匿名FTP
FTP接続の仕組みだよ
誰でも接続できるよ
相手側が許可していないと、できないけどね
ユーザIDを「anonymous」にするよ
パスワードは何でも良いよ
簡単に書くよ
匿名FTP(読:トクメイエフティーピー 英:anonymous FTP)とは
「アノニマスFTP(anonymous FTP)」のこと。
用語の中身としては
「俺は誰の接続も拒まない。IDとかパスワードを知らないやつでも、かかってこいやー!」なFTP
(ファイルをやり取りする仕組みのひとつ)接続の仕組み
です。
もう少し具体的に書くと
FTPで接続するときはIDとパスワードを使った認証をするのが一般的だけど、ユーザIDを「anonymous」にして接続してきたらパスワードがどんなのでも認証OKってことにして接続させてあげるよ!な仕組みのこと
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・FTP
・サーバ
・クライアント
・FTPサーバ
・FTPクライアント
・認証
について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
FTPは「インターネットの線を使ってファイルをやり取りする仕組み(のひとつ)」です。
ネットワーク経由でファイルを送るときのメジャーなやり方です。
正確には、ファイルをやり取りするときの決まりごとですけどね。
そこら辺は、ゆるく捉えてください。
「ファイルを受け渡しするときに使うんだなー」程度の理解でも かまいません。
サーバは「サービスや機能を提供する側のコンピュータ」です。
「○○サーバ」と出てきたら「○○関連のサービスを提供しているコンピュータ」と読み替えてみてください。
よく分からない人は、単に「コンピュータ」と読み替えてしまっても かまいません。
それでも雰囲気は感じ取れるはずです。
……と、いつもなら説明するのですが、今回は忘れてください。
コンピュータ同士で何かやり取りをするとき、自分から「ねーねー。やり取りしようぜー」と関わっていく方を「クライアント」と言います。
普段は ぼーっと待機していて、クライアントから誘いが来たときに「仕方ねーなー。相手してやるか」な方を「サーバ」と言います。
これをサクっと書くと
サーバ:相手をしてやる方
クライアント:相手をしてもらう方
となります。
今回 登場する「サーバ」は、こちらの意味です。
「相手をしてやる方」と解釈してください。
FTPサーバは「FTPで接続される方のコンピュータ」です。
「FTPの接続先」とも言えますね。
FTPクライアントは「FTPで接続する方のコンピュータやソフト」です。
FTPサーバとFTPクライアントはセットで覚えてあげてください。
FTPサーバ:「仕方ないなー。相手してやるよ!」と受け入れる側
FTPクライアント:「FTPでやり取りしようぜー!」と提案する側
です。
ちなみに提案する側(どちらから接続するか)が逆になれば呼び方も逆になります。
認証は「おまえ誰?OKなやつ?」を確認する作業です。
例えば
・本人しか知らない情報を入力させる
・本人しか持っていないものを提示させる
・接続元の情報を見る
のような過程を経て、OKな人かNGな人かを判定します。
※厳密には「認証+認可」の説明になっていますが気にしないことにします。そこら辺が気になる方は、用語「認可」の説明を ご覧ください。
以上を踏まえて本題に入ります。
FTPで接続するときは、IDとパスワードを使った認証をするのが一般的です。
まず、FTPクライアントからFTPサーバに接続します。
このとき「自分は、こういう者です。怪しいやつでは ありません」のアピールとして、IDとパスワードも連絡します。
FTPサーバ側では、申告されたIDとパスワードが「こいつは接続させて良いよ」リストに載っているか確認します。
申告されたIDとパスワードが「こいつは接続させて良いよ」リストに載っていれば接続させてあげます。
申告されたIDとパスワードが「こいつは接続させて良いよ」リストに載っていなければ接続させません。
これが一般的なFTP接続の流れです。
接続するためのIDとパスワードを知っている人のみ接続できる
ようにすることで、どこの馬の骨とも知らないやつに接続されて好き勝手やられるのを防いでいます。
ただし、です。
実は「IDとパスワードを知らない人にもFTP接続させてあげたいな~」な場合があります。
例えば、自分が作ったソフトを、FTP経由で いろんな人に配りたい場合などです。
そんなときのために
IDが「anonymous」だったら、パスワードが適当でも認証OKってことにしてFTP接続させてあげるよ
な仕組みがあります。
この
IDが「anonymous」だったらパスワードが適当でも認証OKってことにしてFTP接続させてあげるよ!な仕組み
が「匿名FTP」です。
「アノニマスFTP(anonymous FTP)」と表現されることも あります。
匿名FTPはID・パスワードを知らない人にFTP接続させてあげるための仕組みです。
この仕組みがあれば
IDを「anonymous」にすること
というのさえ知っていれば、誰でもFTP接続できます。
一方で、匿名FTPを有効にするのは、実質的に認証を無効にする行為です。
セキュリティがヨワヨワになるので、普通は匿名FTPを無効化しておきます。
匿名FTPを有効にするのは、フリーソフトを配布するホームページのような
不特定多数の人にファイルを配る必要がある場合
くらいのはずです。
一言でまとめるよ
まぁ「匿名FTP」って単語が出てきたら「認証を気にしないでFTP
(ファイルをやり取りする仕組みのひとつ)接続させるための仕組みなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「匿名」は日本語ですね。
「FTP」は「File Transfer Protocol(ファイル・トランスファー・プロトコル)」の略です。
「file(ファイル)」はカタカナで「ファイル」で分かりますかね。
「transfer(トランスファー)」の意味は「移す」とか「動かす」とか「運ぶ」とかです。
「protocol(プロトコル)」の意味は「(外交上の)儀礼」とか「議定書」とかですが、今回は「お約束事」と解釈してください。
何となく くっつけると
匿名の「ファイルを運ぶお約束事」
となります。
■違いの分かるピヨピヨ
■検索してみる?






