ルート証明書
電子証明書だよ
ルート認証局の身元証明書だよ
ルート認証局が自分で発行しているよ
簡単に書くよ
ルート証明書(読:ルートショウメイショ 英:root certificate)とは
自分で「俺、良い人だよー」と保証することが許されている認証局
(コンピュータ世界の身元保証協会)(ルート認証局)が発行した自分自身の身元を証明する身元証明書(電子証明書)のこと
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・電子証明書
・認証局
・ルート認証局
について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
電子証明書は、コンピュータの世界における「どこかの誰かが発行した身元証明書」です。
保証人制度とか印鑑証明みたいなイメージですかね。
どこかの誰かに「こいつは大丈夫。俺が身元を保証すっから」と発行してもらった証明書です。
身元を保証してくれるのは、どこかの誰かです。
身元を保証してくれる立場の人は「認証局」と呼ばれます。
例えば、そうですね。
ピヨ太君が一人暮らしをするために部屋を借りることにしました。
ピヨ太君は、不動産屋さんに向かいます。
ピヨ太君はパッと見で貧乏そうに見えます。
「う~ん、こんな どこの馬の骨とも分からんやつには部屋を貸したくないなぁ。家賃を滞納するかもしれないし」と判断されたのでしょう。
問答無用で追い返されてしまいました。
ピヨ太君は涙目です。
ピヨ太ママに相談しました。
ふむふむ、なるほど。
話を聞いたピヨ太ママは、ピヨ太君に「ピヨ太は身元がしっかりしているナイスガイよ!このピヨ太ママが保証するわ!」な紹介状を渡しました。
ピヨ太君は紹介状を持って、再び不動産屋さんに行きます。
紹介状を持っていたお陰で、不動産屋さんは「ふむ、ピヨ太ママさんが保証してくれるなら安心かな。話くらいは聞いてあげよう」と思いました。
結果として、ピヨ太君は追い返されませんでした。
ピヨ太君、良かったですね。
この話における紹介状が電子証明書です。
紹介状を発行したピヨ太ママが認証局に相当します。
認証局は他の人の身元を保証する機関です。
自分自身も清廉潔白でなくてはいけません。
それでは、認証局自身の身元は、どうやって保証するのでしょうか。
実は認証局の身元保証のやり方は2種類あります。
1.厳しい審査や世間の目にさらされることによって身元を保証される
2.他の認証局に保証してもらうことで身元が保証される
の2つです。
1の「厳しい審査や世間の目にさらされることによって身元を保証される」認証局は、いわば「社長さん」認証局です。
社長さんが優秀かどうかは世間が決めます。
売上がっぽがぽで儲かりまくり、会社の評価も上々なら、誰に何を言われなくても、社長さん自身が「俺は優秀だ!」と言えるでしょう。
世間からの評価によって、優秀だと証明されます。
一方、2の「他の認証局に保証してもらうことで身元が保証される」認証局は「社員さん」認証局です。
社員さんが優秀かどうかは社長さんをはじめとした上司連中が判断します。
評価する立場にある人が「こいつは優秀だ!」と判断することで、社員さん自身が優秀だと証明されます。
この2つの認証局のうち、1の「社長さん」認証局が「ルート認証局」です。
ルート認証局は、厳しい審査やあれやこれやの苦難を乗り越えることで、認証局自身が「自分は良い人ですよ~」と自己主張してOKな認証局です。
厳しい審査や世間の目にさらされることによって身元を保証されます。
あと、ついでなので書いておくと、2の「社員さん」認証局は「中間認証局」と言います。
中間認証局は、他の認証局に身元保証をしてもらう認証局です。
他の認証局に保証してもらうことで身元が保証されます。
以上を踏まえて
ルート認証局の身元を証明する電子証明書
が「ルート証明書」です。
ルート証明書はルート認証局自身が発行しています。
例えば、そうですね。
ここに一人暮らしをしたいピヨ太君がいました。
ピヨ太君は部屋を借りるために不動産屋さんに向かいます。
ですが、問答無用で追い返されてしまいました。
ピヨ太君はパッと見で貧乏そうに見えます。
「う~ん、こんな どこの馬の骨とも分からんやつには部屋を貸したくないなぁ。家賃を滞納するかもしれないし」と判断されたのでしょう。
そこでピヨ太君は自分の身元をピヨ太ママに保証してもらいました。
ピヨ太君はピヨ太ママからもらった「ピヨ太証明書」を持って、意気揚々と不動産屋さんに向かいます。
ここで ちょっと考えてみてください。
ピヨ太証明書を持って行けば「ピヨ太ママさんが保証してくれているのか。それなら、ピヨ太君の身元は、しっかりしてるね!」となると思いますか?
