC53/MO4

3.3

3.3.1

タイプTBA−非対称バレルフェースキーストンリング6゜のタイプ及び呼び方

一般諸元

リングの一般諸元は,図3及び表2による。各部の寸法及び張力,並びに記号は,表10による。

単位 mm

A法:a6基準,h3測定値

B法:h3基準,a6測定値

注a) 製造方法によっては,側面角の許容差

は,累加値にはならない。

b) 表2による。

図3−タイプTBA

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5

B 8032-9:2018

表2−非対称バレル寸法

単位 mm

呼び幅

下面

バレル幅

バレル

頂点位置

頂点位置

許容差

上面

バレル幅

下面

バレル量

上面

バレル量

注a) 下面側面取寸法を小さくした場合は,その面取寸法を下回らない範囲でh25は小さくして

もよい。

b) t2及び/又はt3については,受渡当事者間の協定で決めてもよい。

3.3.2

呼び方

リングの呼び方は,次の例による。

呼び径d1=90 mm,幅h1=2.5 mmで,熱処理ありのマルテンサイト球状黒鉛鋳鉄(材料小分類53)製

で,図3及び表2に示す一般諸元のリングに厚さ0.2 mm以上の外周セミインレイド溶射コーティングを

施したものの呼び方は,次による。

ピストンリング JIS B 8032-9 TBA-90×2.5-MC53/MO4E

3.4

3.4.1

タイプTM−テーパフェースキーストンリング6゜のタイプ及び呼び方

一般諸元

リングの一般諸元は,図4及び表3による。各部の寸法及び張力,並びに記号は,表10による。

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6

B 8032-9:2018

単位 mm

注a) 製造方法によっては,側面角の許容

差は,累加値にはならない。

A法:a6基準,h3測定値

B法:h3基準,a6測定値

b) 表3による。

図4−タイプTM

3.4.2

呼び方

リングの呼び方は,次の例による。

呼び径d1=90 mm,幅h1=2.5 mmで,熱処理ありのねずみ鋳鉄(材料小分類22)製で,図4及び表3

に示す一般諸元のリングに全面りん酸塩皮膜処理を施したテーパフェースM1=10'のものの呼び方は,次

による。

ピストンリング JIS B 8032-9 TM1-90×2.5-MC22/PO

表3−テーパ

テーパ記号

コーティングなし及びコーティング付きリング

(溶射コーティング又はクロムめっき)

許容差a)

ねじれ設計リングの許容差a)

