サブネットベースVLAN
VLANのやり方だよ
IPアドレスによって、どのネットワークに所属するか決まるよ
簡単に書くよ
サブネットベースVLAN(読:サブネットベースブイラン 英:subnet–based VLAN)とは
元々のネットワークを論理的に区切ったりまとめたりしたネットワーク(VLAN)の作り方のひとつ
であり
「そのIPアドレスのコンピュータは、このネットワークってことになってるよ」な やり方
です。
もう少し真面目ぶって書くと
コンピュータのIPアドレスによって、どのネットワークに所属するかが決まるVLANの方式
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「IPアドレス」と「VLAN(ブイラン)」について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
IPアドレスは「ネットワーク上の住所」です。
インターネットっぽい通信において、送信先を特定するときとかに使う情報です。
「198.51.100.2」のような形式になっています。
同じネットワークにおいてはコンピュータ1台ごとに別のIPアドレスを割り当てます。
よって、IPアドレスを見ればコンピュータが特定できます。
IPアドレスでコンピュータが特定できる
というのを覚えておいてください。
VLANは「元々のネットワークを論理的に区切ったりまとめたりしたネットワーク」です。
スイッチと呼ばれるネットワーク機器にイタズラすることで、物理的な配線とは違うネットワークを作れます。
例えば、そうですね。
とあるネットワークが あったとしましょう。
このネットワークは、スイッチ経由で5台のコンピュータが つながっています。
スイッチにイタズラをして、コンピュータ1は2としか やり取りできないようにしました。
2も1としか やり取りできません。
同じように、3~5は お互い やり取りできるようにしました。
3と4と5の間では やり取りできますが、1や2とは やり取りできません。
そうすると、物理的には1つのネットワークですが、論理的には2つのネットワークがある状態になります。
この「論理的なネットワーク」がVLANです。
実際につながっている線とは別の、意味上のネットワークですね。
以上を踏まえて
スイッチに線を挿したコンピュータのIPアドレスを見て、そのコンピュータが どのネットワークに所属するか判断するVLANのやり方
が「サブネットベースVLAN」です。
サブネットベースVLANにおいて大事なのは
接続する機器のIPアドレス
です。
例えば、そうですね。
ここに穴が5個あるスイッチが あったとしましょう。
それぞれの穴にコンピュータが つながっています。
コンピュータのIPアドレスは、それぞれ「A」「B」「C」「D」「E」だとします。
設定により、IPアドレスが「A」のコンピュータと「B」のコンピュータは互いにやり取りできるようにしました。
残りのコンピュータ(IPアドレスが「C」「D」「E」のコンピュータ)とは、やり取りできない状態です。
同じように、IPアドレスが「C」のコンピュータと「D」のコンピュータと「E」のコンピュータは互いにやり取りできるようにしました。
残りのコンピュータ(IPアドレスが「A」「B」のコンピュータ)とは、やり取りできない状態です。
これは、IPアドレスが「A」のコンピュータと「B」のコンピュータで1つのネットワーク、IPアドレスが「C」「D」「E」のコンピュータで1つのネットワークになっていると言えますよね。
さて、ここでシャッフルタイムです。
コンピュータのつながっている穴が変わってしまいました。
「シャッフルなんてしねーよ」とツッコミたい方は事務所の移転や模様替えをしたと思ってください。
あらら、なんか、ぐちゃぐちゃになってしまいましたね。
でも大丈夫です。
IPアドレスが「A」のコンピュータと「B」のコンピュータで1つのネットワーク、IPアドレスが「C」「D」「E」のコンピュータで1つのネットワークなのは変わりません。
このようなVLANのやり方がサブネットベースVLANです。
サブネットベースVLANでは接続する機器のIPアドレスによって所属するネットワークが決まります。
ポートベースVLAN(どの穴に挿すかで所属するネットワークが決まるやり方)などと違って、挿す穴が変わっても所属するネットワークは変わらないのです。
よって「あれ?この機器って、どの穴に挿すんだっけ?」のように悩まなくて済みます。
サブネットベースVLANの実際の設定については今回は触れません。
専門的に説明しているところで情報を補完してください。
一言でまとめるよ
まぁ「サブネットベースVLAN」って単語が出てきたら「所属するネットワークがIPアドレスで決まるVLAN
(元々のネットワークを論理的に区切ったりまとめたりしたネットワーク)なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「sub(サブ)」という接頭辞が付くと「~の下」や「副~」的な意味になります。
「net(ネット)」は今回は「network(ネットワーク)」の略です。
「network(ネットワーク)」はカタカナで「ネットワーク」で分かりますかね。
「subnet(サブネット)」で「副ネットワーク」みたいなイメージになります。
ただし実際には「subnet(サブネット)」で「サブネット」というIT用語です。
「base(ベース)」の意味は「基底」とか「土台」とかです。
「VLAN(ブイラン)」は「Virtual Local Area Network(バーチャル・ローカル・エリア・ネットワーク)」の略です。
「virtual(バーチャル)」の意味は「実質上の」とか「事実上の」とか「実際上の」とかです。
ただし、今回は「仮想の」と解釈してください。
「local(ローカル)」の意味は「現地の」とか「地元の」とか「局所的な」とかです。
「area(エリア)」の意味は「範囲」とか「領域」とか「地域」とかです。
「network(ネットワーク)」はカタカナで「ネットワーク」で分かりますかね。
何となく くっつけると
サブネットが土台の仮想の局所的な範囲のネットワーク
となります。
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