マルチレイヤスイッチ
スイッチだよ
L3スイッチとかL4スイッチとかL7スイッチのことだよ
ネットワーク層(レイヤ3)からアプリケーション層(レイヤ7)の情報を使ってデータの行き先を振り分けるよ
簡単に書くよ
マルチレイヤスイッチ(英:multi layer switch)とは
L3スイッチとかL4スイッチとかL7スイッチのこと。
もう少しちゃんと書くと
IPアドレスとかポート番号
(ネットワークとパソコンの間にあるドアの番号)とか使うプログラムを見て交通整理をしてくれる「ネットワークにおける交通整理員さん」のこと
です。
ちょっと小難しい言い回しをすると
OSI参照モデルにおけるネットワーク層~アプリケーション層の情報を見て行き先を振り分けてくれるスイッチのこと
となります。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・スイッチ
・スイッチングハブ
・L2スイッチ
・L3スイッチ
・L4スイッチ
・L7スイッチ
について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
スイッチは「ネットワークにおける交通整理員さん」です。
ネットワーク中のデータを見て行き先を振り分けてくれる機器です。
単に「スイッチ」と言った場合、一般的にはスイッチングハブを指します。
スイッチングハブはデータの中の宛先MACアドレスを見て、データの行き先を振り分けてくれる機器です。
ちょっと小難しい言い方になりますが、MACアドレスはOSI参照モデルにおけるデータリンク層(レイヤ2)の情報です。
そのため「レイヤ2の情報を見て行き先を振り分けるスイッチ」の意味で「L2スイッチ」と呼ばれています。
さて、このスイッチさんですが、実はMACアドレスを見て行き先を振り分けてくれるやつだけでは ありません。
例えば、データの中に書いてある宛先IPアドレスを見て行き先を振り分けてくれるスイッチさんがいます。
このIPアドレスを見て行き先を振り分けてくれるスイッチさんは「L3スイッチ」と呼ばれています。
やっぱりちょっと小難しい言い方になりますが、IPアドレスはOSI参照モデルにおけるネットワーク層(レイヤ3)の情報です。
「レイヤ3の情報を見て行き先を振り分けるスイッチ」だから「L3スイッチ」です。
スイッチは他にもあります。
データの中のポート番号を見て行き先を振り分けてくれるスイッチさんです。
ポート番号を見て行き先を振り分けてくれるスイッチさんは「L4スイッチ」と呼ばれています。
やっぱりちょっと小難しい言い方になりますが、ポート番号はOSI参照モデルにおけるトランスポート層(レイヤ4)の情報です。
「レイヤ4の情報を見て行き先を振り分けるスイッチ」だから「L4スイッチ」です。
スイッチの種類は、まだあります。
そのデータをどんなプログラムで使うかによって、行き先を振り分けてくれるスイッチさんです。
使うプログラム……といっても実際には「HTTP」とか「FTP」とかですが、これらを見て行き先を振り分けてくれるスイッチさんは「L7スイッチ」と呼ばれています。
やっぱりちょっと小難しい言い方になりますが、どんなプログラムを使うかはOSI参照モデルにおけるアプリケーション層(レイヤ7)の情報です。
「レイヤ7の情報を見て行き先を振り分けるスイッチ」だから「L7スイッチ」です。
長くなったので、ここまでを一旦整理します。
・L2スイッチ:MACアドレスを見て振り分け
・L3スイッチ:IPアドレスを見て振り分け
・L4スイッチ:ポート番号を見て振り分け
・L7スイッチ:使うプログラムを見て振り分け
・MACアドレス:データリンク層(レイヤ2)の情報
・IPアドレス:ネットワーク層(レイヤ3)の情報
・ポート番号:トランスポート層(レイヤ4)の情報
・使うプログラム:アプリケーション層(レイヤ7)の情報
です。
以上を踏まえて、ここまで挙げたスイッチのうち
L3スイッチ、L4スイッチ、L7スイッチ、あるいは(実際にあるのか分かりませんが)その複合型のスイッチ
が「マルチレイヤスイッチ」です。
ちょっと小難しい言い方をすると
ネットワーク層~アプリケーション層の情報を見て行き先を振り分けてくれるスイッチ
や
レイヤ3~レイヤ7の情報を見て行き先を振り分けてくれるスイッチ
と言えるでしょう。
別に難しく考える必要はありませんよ。
L2スイッチより上のレイヤの情報を見てデータの行き先を振り分けるスイッチがマルチレイヤスイッチです。
L5スイッチ、L6スイッチはない(もしかしたらあるかもしれませんが、一般的ではない)ので、それ以外のL3スイッチ、L4スイッチ、L7スイッチのことだと思ってください。
よく出てくるのは、L3スイッチですかね。
一言でまとめるよ
まぁ「マルチレイヤスイッチ」って単語が出てきたら「レイヤ3~7までの情報を見て行き先を振り分けてくれるスイッチなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「multi(マルチ)」の意味は「複数の」とかです。
「layer(レイヤ)」の意味は「層」とかです。
「switch(スイッチ)」の意味は「切り替える」とか「切り替わる」とか「スイッチ(何かを切り替える装置)」とかです。
何となく くっつけると
複数の層のスイッチ
となります。






