固有リスク
リスクだよ
まだ何も対処していない状態のやつだよ
分野によって意味合いが変わってくるっぽいよ
簡単に書くよ
固有リスク(読:コユウリスク 英:inherent risk)とは
まだ何も対処していない状態のリスクのこと……というのが「残存リスク」と対比されて出てくるときの意味だけど、出てくるシチュエーションによっては違う意味の場合もあるっぽいよ
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「リスク」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
リスクは「危険性」のカタカナ表現です。
あるいは「不確実性」のカタカナ表現です。
一般的には「危険性」の意味で使われます。
資産運用の世界とかでは「不確実性」の意味で使われることもあるようです。
ただし、もしも あなたがISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)をお勉強中で このページを見ているのであれば、ここまでの説明は忘れてもいいです。
「JIS Q 27000:2019」という資料の中で「リスク」は
目的に対する不確かさの影響
と定義されています。
※実際には長々とした「注記」が付いています。できれば原文を見てくださいね。
※これを書いている時点の情報です。将来的には「JIS Q 27000:2019」の「2019」の部分は変わるはずです。
それを丸暗記しておけば良いと思います。
あと、他の分野では他の定義があるようです。
試験勉強とかをしている人は、その分野の「リスク」の定義を調べてください。
以上を踏まえて
まだ何も対処していない状態のリスク
が「固有リスク」です。
例えば、そうですね。
ピヨ太君がお散歩していたところ、石でできた橋(石橋)に到着しました。
見た感じ、この石橋はボロいです。
ピヨ太君が上に乗ったら崩れ落ちるかもしれません。
心配になったピヨ太君は「大丈夫かな~?壊れないかな~?」を確かめるために石橋をガンガン叩いてみました。
どうやら大丈夫そうです。
これで安心して渡れますね。
この話においてピヨ太君は石橋をガンガン叩いて「大丈夫かな~?壊れないかな~?」を確かめました。
そうすることで「ピヨ太君が乗ったときに石橋が崩れ落ちる」リスクが現実にならないように備えたわけです。
とはいえ、です。
それでもピヨ太君が乗ったときに石橋が崩れ落ちる可能性は0%では ありません。
ちょっとは「ピヨ太君が乗ったときに石橋が崩れ落ちる」リスクが残ります。
ここまでを整理してみましょう。
最初「ピヨ太君が乗ったときに石橋が崩れ落ちる」リスクが ありました。
ピヨ太君はリスクを減らすために頑張りました。
具体的には石橋をガンガン叩いて「大丈夫かな~?壊れないかな~?」を確かめました。
その結果「ピヨ太君が乗ったときに石橋が崩れ落ちる」リスクは減りました。
でも、ちょっとは残っています。
この話において、ピヨ太君が石橋を叩く前の状態のリスクが固有リスクです。
あと、ついでなので書いておくと、ピヨ太君が石橋を叩いた後に残っているリスクは「残存リスク」と言います。
気が向いたら、セットで覚えてあげてください。
固有リスク:対処前のリスク
残存リスク:対処後に残っているリスク
です。
……というのが「残存リスク」と対比される形で出てくる固有リスクです。
実は「固有リスク」という用語は、いろいろな分野で出てくるっぽくてですね。
分野によって意味合いが変わってくるみたいです。
例えば、監査リスクの話では
監査リスク=固有リスク×統制リスク×発見リスク
と表現されたりします。
この場合の固有リスクは「対処前のリスク」では ありません。
「企業の内部統制が存在していないという仮定の上で、財務諸表に重要な虚偽の表示がなされる可能性」とかいう、よく分からない意味です。
さらに、投資の分野でも「固有リスク」という用語が出てきます。
投資の分野で出てくる「固有リスク」は「市場リスク」の対義語です。
その銘柄固有のリスクとか、そんな感じの意味みたいです。
このように、出てくる分野によって意味合いが変わってきます。
一応、頭の片隅にでも置いておいてあげてください。
一言でまとめるよ
まぁ「固有リスク」って単語が出てきたら「対処前のリスク(他いろいろ)なんだな~」と お考えください。






