シンクライアント
処理の ほとんどをサーバ側でやるよ
クライアント側では最低限の処理しかしないよ
簡単に書くよ
シンクライアント(英:thin client)とは
「ま~ま~、クライアントさん
(サービスや機能を使う側のコンピュータ)はお仕事しなくて良いから、のんびりしていてくださいよ」なシステムのこと。
もう少し真面目っぽく書くと
システムの分類のひとつ
であり
処理の ほとんどをサーバ
(サービスや機能を提供する側のコンピュータ)側でやり、クライアント側では最低限の処理しかさせないようになっているシステムのこと
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「サーバ」と「クライアント」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
サーバは「サービスや機能を提供する側のコンピュータ」です。
「○○サーバ」と出てきたら「○○関連のサービスを提供しているコンピュータ」と読み替えてみてください。
よく分からない人は、単に「コンピュータ」と読み替えてしまっても かまいません。
それでも雰囲気は感じ取れるはずです。
クライアントは「サービスや機能を使う側のコンピュータ」です。
サーバさんとやり取りして、サーバさんが提供するサービスを利用するやつを指します。
サーバがサービスを提供し、そのサービスをクライアントが使います。
以上を踏まえて
サーバ側で頑張るからクライアント側でやるお仕事は あまりないよ
が「シンクライアント」です。
言葉の印象ではクライアントが頑張るように思えますが、実際には逆です。
頑張るのはサーバさんです。
例えば、ピヨピヨカンパニーが大きくなって、全国に支店を作ったとします。
本来であれば、その支店であれやこれやとお仕事しますよね?
ところがどっこい、やり手のピヨ太社長は違います。
仕事はすべて一極集中!一元管理!すべての仕事を本社でやることにしたのです。
支店でやるのはお客さまのご要望を本社に伝えて、本社からのお返事をお客さまに伝える。これだけです。
このような
本社(サーバ側)で処理の ほとんどをやり、支店(クライアント側)では最低限のお仕事しかさせない
構成になっているシステムがシンクライアントです。
シンクライアントのメリットは
1.セキュリティを考えるのが少しだけ楽
2.管理コストの削減
3.クライアントを増やすのが楽
とかですかね。
大事な情報は本社にしかありません。
支店がうっかり悪の組織に占拠されたとしても大事な情報は流出しません。
本社のセキュリティさえガッツリ頑張れば、何となく安全な気分になれます。
これが「1.セキュリティを考えるのが少しだけ楽」です。
また、大事なあれやこれやは本社でやっています。
支店の方では、そんなに大したことはやっていません。
だから、本社の管理さえしっかりやっていれば、何となくちゃんと管理している気分になれます。
これが「2.管理コストの削減」です。
最後に、支店では大した仕事をしていません。
電話ひとつあれば新しい支店を作れちゃいます。
あとは本社側で新しい支店の情報を管理すれば、それで新しい支店の出店が完了です。
あら、楽ちん。
これが「3.クライアントを増やすのが楽」です。
他にもあるでしょうが、これがシンクライアントの主なメリットです。
一方でデメリットもあります。
支店の立場から見たときに、お仕事が遅くなるのと、好き勝手にやれないことです。
お仕事が遅くなるのは分かりますよね。
すべてのお仕事を一度本社に連絡して、本社からの返事を待たなくてはいけません。
その分、時間がかかります。
最悪の場合、本社と連絡が取れなくなって、お仕事が止まっちゃうかもしれませんね。
好き勝手にやれないのはメリットでもありますが、デメリットでもあります。
例えば、どこかの営業さんがやってきて、スーパー自動ケーキ作製機をオススメしたとします。
「これがあればボタン1つでケーキがすぐに出てきますよ」と営業さんが熱弁します。
支店長のピヨ子さんは、かなり心惹かれました。
でも、ダメです。
すべて本社で管理しているので、支店の判断では導入できません。
ピヨ子さんはちょっと涙目ですが仕方ありませんね。
これもまぁ、デメリットと言えばデメリットです。
他にもあるでしょうが、これがシンクライアントの主なデメリットです。
実際のシンクライアントは……そうですね。
クライアント側のコンピュータではサーバの画面をリモートで表示するだけで、実際の作業はすべてサーバ上でやるとかですね。
データやそのデータを扱うプログラムはサーバにあって、サーバにあるプログラムを呼び出すプログラムだけがクライアント側にあるとかです。
サーバがメインで、クライアントは文字通り「サーバを使うための端末」になっています。
サーバを使えれば良いので、クライアントにはハードディスクがない場合もありますよ。
ハードディスクに入れておかなくちゃいけないようなものは、すべてサーバに置きます。
一言でまとめるよ
まぁ「シンクライアント」って単語が出てきたら「『メインの仕事はサーバ
(サービスを提供するコンピュータ)がするから、クライアントはほとんど何もしなくていーよ』なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「thin(シン)」の意味は「薄い」とか「厚みのない」とか「細い」とか「痩せた」とかです。
「client(クライアント)」の意味は「依頼人」とか「顧客」とかです。
何となく くっつけると
細い依頼人
となります。
ひょろひょろなイメージですかね。
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