Virtual Local Area Network
論理的なネットワークだよ
スイッチに仕掛けをして作るよ
実際の配線とは違う形のネットワークを作れるよ
「VLAN」と表現されるのが一般的だよ
簡単に書くよ
Virtual Local Area Network(読:バーチャル・ローカル・エリア・ネットワーク)とは
いわゆる「VLAN」のこと。
用語の中身としては
元々のネットワークを論理的に区切ったりまとめたりして作った「本当は違うけど、そーゆーことにしましょ」なネットワークのこと
です。
詳しく書くよ
最初に留意事項です。
「VLAN(ブイラン)」と言われて「あぁ、アレのことね」と分かる方は最後まで読む必要ありません。
VLANの正式名称(?)が「Virtual Local Area Network」です。
「Virtual Local Area Network」の頭文字を取ったのが「VLAN」ね。
※「Virtual Local Area Network」を何となく日本語にすると「なんちゃって局地的な範囲のネットワーク」となります。[詳細]
以上が「VLAN」の意味を知っている人向けの説明です。
「VLANって何?美味しいの?」な人は、このまま読み進めてください。
用語の中身について説明します。

それでは、いってみましょう。
突然ですが、ピヨ太君とピヨ子さんは同じ高校の同級生です。
どうでも良い情報ですが、2人とも2年2組でした。
ピヨ太君はピヨ子さんと同じクラスになれてウキウキです。
しかし、あるとき先生が言いました。
おまえらよ~。良いよな~。俺は男子校だったからよ~。共学の奴らってうらやましいんだよな~。あ~、なんか話してたらムカついてきたわ。よし、今からこのクラスは2つに分ける。男どもは「2年2-野郎組」な。女子は「2年2-女神組」ってことにするわ。
あっ、別のクラスって設定なんだから、授業も別な。授業中に男女で会話すんのも禁止。なんせ別のクラスって設定だからな。
あわれ、ピヨ太君はピヨ子さんと離ればなれになってしまったのです。
これをネットワークの世界でやるのが「Virtual Local Area Network」です。
上でも書きましたが、一般的には「VLAN」と表現されます。
※本ページでも以降は「VLAN」と表現します。
例えば、そうですね。
ここに5台のパソコンで構成された1つのネットワークが あったとしましょう。
それぞれのコンピュータはスイッチングハブ(スイッチ)でつながっています。
スイッチを使うネットワークでは、コンピュータから出たデータはスイッチに行きます。
そしてスイッチさんの手によって相手に届けられます。
スイッチさんが中継してくれているわけです。
逆に言えば、スイッチさんが中継してくれなければ届きません。
例え物理的に線がつながっていようと、つながっていないのと同じことなのです。
それを踏まえて、スイッチにちょっとイタズラをしました。
コンピュータ1はコンピュータ2としかやり取りできないようにしたのです。
同じように、コンピュータ2もコンピュータ1としかやり取りできません。
さらにイタズラをして、コンピュータ3はコンピュータ4、5としかやり取りをできなくしました。
同じように、コンピュータ4はコンピュータ3と5、コンピュータ5はコンピュータ3と4しかやり取りできません。
これは見方を変えると、コンピュータ1と2で1つのネットワーク、コンピュータ3~5で1つのネットワークになっていると言えますよね?
ちょっと小難しい言い方をすると「物理的には1つのネットワークだが、論理的には2つのネットワークがある」と言えます。
元々は同じネットワークにいたコンピュータさん同士ですが、スイッチにイタズラをしたことによって別のネットワークに分かれちゃいましたね。
このように論理的に分けたネットワーク、あるいはそれを実現する仕組みがVLANです。
スイッチなどによって、どのコンピュータとどのコンピュータがやり取りできる、あるいはできないかを制御することで、擬似的にネットワークを分割したり結合したりする仕組みです。
VLANにおいて、スイッチさんはどのコンピュータがどのネットワークに所属するかを管理します。
同じネットワークに所属するコンピュータ同士であれば中継してあげます。
違うネットワークに所属するコンピュータ同士だと判断すれば中継してあげません。
それでは、何を持って「どのコンピュータ」や「どのネットワーク」を判断しているのでしょうね?
それはズバリ!……と言いたいところですが、いろいろなやり方があります。
ざっと列挙すると
・ポートベースVLAN
・MACベースVLAN
・サブネットベースVLAN
・ユーザベースVLAN(=認証VLAN)
・プロトコルベースVLAN
・タグVLAN(=トランク接続、トランクリンク)
・マルチプルVLAN
といったところでしょうかね。
詳細は、それぞれの用語の説明を ご覧ください。
面倒くさがり屋さんのために簡単に書いておくと、以下の通りです。
| 種類 | 説明 |
|---|---|
| ポートベースVLAN | スイッチのどの穴に線を挿すかで、どのネットワークに所属するかが決まるやり方 |
| MACベースVLAN | コンピュータのMACアドレスによって、どのネットワークに所属するかが決まるやり方 |
| サブネットベースVLAN | コンピュータのIPアドレスによって、どのネットワークに所属するかが決まるやり方 |
| ユーザベースVLAN | 使うときに認証をやり、その認証されたユーザによって、コンピュータがどのネットワークに所属するかが決まるやり方 |
| プロトコルベースVLAN | 通信の種類(通信プロトコル)によって、コンピュータがどのネットワークに所属するかが決まるやり方 |
| タグVLAN | データにそのデータが所属するネットワークの情報を付与し、制御する側はその情報を見て所属するネットワークを判断する やり方 |
| マルチプルVLAN | ネットワークを掛け持ちしてる奴がいるVLAN。実際にはポートベースVLANやタグVLANを使って実現する |
一言でまとめるよ
まぁ「Virtual Local Area Network」って単語が出てきたら「VLAN
(元々のネットワークを論理的に区切ったりまとめたりしたネットワーク)のことなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「virtual(バーチャル)」の意味は「実質上の」とか「事実上の」とか「実際上の」とかです。
ただし、今回は「仮想の」と解釈してください。
「local(ローカル)」の意味は「現地の」とか「地元の」とか「局所的な」とかです。
「area(エリア)」の意味は「範囲」とか「領域」とか「地域」とかです。
「network(ネットワーク)」はカタカナで「ネットワーク」で分かりますかね。
何となく くっつけると
仮想の局所的な範囲のネットワーク
となります。
■検索してみる?