実は、なりません。
ピヨ太君の身元を保証しているピヨ太ママ自身が、どこの馬の骨とも分からないからです。
そこで、ピヨ太ママもピヨ太パパに身元を保証してもらいました。
ピヨ太パパから「ピヨ太ママ証明書」をもらったのです。
つまり、ピヨ太君は、ピヨ太パパから身元を保証されたピヨ太ママから身元を保証されている状態です。
ここで、もう一度、考えてみてください。
ピヨ太ママ証明書とピヨ太証明書を持って行けば「ピヨ太パパさんが身元保証しているピヨ太ママさんが保証してくれているのか。それなら、ピヨ太君の身元は、しっかりしてるね!」となると思いますか?
実は、なりません。
ピヨ太ママの身元を保証しているピヨ太パパが、どこの馬の骨とも分からないからです。
そこで、ピヨ太パパもピヨ太ジージに身元を保証してもらいました。
ピヨ太ジージから「ピヨ太パパ証明書」をもらったのです。
つまり、ピヨ太君は、ピヨ太ジージから身元を保証されたピヨ太パパから身元を保証されたピヨ太ママから身元を保証されている状態です。
しつこいですが、もう一度、考えてみてください。
ピヨ太パパ証明書とピヨ太ママ証明書とピヨ太証明書を持って行けば「ピヨ太ジージさんが身元保証しているピヨ太パパさんが身元保証しているピヨ太ママさんが保証してくれているのか。それなら、ピヨ太君の身元は、しっかりしてるね!」となると思いますか?
実は、なりません。
ピヨ太パパの身元を保証しているピヨ太ジージが、どこの馬の骨とも分からないからです。
つまり、ピヨ太ジージも身元保証が必要です。
それを知ったピヨ太ジージは激怒しました。
今は隠居生活を送っていますが、ピヨ太ジージは地元の名士です。
世の中から「ピヨ太ジージは立派な人だよ」と認められているからです。
怒ったピヨ太ジージは、自分で「ピヨ太ジージ証明書」を発行してしまいました。
その中には「世の中から立派な人だと認められたワシが、ワシの身元を保証してやる。なんか文句あっか?」と書いてあります。
ピヨ太君はピヨ太ジージ証明書とピヨ太パパ証明書とピヨ太ママ証明書とピヨ太証明書を持って不動産屋さんに行きました。
さすがに今度は大丈夫だったようです。
不動産屋さんは「世の中に立派な人だと認められているピヨ太ジージさんが身元保証しているピヨ太パパさんが身元保証しているピヨ太ママさんが保証してくれているのか。それなら、ピヨ太君の身元は、しっかりしてるね!」と判断して部屋を貸してくれました。
めでたし、めでたし。
長くなったので、ここまでを一旦まとめます。
ピヨ太君はピヨ太ママに身元保証されています。
ピヨ太ママはピヨ太パパに身元保証されています。
ピヨ太パパはピヨ太ジージに身元保証されています。
ピヨ太ジージは世の中に身元保証されています。
世の中に認められたピヨ太ジージがピヨ太ジージ自身の身元を保証するために「ピヨ太ジージ証明書」を発行し、ピヨ太ジージがピヨ太パパの身元を保証するために「ピヨ太パパ証明書」を発行し、ピヨ太パパがピヨ太ママの身元を保証するために「ピヨ太ママ証明書」を発行し、ピヨ太ママがピヨ太君の身元を保証するために「ピヨ太証明書」を発行している状態です。
この話を認証局の話に当てはめると、ピヨ太パパとピヨ太ママは中間認証局に相当します。
他の認証局に身元保証されている認証局だからです。
ピヨ太ジージはルート認証局に相当します。
厳しい世間の目によって身元保証されている認証局だからです。
発行された「○○証明書」に相当するのは電子証明書です。
お待たせしました。
(世の中に認められた)ピヨ太ジージがピヨ太ジージ自身の身元を保証するために発行した「ピヨ太ジージ証明書」に相当するのがルート証明書です。
電子証明書は「どこかの誰かが発行した身元証明書」です。
「どこかの誰か」の身元が怪しいのでは、何の証明にもなりません。
そこで「どこかの誰か」も
1.他の「どこかの誰か」に身元を保証してもらう
2.厳しい審査や世間の目にさらされることによって身元を保証される
のどちらかで自分の身元を証明しています。
1の場合は、身元を保証してくれる「どこかの誰か」から身元証明書をもらいます。
2の場合は、自分で自分の身元証明書を発行します。
2の場合の「自分で発行した自分の身元証明書」がルート証明書です。
一言でまとめるよ
まぁ「ルート証明書」って単語が出てきたら「ルート認証局
(自分で「俺、良い人だよー」と保証することが許されている認証局)の身元証明書(電子証明書)なんだな~」と お考えください。







