APM
電源管理に関する規格だよ
あれやこれやを主にBIOSで制御するよ
「Advanced Power Management」の略だよ
簡単に書くよ
APM(読:エーピーエム)とは
パソコンさんの電源管理に関する規格のひとつ
であり
電源に関する あれやこれやを主にBIOS
(コンピュータの電源が入って最初に動く、主にハードウェアを制御するプログラム)で制御するやつ
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
予備知識が多いですが、頑張って付いてきてください。
みなさんもご存じだとは思いますが、パソコンさんは機械です。
電気が通っていないと動きません。
電気が通っていないパソコンさんは、場所を取るだけの役立たずです。
パソコンさんは電気を得て、はじめてお仕事ができます。
ただし、電気が通れば、パソコンさんとして お仕事ができるわけでは ありません。
他にも必要なものは あります。
そのひとつが「OS」です。
OSは「パソコンさんの人格に相当するソフト」です。
パソコンさんは中にOSを入れることで、はじめてパソコンとしての お仕事が できます。
「これが無いとパソコンじゃねーよ」な基本ソフトです。
それでは、電源ボタンをポチっと押して最初に動き出すソフトはOSでしょうか?
違います。
最初に動き出すのは「BIOS」と呼ばれるソフトです。
一般的に、BIOSは「マザーボード」と呼ばれる、パソコンさんの中にある大事な部品にくっついています。
あなたがパソコンさんの電源をポチっと入れました。
そうすると、まずマザーボードに電気が流れます。
マザーボードに電気が流れると、BIOSさんが叩き起こされます。
叩き起こされたBIOSさんは、ハードディスクを動かしたりキーボードにお仕事の準備をさせたりします。
OSが動くのは、その後です。
考えてみれば、当たり前ですよね。
電源を入れて最初に動くのがOSだとしたら、OSが入っていないパソコンさんは、うんともすんとも反応しないことになってしまいます。
実際には、そんなことは ありません。
OSが入っていないパソコンさんでも、電源が入れば、何かしらの操作はできます。
それに、OSはハードディスクの中に入っています。
ハードディスクが動いていない状況で、OSが動けるとは思えません。
ということで、電源ボタンをポチっとしてからパソコンさんが動き出すまでの流れは
1.電源を入れる
↓
2.BIOSさんが仕事を始める
↓
3.BIOSさんの指示によってハードディスクとかが動き出す
↓
4.ハードディスクの中にいるOSさんが仕事を始める
に なります。
大雑把な説明ですが、OSとBIOSの関係性は頭に入れておいてください。
OS:パソコンとしてのお仕事をさせるためのソフト
BIOS:(機械としての)パソコンを動かすためのソフト
のイメージです。
さて、次にパソコンの電源を切るときの流れを見てみましょう。
パソコンの電源を切るとき、あなたはどうやっていますか?
そうですね。
パソコンさんの電源ボタンをポチっと……押してはいけません。
電源ボタンをポチっと押して電源を切ると、パソコンさんはビックリしてしまいます。
場合によっては、ふてくされて次から仕事をしてくれなくなるでしょう。
そんな事態を避けるために、パソコンさんの電源を切るときは、画面上から「パソコンの電源を切ってよ処理」を実行します。
いわゆる「シャットダウン」と呼ばれる処理ですね。
そうすると、パソコンさんの機嫌を損ねることなく電源を切れます。
ここで ちょっと考えてみてください。
あなたは「パソコンの電源を切ってよ!」の指示を画面上でやりました。
この指示を最初に受け取るのは、パソコンさんの中にある何らかのソフトです。
このソフトが、パソコンさんの本体(機械の部分:ハードウェア)に対して「電源切れってさ!」と、あなたからの指示を伝えます。
そうすると、パソコンさんの本体(機械部分)は電源を切って眠りにつきます。
これが、パソコンさんが終了するときの流れです。
1.人間様からの指示
↓
2.ソフトが指示を受け取ってハードウェアに伝える
↓
3.ハードウェアの電源が切れる
です。
パソコンの中に限定して見れば、この状況は
ソフトが電源を管理している
と言えるでしょう。
ふぃ~、やっとたどり着きました。
この
ソフトによるパソコンさんの電源管理に関する決まり事(規格)
のひとつが「APM」です。
「Advanced Power Management(アドバンスド・パワー・マネジメント)」の略で「APM」ね。
気が向いたら、覚えてあげてください。
※「Advanced Power Management」を何となく日本語にすると「高度な電源管理」となります。[詳細]
パソコンの電源管理に関する勉強をしていると、APM以外に「ACPI」という用語も出てくるはずです。
せっかくなので、簡単に比較しておきましょう。
APMではパソコンさんの電源管理を主にBIOSでやります。
ところが、それでは不便を感じる人たちがいたのです。
不便を感じた人たちは新しく「ACPI」という規格を作りました。
ACPIでは主にOSさんが電源管理をやります。
BIOSも働きますがOSのサポート的な位置付けです。
つまり、APMとACPIでは電源を管理する人が違うのです。
それぞれ
APM:BIOSが管理
ACPI:OSが管理
です。
APMではガンコおやじが電源を管理します。
ACPIではイマドキの若者が電源を管理します。
そんなイメージです。
ACPIの方がAPMよりも後から作られました。
ACPIの方がAPMよりも自由度が高いです。
その代わり、OSやBIOS、機械がACPIに対応していないと上手く動作しません。
それが、APMとACPIの違いです。
細かく見れば、他にもいろいろありますけどね。
それだけ覚えておけば、困ることは少ないと思います。
一言でまとめるよ
まぁ「APM」って単語が出てきたら「電源管理に関する決まり事なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「APM」は「Advanced Power Management(アドバンスド・パワー・マネジメント)」の略です。
「advanced(アドバンスド)」の意味は「高度な」とか「高等な」とか「上級の」とかです。
「power(パワー)」の意味は「力」とか「能力」とか「電源」とかです。
「management(マネジメント)」の意味は「管理」とかです。
何となく くっつけると
高度な電源管理
となります。






