クロスコンパイル
プログラムの元ネタを変換するよ
人間語から機械語に翻訳するよ
翻訳するやつが今いる環境とは別の環境で動くように翻訳するよ
簡単に書くよ
クロスコンパイル(英:cross compile)とは
人間語で書いたプログラムの元ネタをコンピュータさんが分かる言葉に翻訳する作業(コンパイル)の分類のひとつ
であり
例えば「翻訳してくれるプログラム(コンパイラ)はWindowsにいるけど、これから翻訳するプログラムはLinuxで動くように翻訳するよ」のように、コンパイラがいる環境とは別の環境で動くようにコンパイルすること
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・プログラムの作り方
・ソースコード
・コンパイル
・コンパイラ
・環境
・クロスコンパイラ
について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
プログラムを作って動かすまでの一般的な流れは
1.人間語でプログラムの元ネタを書く
2.元ネタを人間語から機械語に翻訳する
3.翻訳された指示に従って、コンピュータさんが お仕事する
です。
コンピュータさんは人間語が分かりません。
人間様はコンピュータさんの言葉が分かりません。
プログラムは人間様が作るものです。
そこで最初は人間様が分かる言葉でプログラムを作ります。
コンピュータさんに対する「あれをやれ」「これをやれ」な命令を人間語で書くのです。
次に人間語で書いたプログラムの元ネタをコンピュータさんが分かる言葉に翻訳します。
実際に お仕事をするのは、コンピュータさんですからね。
コンピュータさんが分かる言葉に変換する必要があるのです。
コンピュータさんが分かる言葉に翻訳したので、コンピュータさんは命令の内容を理解できます。
指示に従って、お仕事をしてくれるでしょう。
かなり簡略化した説明ですけどね。
これがプログラムを作るときの流れです。
この話で登場した「人間語で書いたプログラムの元ネタ」を「ソースコード」と言います。
また、ソースコードをコンピュータさんが分かる言葉に翻訳する作業を「コンパイル」と言います。
コンパイルは人間語を機械語に翻訳する作業です。
コンパイルするのがお仕事なプログラムは「コンパイラ」と言います。
コンパイラは人間語を機械語に翻訳してくれるプログラムです。
環境は、何かをするための「場」です。
コンピュータとか、中身のソフトウェアとか、回線とか、その他の機材とか、必要な設定とか、あれやこれやの諸々を ひとまとめにして呼んだものです。
クロスコンパイラは「コンパイラ自身がいる環境とは別の環境で動くようにコンパイルするコンパイラ」です。
一般的なコンパイラは、コンパイラ自身が置いてある環境と同じ環境で動くようにコンパイルします。
Windows上で動くコンパイラであれば、コンパイルするプログラムはWindowsで動くはずのやつです。
コンパイルしたプログラムはWindows上で動きます。
そうではなく、コンパイラ自身が置いてある環境と別の環境で動くようにコンパイルするやつがクロスコンパイラです。
例えば、自分はWindows上にいるけど、Linuxで動くプログラムをコンパイルしたりします。
以上を踏まえて
コンパイラ自身がいる環境とは別の環境で動くようにコンパイルする
のが「クロスコンパイル」です。
クロスコンパイラさんがやっているお仕事のことですね。
例えば、そうですね。
ピヨ太君がピヨ太パソコンでプログラムの元ネタ(ソースコード)を書いています。
作っているプログラムはピヨ子ミニミニコンピュータ(通称:ピヨ子ミニコン)で動かすためのプログラムです。
ソースコードが書きあがりました。
早速、ピヨ子ミニコン上でコンパイルしよう……と思ったのですが、問題が ありました。
ピヨ子ミニコンはミニミニなコンピュータです。
コンパイルするプログラムを入れられるほど容量がありませんし、もし入ってもコンパイルするのに耐えられるだけの性能がありません。
仕方がありませんね。
ピヨ太君は、ピヨ太コンピュータ上で「ピヨ子ミニコンで動くプログラム」をコンパイルすることにしました。
ピヨ太君は「ピヨ太コンピュータで動く、ピヨ子ミニコンで動くプログラムをコンパイルするためのコンパイラ」をピヨ太コンピュータに入れます。
そして、ピヨ太コンピュータ上で「ピヨ子ミニコンで動くプログラム」をコンパイルしました。
あとは簡単です。
ピヨ太コンピュータ上でコンパイルしたプログラムをピヨ子ミニコンに入れれば、ピヨ子ミニコン上でプログラムを動かせます。
この話で出てきた「ピヨ太コンピュータで動く、ピヨ子ミニコンで動くプログラムをコンパイルするためのコンパイラ」がクロスコンパイラです。
クロスコンパイラさんがやってくれた「ピヨ子ミニコンで動くプログラムをピヨ太コンピュータ上でコンパイルする作業」がクロスコンパイルです。
一言でまとめるよ
まぁ「クロスコンパイル」って単語が出てきたら「別の環境で動くようにコンパイル
(人間語で書いたプログラムの元ネタをコンピュータさんが分かる形に翻訳すること)するんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「cross(クロス)」の意味は「十字」とか「交差」とか「横切る」とか「横断する」とかです。
「compile(コンパイル)」の意味は「1つに集める」とか「編集する」とかです。
何となく くっつけると
横断するように編集する
となります。
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