注a) 外周テーパ面研磨なしコーティング付きリングの場合,許容差は,10'だけ大きくし

なければならない。

例 M3=60'の場合の許容差,

ねじれ形状でM3=60'の場合の許容差,

b) 当たり出し仕上げ外周面のあるリングは除く。

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7

B 8032-9:2018

3.5

3.5.1

タイプK−ストレートフェースキーストンリング15゜のタイプ及び呼び方

一般諸元

リングの一般諸元は,図5による。各部の寸法及び張力,並びに記号は,表11による。

単位 mm

A法:a6基準,h3測定値

B法:h3基準,a6測定値

注a) 製造方法によっては,側面角の許

容差は,累加値にはならない。

図5−タイプK

3.5.2

呼び方

リングの呼び方は,次の例による。

呼び径d1=90 mm,幅h1=2.5 mmで,熱処理ありのマルテンサイト炭化物鋳鉄(材料小分類32)製で,

図5に示す一般諸元のリングに全面フェロオキサイド皮膜を施したものの呼び方は,次による。

ピストンリング JIS B 8032-9 K-90×2.5-MC32/FE

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8

B 8032-9:2018

3.6

3.6.1

タイプKB−バレルフェースキーストンリング15゜のタイプ及び呼び方

一般諸元

リングの一般諸元は,図6及び表1による。各部の寸法及び張力,並びに記号は,表11による。

単位 mm

A法:a6基準,h3測定値

B法:h3基準,a6測定値

注a) 製造方法によっては,側面角の許

容差は,累加値にはならない。

b) 表1による。

図6−タイプKB

3.6.2

呼び方

リングの呼び方は,次の例による。

呼び径d1=90 mm,幅h1=2.5 mmで,熱処理ありのパーライト可鍛鋳鉄(材料小分類41)製で,図6

及び表1に示す一般諸元のリングに厚さ0.2 mm以上の外周全面溶射コーティングを施したものの呼び方

は,次による。

ピストンリング JIS B 8032-9 KB-90×2.5-MC41/MO4

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9

B 8032-9:2018

3.7

3.7.1

タイプKBA−非対称バレルフェースキーストンリング15゜のタイプ及び呼び方

一般諸元

リングの一般諸元は,図7及び表2による。各部の寸法及び張力,並びに記号は,表11による。

単位 mm

A法:a6基準,h3測定値

B法:h3基準,a6測定値

注a) 製造方法によっては,側面角の許容差

は,累加値にはならない。

b) 表2による。

図7−タイプKBA

3.7.2

呼び方

リングの呼び方は,次の例による。

呼び径d1=90 mm,幅h1=2.5 mmで,熱処理ありのパーライト可鍛鋳鉄(材料小分類41)製で,図7

及び表2に示す一般諸元のリングに厚さ0.2 mm以上の外周全面溶射コーティングを施したものの呼び方

は,次による。

ピストンリング JIS B 8032-9 KBA-90×2.5-MC41/MO4

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10

B 8032-9:2018

3.8

3.8.1

タイプKM−テーパフェースキーストンリング15゜のタイプ及び呼び方

一般諸元

リングの一般諸元は,図8及び表3による。各部の寸法及び張力,並びに記号は,表11による。

単位 mm

注a) 製造方法によっては,側面角の許

容差は,累加値にはならない。

A法:a6基準,h3測定値

B法:h3基準,a6測定値

b) 表3による。

図8−タイプKM

3.8.2

呼び方

リングの呼び方は,次の例による。

呼び径d1=90 mm,幅h1=2.5 mmで,熱処理なしのねずみ鋳鉄(材料小分類12)製で,図8及び表3

に示す一般諸元のテーパフェースキーストンリング15゜(M1=10')の呼び方は,次による。

ピストンリング JIS B 8032-9 KM1-90×2.5-MC12

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11

B 8032-9:2018

4

共通諸元

4.1

タイプT,TB,TBA及びTMリング,又はK,KB,KBA及びKMリングの内周面取り(KI)

リングの内周面取りは,図9及び表4による。

単位 mm

a) T又はKリング

b) TB又はKBリング

c) TBA又はKBAリング

図9−内周面取り(KI)

表4−内周面取り(KI)寸法

単位 mm

呼び径

内周面取り

d) TM又はKMリング

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12

B 8032-9:2018

4.2

タイプT,TB,TBA及びTMリング,又はK,KB,KBA及びKMリング(正ねじれ形)の上面イ

ンターナルベベル(IF)又は上面インターナルステップ(IW)

リングの上面インターナルベベル又は上面インターナルステップは,図10,図11及び表5による。

インターナルベベルは,表11のリング呼び幅h1の区分1のリングには推奨しない。

図10−上面インターナルベベル(IF)

図11−上面インターナルステップ(IW)

表5−上面インターナルベベル残り厚さa3及び上面インターナルステップ残り幅h18寸法

単位 mm

呼び径

4.3

許容差

許容差

機械加工(LM)又はラッピング(LP)した当たり出し仕上げ外周面をもつタイプTMリング,又

はKMリング

リングの機械加工(LM)又はラッピング(LP)による当たり出し仕上げ外周面は,図12及び表6によ

る。ただし,テーパM1は除く。

図12−当たり出し仕上げ外周面

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13

B 8032-9:2018

表6−当たり出し仕上げ外周面h24寸法

単位 mm

(合い口の両側30°以下)

