「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

Dynamic Host Configuration Protocol

pointこの用語のポイント

pointIPアドレスを自動割り当てする仕組みだよ

pointインターネットの設定(の一部)を自動でやってくれるよ

point「DHCP」と表現されるのが一般的だよ

スポンサーリンク

簡単に書くよ

Dynamic Host Configuration Protocol(読:ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)とは

いわゆる「DHCP」のこと。
用語の中身としては

コンピュータにIPアドレス(インターネットをするときにコンピュータに割り当てられる住所)を自動割り当てする仕組みのこと
です。
もう少し、ふんわりと書くと

インターネットをやるときに必要な設定の一部を、それ用のコンピュータが自動的にやってくれる仕組み
です。


image piyo

詳しく書くよ

最初に留意事項です。
DHCP」と言われて「あぁ、アレのことね」と分かる方は最後まで読む必要ありません。
DHCPの正式名称(?)が「Dynamic Host Configuration Protocol」です。
Dynamic Host Configuration Protocol」の頭文字を取ったのが「DHCP」ね。

Dynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)

※「Dynamic Host Configuration Protocol」を何となく日本語にすると「動的ホスト設定用のお約束事」となります。[詳細]

以上が「DHCP」の意味を知っている人向けの説明です。

「DHCPって何?美味しいの?」な人は、このまま読み進めてください。
用語の中身について説明します。

ちょっと休憩6

それでは、いってみましょう。
まずは予備知識として「IPアドレス」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。

IPアドレスは「ネットワーク上の住所」です。
インターネットっぽい通信において、送信先を特定するときとかに使う情報です。
「198.51.100.2」のような形式になっています。

Dynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)2

以上を踏まえて、本題に入ります。

インターネットをするにはIPアドレスが必要です。
どのIPアドレスを使うか、コンピュータに設定しなくては いけません。

この設定を昔は人間様が えっちらおっちらと やっていました。
いわゆる「手動設定」というやつです。

Dynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)3

人間様からしたら面倒くさいですね。

IPアドレスは他のコンピュータと被っては いけません。
1台か2台ならともかく、100台とかあったら管理するのも一苦労です。

そこで、IPアドレスの管理をコンピュータさんにやらせることにしました。
インターネットをやりたいコンピュータにIPアドレスを割り当てる仕事を、それ用のコンピュータにやらせたのです。
カッコ付けて言うと「自動割り当て」です。

Dynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)4

この

IPアドレスをコンピュータに自動割り当てする仕組み

が「Dynamic Host Configuration Protocol」です。
上でも書きましたが、一般的には「DHCP」と表現されます。
※本ページでも以降は「DHCP」と表現します。

プロトコル」と書いてあるくらいなので、厳密に言えば、IPアドレスを自動割り当てする仕組みで使う「お約束事」ですけどね。
よく分からない人は気にしなくていいです。

せっかくなので、DHCPの仕組みを、もう少し詳しく見てみましょう。

ここに1台のパソコンさんが、いました。

Dynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)5

パソコンさんはインターネットがやりたいです。

Dynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)6

ですが、IPアドレスが設定されていないのでインターネットはできません。
パソコンさんは涙目になりました。

Dynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)7

涙目なパソコンさんを救うために人間様が直接IPアドレスを設定するのが昔のやり方です。
昔は人間様が自分の手でIPアドレスを設定していました。

Dynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)8

DHCPの場合は、まずパソコンさんがキレます。
ネットワーク全体に聞こえるような大きな声で「インターネットがやりたーい!IPアドレスが欲しいよー!」と泣きわめくのです。

Dynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)9

そうすると、人間様からIPアドレスの割り当てを任されたコンピュータさんが、それに気付きます。
「あぁ、こいつはIPアドレスが欲しいんだな」と分かるわけです。

Dynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)10

あとは簡単ですね。
人間様からIPアドレスの割り当てを任されたコンピュータさんが、インターネットをやりたいパソコンさんにIPアドレスを貸してあげます。

Dynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)11

これでパソコンさんはインターネットをやるために必要なIPアドレスを手に入れました。
その他、必要な設定をすればインターネットをやれます。

めでたし、めでたし。

このようなIPアドレスを自動割り当てする仕組みがDHCPです。

最近のパソコンさんは、買ってすぐ(何の設定もしないで)いきなりLANケーブルを挿してもインターネットができますよね。
それはDHCPのお陰なのです。

なお、DHCPの仕組みにおいて、割り当てられるIPアドレスは使いまわします。
「あげる」のでは ありません。
「貸す」のです。
ご注意ください。

Dynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)12

たまに、同じパソコンを使っているのにIPアドレスが変わることがあります。
これは、貸し出されたIPアドレスが、一旦、回収されたからです。
何らかの理由により

1.IPアドレス貸出(192.168.1.2)
2.IPアドレス回収(192.168.1.2)
3.IPアドレス貸出(192.168.1.3)


となったときにIPアドレスが変わります。

DHCPのメリットは

1.設定が楽
2.管理が楽


でしょう。
コンピュータさんが勝手にやってくれますからね。
基本的には、人間様がやることは ありません。

一方のデメリットは

1.IPアドレスを割り当てるコンピュータが動いていないとインターネットがやれない
2.IPアドレスが、たまに変わる


でしょうか。
普通にインターネットを楽しむだけなら、そんなにデメリットらしいデメリットはないと思います。


image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「Dynamic Host Configuration Protocol」って単語が出てきたら「DHCP(IPアドレスを自動で割り当ててくれる仕組み)のことなんだな~」と お考えください。

一番上に戻るよ
スポンサーリンク
書籍画像037
書籍画像041

おまけ

■訳してみるよ

「dynamic(ダイナミック)」の意味は「動的な」とかです。
「host(ホスト)」の意味は「(お客さまをもてなす)主人」とか「主催者」とかです。
「configuration(コンフィグレーション)」の意味は「配置」とか「形状」とか「構成」とかです。
今回は「設定」と解釈してください。
「protocol(プロトコル)」の意味は「(外交上の)儀礼」とか「議定書」とかですが、今回は「お約束事」と解釈してください。
何となく くっつけると

動的な主人設定用のお約束事

となります。


■検索してみる?




書籍画像
わわわ説明術コラム
宣伝だよ
「分かった!」と思わせる説明の技術 知識ゼロの相手にも伝わるようになる本【Audible】
つくって、壊して、直して学ぶ Kubernetes入門
実践サイバーセキュリティ入門講座 現場に残された痕跡からハッカーの攻撃を暴け