MBR(マスターブートレコード)
ハードディスクの最初に読み込まれる場所だよ
OS起動に必要なあれこれが書いてあるよ
ぶっ壊れると起動できなくなるよ
「MBR」と表現された場合は「Master Boot Record」の略だよ
簡単に書くよ
MBR(マスターブートレコード)(英:master boot record)とは
パソコンさんの電源が入れられて、最初に読まれるハードディスク内の場所
であり
パソコンさんがお仕事を始めるためのあれやこれやの情報が書かれている場所
です。
詳しく書くよ
突然ですが、ピヨ太君が小説を読もうとしています。
小説を読むときに、最初に読むのは何ページ目でしょうか?
普通に考えれば、1ページ目ですよね。
最初のページから順番に読んでいくはずです。
それを踏まえて、読み進めてください。
ピヨ太君がパソコンさんの電源をポチッと入れました。
パソコンさんが永き眠りから目覚めます。
眠りから覚めたパソコンさんは、お仕事の準備を始めました。
まずはOS(コンピュータの人格に相当するソフト)やその他の情報が入っているハードディスクを読み始めます。
パソコンさんはハードディスクを「ふむふむ」と読み始めました。
このとき、パソコンさんが最初に読むのはハードディスク内のどこでしょうか?
答えは「どこか」です。
今の段階では具体的に「どこ」と言うのは難しいですけどね。
物事には必ず「はじまり」があります。
ハードディスクを読むときだって、最初に読む「どこか」があるはずです。
以上を踏まえて
パソコンさんが起動して最初に読むハードディスク内の場所
が「マスターブートレコード」です。
「Master Boot Record(マスター・ブート・レコード)」を省略して「MBR」と表現されることも あります。
気が向いたら、覚えてあげてください。
※「Master Boot Record」を何となく日本語にすると「主となる起動の記録」となります。[詳細]
マスターブートレコードには、パソコンさんを起動するために必要な情報が、あれやこれやと書いてあります。
例えば「どのOSを起動するか?」や「どんな流れでOSを起動するか?」などです。
電源をポチっと入れられたパソコンさんは、ハードディスク内のマスターブートレコードを「ふむふむ、なるほど」と読んで、その後に何をするか決めます。
……というのが大雑把な説明です。
マスターブートレコードの仕組みをきちんと理解しようとすると結構ややこしいです。
うっかり真面目な解説ページを見たりすると
マスターブートレコードはハードディスクの先頭セクタで、ブートローダやパーティションテーブルなどが記録されている。BIOSによってブートローダが起動され、ブートローダがパーティションテーブルを参照して、起動するOSが入っているパーティションを判断する。その後、起動パーティション内にあるブートセクタが読み出され、ブートセクタ内の起動プログラムによってOSが起動される。マスターブートレコードが壊れるとOSが起動できなくなる。
とか書いてあって涙目になると思います。
カタカナ語の勢いにやられそうですね。
一応、ざっくりと説明しておきますが、ここから先の説明は少しややこしいです。
余裕がある方は頑張って読んであげてください。
脳みそから煙が出そうな人は無理する必要ありません。
ゆっくり休んでください。
あっ、読んでくださるのですね。
ありがとうございます。
それでは、いってみましょう。
まず、BIOSは「パソコンさんの電源が入って最初に動く、主にハードウェアを制御するプログラム」です。
一般的に、BIOSさんは「マザーボード」と呼ばれる、パソコンさんの中にある大事な部品にくっついています。
電源がポチっと押されると、マザーボードに電気が流れます。
マザーボードに電気が流れると、BIOSさんが叩き起こされます。
叩き起こされたBIOSさんが、ハードディスクを動かしたりキーボードにお仕事の準備をさせたりします。
OSさんのお仕事が始まるのは、その後です。
パーティションは「ハードディスク内の区切られた領域」です。
ハードディスクがお家だとすれば、パーティションはお部屋のイメージです。
パーティションテーブルは、ざっくり言えば「お部屋情報」が書いてある場所です。
どんなパーティションがあるかとか、パーティションの状態だとかが記録されています。
ブートローダは何かをするプログラムです。
何をするかは読み進めれば分かります。
ブートセクタはパーティションの先頭にある領域です。
ハードディスクに対するマスターブートレコードと同じような位置付けで、パーティションにはブートセクタがあります。
ブートセクタの中にはOSを起動するためのプログラムが入っています。
以上が用語の意味の説明です。
次にOSが起動するまでの流れを説明していきます。
※OSが起動するまでの流れは、OSの種類や、その他の要因によって微妙に変わります。本ページで取り上げる起動の流れは一例と捉えてください。
ハードディスクの中には、1つ以上のパーティションがあります。
今回は仮に、2つあったとしましょう。
ハードディスクの最初に読まれる場所(先頭)にはマスターブートレコードがあります。
マスターブートレコードの中には、ブートローダとパーティションテーブルがあります。
また、それぞれのパーティションの先頭にはブートセクタがあります。
ブートセクタの中にはOSを起動するプログラムがあります。
この「OSを起動するプログラム」も「ブートローダ」と呼んだりしますが、ややこしいので今回は「OSを起動するプログラム」と表現します。
コンピュータの電源が入ると、BIOSさんはマスターブートレコードを読みます。
マスターブートレコードを読みこんだBIOSさんは、ブートローダに「おい、起きろ。おまえの出番だ」と命令します。
ブートローダは、パーティションテーブルを見て、パーティションの情報を把握します。
パーティションテーブルには「パソコンを起動したときに動かすOSが入っているのは、このパーティションだよ」な情報が書いてあります。
これで起動するOSの入っているパーティションが分かりました。
次はブートセクタの出番です。
OSの入っているパーティションのブートセクタが読み込まれます。
ブートセクタが読み込まれると、その中にいるOSの起動プログラムに対して「おい、起きろ。起きてOSを起動しろ」な命令が出されます。
これで最後です。
ブートセクタにいるOSの起動プログラムが、OSを起動します。
これが、マスターブートレコードの仕組み……というか、OSが起動するまでの流れです。
マスターブートレコードが壊れると、後の処理ができなくなりますよね。
言い方を変えると、マスターブートレコードが壊れると、OSが起動できなくなります。
ここまでの説明を専門家っぽく表現したのが、先ほど書いた
マスターブートレコードはハードディスクの先頭セクタで、ブートローダやパーティションテーブルなどが記録されている。BIOSによってブートローダが起動され、ブートローダがパーティションテーブルを参照して、起動するOSが入っているパーティションを判断する。その後、起動パーティション内にあるブートセクタが読み出され、ブートセクタ内の起動プログラムによってOSが起動される。マスターブートレコードが壊れるとOSが起動できなくなる。
な説明です。
細かい動きはOSによって違ったり違わなかったりするみたいですけどね。
細かいことは自力で頑張って勉強してください。
あと、技術の進歩と共に、BIOSの後継者っぽい「UEFI」なんてやつが出てきました。
今回説明したのはBIOSにおけるOS起動の流れです。
UEFIの場合はBIOSとは少し流れが違います。
興味がある方は自力で頑張って勉強してください。
一言でまとめるよ
まぁ「マスターブートレコード(MBR)」って単語が出てきたら「起動して最初に読まれるハードディスク内の場所なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「master(マスター)」の意味は「主人」とか「雇い主」とかです。
「boot(ブート)」の意味は「(コンピュータの)起動」とか「ブーツ」とか「長靴」とかです。
「record(レコード)」の意味は「記録」とか「成績」とか「レコード」とか「記録する」とか「録音する」とかです。
何となく くっつけると
主となる起動の記録
となります。
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