0.7以下

1.4以下

0.8以下

1.6以下

1.0以下

2.0以下

1.2以下

2.3以下

1.3以下

2.6以下

1.5以下

3.0以下

注a) 当たり出し仕上げ外周面は,可視状態でなければならない。

4.4

タイプT,TB,TBA及びTMリング,又はK,KB,KBA及びKMリングのコーティング部形状及

びコーティング厚さ

4.4.1

コーティングなしリングの形状

コーティングなしリングの形状は,図13による。

a) T又はKリング

b) TB又はKBリング

c) TBA又はKBAリング

d) TM又はKMリング

図13−コーティングなしリング

4.4.2

コーティング付きリング(クロム又は溶射)のコーティング部形状

4.4.2.1

全外周面のコーティング部形状

全外周面のコーティング部形状は,図14による。コーティング厚さは,表7による。

a) T又はKリング

b) TB又はKBリング

c) TBA又はKBAリング

図14−全外周面コーティングリング

d) TM又はKMリング

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14

B 8032-9:2018

4.4.2.2

セミインレイドのコーティング部形状

セミインレイドのコーティング部形状は,図15による。コーティング厚さは,表7による。

a) T又はKリング

b) TB又はKBリング c) TBA又はKBAリング d) TM又はKMリング

図15−セミインレイドコーティング付きリング

4.4.2.3

インレイドのコーティング部形状

インレイドのコーティング部形状は,図16による。コーティング厚さは,表7による。

a) T又はKリング

b) TB又はKBリング c) TBA又はKBAリング d) TM又はKMリング

図16−インレイドコーティング付きリング

表7−コーティング厚さ

単位 mm

5

クロムめっき記号

溶射記号

コーティング厚さ

0.005以上

0.05以上

0.10以上

0.15以上

0.20以上

張力補正係数

リングの張力補正係数は,表8及び表9による。

表10及び表11に規定する接線張力(Ft)と直径張力(Fd)とは,標準弾性率100 GN/m2のねずみ鋳鉄

以外の材料及び/又は特殊追加特性のものを用いる場合には,補正する必要がある。

共通諸元に対しては,表8及び表9の張力補正係数,並びにJIS B 8032-4の7.4.2(Ft及びFdの値の補正)

に規定する張力補正係数を用いる。

表9の張力補正係数は,コーティング厚さの中心値を用いて算出したものである。

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B 8032-9:2018

表8−内周面取り(KI),上面インターナルベベル(IF),上面インターナルステップ(IW)及びテーパ付き

T,TB,TBA,TM,K,KB,KBA及びKMリングの張力補正係数

張力補正係数

内周面取り

テーパ

M2又はM3

テーパ

M4又はM5

上面インター

ナルベベル

上面インター

ナルステップ

表9−コーティング付きT,TB,TBA,TM,K,KB,KBA及びKMリングの張力補正係数

(全外周面,セミインレイド,インレイド)

6

張力補正係数

寸法

寸法は,表10及び表11による。

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16

B 8032-9:2018

表10−タイプT,TB,TBA及びTMキーストンリング6゜の寸法

単位 mm

呼び径

リング厚さ

リング

A法

(標準)

呼び幅

基準

区分

B法

測定値h3

h3基準

合い口隙間

接線張力

直径張力

測定値

h1区分欄に対応

h1区分欄に

許容差 h1区分欄に

許容差 h1区分欄に

対応

対応

対応

許容差

2.95 リング1

10.1 12.9 の場合

21.7 27.7 の場合

本内ばら

3.05 つき:

表面処理 表面処理

表面処理

3.10 0.15以下

POりん POりん酸

POりん酸

10.7 13.7 の場合

23.0 29.5 の場合

酸塩皮膜 塩皮膜処

塩皮膜処

処理後

理後

理後

許容差

表面処理 表面処理

表面処理

POりん POりん酸

POりん酸

酸塩皮膜 塩皮膜処

塩皮膜処

処理後

理後

理後

4.20 リング1

本内ばら

4.30 つき:

4.30 0.20以下

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17

B 8032-9:2018

表10−タイプT,TB,TBA及びTMキーストンリング6゜の寸法(続き)

単位 mm

呼び径

リング厚さ

リング

A法

(標準)

呼び幅

基準

区分

B法

測定値h3

h3基準

合い口隙間

接線張力

直径張力

測定値

h1区分欄に対応

h1区分欄に

許容差 h1区分欄に

許容差 h1区分欄に

対応

対応

対応

許容差

4.55 リング1

18.2 22.4 の場合

39.1 48.2 の場合

本内ばら

4.65 つき:

表面処理 表面処理

表面処理

4.70 0.20以下

POりん POりん酸

POりん酸

18.9 23.2 の場合

40.6 49.9 の場合

酸塩皮膜 塩皮膜処

塩皮膜処

処理後

理後

理後

表面処理 表面処理

表面処理

POりん POりん酸

POりん酸

酸塩皮膜 塩皮膜処

塩皮膜処

処理後

理後

理後

許容差

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18

B 8032-9:2018

表10−タイプT,TB,TBA及びTMキーストンリング6゜の寸法(続き)

単位 mm

呼び径

リング厚さ

リング

A法

(標準)

呼び幅

基準

区分

B法

測定値h3

h3基準

合い口隙間

接線張力

直径張力

測定値

h1区分欄に対応

h1区分欄に

許容差 h1区分欄に

許容差 h1区分欄に

対応

対応

対応

許容差

許容差

6.00 リング1

24.9 30.1 の場合

53.5 63.9 の場合

本内ばら

つき:

表面処理 表面処理

表面処理

0.20以下

POりん POりん酸

POりん酸

の場合

の場合

酸塩皮膜 塩皮膜処

塩皮膜処

処理後

理後

理後

表面処理 表面処理

表面処理

POりん POりん酸

POりん酸

酸塩皮膜 塩皮膜処

塩皮膜処

処理後

理後

理後

注記1 リングの呼び径が表中の中間サイズ(例えば,補修品のサイズ)の場合は,小径側のリング厚さを適用する。

注記2 Ft及びFdの値は,標準弾性率(En)が100 GN/m2で熱処理なしのねずみ鋳鉄に適用する。これと異なる弾性

率(En)をもつ材料の場合は,JIS B 8032-4に規定する張力補正係数を乗じる。平均張力は,リング呼び厚

さ(a1)及び平均リング幅(h1)で計算されたものである。

注記3 この規格だけに使用する目的で,Fd/Ftの平均値を2.15と仮定している。

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

19

B 8032-9:2018

表11−タイプK,KB,KBA及びKMキーストンリング15゜の寸法

単位 mm

呼び径

リング厚さ

リング

A法

(標準)

呼び幅

基準

区分

B法

測定値h3

h3基準

合い口隙間

接線張力

直径張力

測定値

h1区分欄に対応

h1区分欄に

許容差 h1区分欄に

許容差 h1区分欄に

対応

対応

対応

許容差

許容差

リング1

の場合

の場合

本内ばら

つき:

表面処理 表面処理

表面処理

0.15以下

POりん酸 POりん酸

POりん酸

塩皮膜処 塩皮膜処

塩皮膜処

の場合

の場合

理後

理後

理後

リング1

本内ばら

つき:

表面処理 表面処理

表面処理

0.20以下

POりん酸 POりん酸

POりん酸

塩皮膜処 塩皮膜処

塩皮膜処

理後

理後

理後

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20

B 8032-9:2018

表11−タイプK,KB,KBA及びKMキーストンリング15゜の寸法(続き)

単位 mm

呼び径

リング厚さ

リング

A法

(標準)

呼び幅

基準

区分

B法

測定値h3

h3基準

合い口隙間

接線張力

直径張力

測定値

h1区分欄に対応

h1区分欄に

許容差 h1区分欄に

許容差 h1区分欄に

対応

対応

対応

許容差

4.55 リング1

19.0 23.2 の場合

40.9 49.9 の場合

本内ばら

4.65 つき:

表面処理 表面処理

表面処理

4.70 0.20以下

POりん POりん酸

POりん酸

19.6 24.0 の場合

42.1 51.6 の場合

酸塩皮膜 塩皮膜処

塩皮膜処

処理後

理後

理後

表面処理 表面処理

表面処理

POりん POりん酸

POりん酸

酸塩皮膜 塩皮膜処

塩皮膜処

処理後

理後

理後

許容差

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

21

B 8032-9:2018

表11−タイプK,KB,KBA及びKMキーストンリング15゜の寸法(続き)

単位 mm

呼び径

リング厚さ

リング

A法

(標準)

呼び幅

基準

区分

B法

測定値h3

h3基準

合い口隙間

接線張力

直径張力

測定値

h1区分欄に対応

h1区分欄に

許容差 h1区分欄に

許容差 h1区分欄に

対応

対応

対応

許容差

リング1

の場合

の場合

本内ばら

つき:

表面処理 表面処理

表面処理

0.20以下

POりん POりん

POりん酸

酸塩皮膜 酸塩皮膜

塩皮膜処

の場合

の場合

処理後

処理後

理後

許容差

表面処理 表面処理

表面処理

POりん POりん

POりん酸

酸塩皮膜 酸塩皮膜

塩皮膜処

処理後

処理後

理後

注記1 リングの呼び径が表中の中間サイズ(例えば,補修品のサイズ)の場合は,小径側のリング厚さを適用する。

注記2 Ft及びFdの値は,標準弾性率(En)が100 GN/m2で熱処理なしのねずみ鋳鉄に適用する。これと異なる弾性

率(En)をもつ材料の場合は,JIS B 8032-4に規定する張力補正係数を乗じる。平均張力は,リング呼び厚

さ(a1)及び平均リング幅(h1)で計算されたものである。

注記3 この規格だけに使用する目的で,Fd/Ftの平均値を2.15と仮定している。

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

JIS B 8032-9:2018 内燃機関−小径ピストンリング−第9部:鋳鉄製キーストン

リング

(I)JISの規定

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと

の評価及びその内容

箇条番号

及び題名

3.2.1 一般諸

3.6.1一般諸

4.4 タイプ

及びTMリ

ング,又は

及びKMリ

ングのコー

ティング部

形状及びコ

ーティング

厚さ

5張力補正

係数

(II)国際

(III)国際規格の規定

規格番号

内容

内容

箇条番号

図2 タイプTB

表1 バレル幅(h8)

及びバレル量(t2,t3)

図6 タイプKB

図14〜図16

表7

表9

バレル量は下面

基準としている

箇条ごと

の評価

変更

(V)JISと国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

技術的差異の内容

バレル量の定義について,ISO規格

では下面基準とし,バレル頂点基準

は参考扱いとしている。JISではバ

レル頂点基準とした。

我が国ではバレル量の定義につい

て,バレル頂点基準としているの

で,このまま従来のJISを踏襲す

る。

溶射コードは

変更

溶射コードをJISでは“MO1〜

MO4”とした。

現状の他のJISと整合させた。他

のJISをISO規格相当に改正する

ときに整合を図る。

溶射コードは

変更

溶射コードをJISでは“MO1〜

MO4”とした。

現状の他のJISと整合させた。他

のJISをISO規格相当に改正する

ときに整合を図る。

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 6624-1:2001,MOD

附属書JA

(参考)

JISと対応国際規格との対比表

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

− MOD ··············· 国際規格を修正している。