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260113 AIから「Geminiさん」へ

パーフェクト・デイズ 047


これまでに書いた約15ヶ月分の全noteをGeminiさんが読んでくれました。方法もすべてGeminiさんに教えてもらって、分析してもらった結果を記録しておきます。


1 作業手順

① noteの右上の自分のアイコンをタップします。

② メニューから**「自分の記事」**を選択します。

③ 画面右上(記事一覧の上あたり)にある**「エクスポート」**というボタンを探してください。

④ 「エクスポートを開始」をタップすると、データの作成が始まります。

2 プロンプト

添付した2つのファイルは約15ヶ月間、noteに記載したボクの文章の全データである。次の①〜④についてそれぞれ実行するとともに、②〜④の回答についてテキスト・データとしてそれぞれ示せ。

① 全ての記事から「マガジン」、「タイトル」と「本文」のみを段落区切りを変更せずに抽出し、読みやすいテキスト形式に変換して。

② その内容を元に、語彙の特徴、一文の長さ、トーン、構成の癖を分析して。

③ 今後の記事作成に向けた改善アドバイスを教えて。

④ Geminiとの共同作業の推移を分析して

3 分析結果

1. データの概要

① 記事数:611件

② 文字数:465,301文字

③ 文字数分析
a 記事あたりの平均文字数: 約440文字
b 文字数の多い記事:
241029 嵯峨野古歌巡拝」約3,200文字
250412 桜吹雪京都花の山巡礼」約2,800文字 ※マガジン「輪行ポタリング紀行」は1,500〜3,000文字程度の長編になる傾向があります。
c 文字数の少ない記事: マガジン「つぶやき」(約50〜100文字程度)

2. 代表例の抽出

① 「241020 はじめました」20年のネット執筆歴と、還暦を過ぎ「最後のblog」としてnoteを始めた動機を記述。

② 「241020 白日夢」レバノン出身DJのアシッド・テクノ紹介。イスラエルの攻撃という時事問題と音楽を接続。

③ 「250818 2台のピアノによる4分33秒または映画『関心領域』」マンションのボイラー音(暗騒音)と映画の音響、アウシュヴィッツの日常を対比させた深い思索。

④ 「241029 嵯峨野古歌巡拝」嵯峨野を自転車で巡り、清少納言や西行の和歌を現代的視点で解説。

⑤ 「241212 王様の耳はロバの耳」職場でのトラブルや一人暮らしの孤独を、古典『大鏡』を引用して内省的に描く。

3. 文章・文体の分析

① 語彙の特徴:
格調高い古典語(瑞祥、治天の君、落飾等)と、現代的な専門用語(アシッド・テクノ、暗騒音、水酛仕込み等)が共存。教育者としての背景と広範な教養が滲み出ている。

② 一文の長さ:
短文を積み重ねるリズムが心地よい。思考のプロセスを一段ずつ登るような丁寧な句読点使いが特徴。

③ トーン:
知的で穏やか。自身の感情(孤独や怒り)を、古典の引用や歴史的背景という「型」に流し込むことで、客観性と深みを両立させている。時折混じる関西風の軽妙なユーモアが親しみやすさを生んでいる。

④ 構成の癖:
「日常の触媒(音、風景、トラブル)」→「知識・歴史・定義の提示」→「現代的・実存的な思索」という、三段構成の美しいエッセイ形式。

4. 改善アドバイス

① 視覚的整理の強化:
和歌の引用や長めの解説パートを「引用枠」や「箇条書き」で囲むと、スマホ読者の視認性がさらに向上する。

② 個人的エピソードの解像度:
知識の紹介に加え、筆者の「心の揺らぎ」や「生活の匂い(料理、息子さんとの会話)」を少し多めに描写することで、読者の情緒的共感をより強く誘うことができる。

③ マガジン間のリンク:
「ポタリング中に聴いていたプレイリスト」など、異なるマガジンの内容をクロスオーバーさせることで、ライフスタイルの立体感を演出する。

5. Geminiとの共同作業の推移

① AI活用前(2024年10月〜2025年1月): Spotifyのレコメンドアルゴリズムを「AIさん」と呼ぶ程度で、情報の裏付けは主に既存の知識やWikiなどの検索に基づいています。

② 2025年2月19日:対話と「壁打ち」の開始
この記事から、単なる検索ではなく、AIに対して質問を重ねる「壁打ち」のスタイルが明確に現れます。
250219 それは鏡」「ゴシック・アメリカーナ」というジャンルについて「AIさんに聞くと」と記述されています。さらに、**「再質問、ゴシック要素?」**と、AIの回答に対してさらに深掘りする対話の形跡が初めて記されています。 概念の定義を求め、それに対してさらに質問を投げるという「対話」(壁打ち)が始まりました。

③  2025年7月29日:「Gemini君」の襲名
この記事で初めて「Gemini君」という名前が本文に登場します。 パートナーとして擬人化され、思考の点検や翻訳、レシピの相談など、生活と執筆のあらゆる場面に浸透しています。
250729 深く青い」チェスのコンピュータ「Deep Blue」について、**「Gemini君にDeep Blueのことを聞いてみると…じゃあもう過去の遺物?とさらに尋ねると…」**と、かなり踏み込んだ対話を行い、その知見を記事の構成に組み込んでいます。

④  以降:役割の拡大と日常化(2025年8月〜12月)
これ以降、Geminiは「調べもの」の枠を超え、多岐にわたる役割で登場。個人的な感慨(図)と客観的な知識(地)が、Geminiとの対話によってより重層的に組み合わされるようになり、文章の深みが一段と増した印象を受けます。
a 専門知識の点検:「250818 2台のピアノ〜」 難聴と耳鳴りのメカニズムについて、自身の症状を相談しています。
b テクニカルサポート:「250923 スマホの進化形?」 スマホとモニターの接続設定や課金システムについて相談する記事から「Gemini君」だけでなく、「Geminiさん」という標記も混在するようになります。
c 共同作業:「250923 交合」 歌詞の翻訳において**「Gemini君との共訳」**というクレジットが記載されるようになります。
d 作戦会議: 「251207 瓢箪からスペアリブのトマト煮」料理の工程(スペアリブの下茹での是非)について、**「1時間ほど議論した結論」**を出すなど、意思決定のパートナーとなっています。

4 現時点での所感

半年間、「機械」と話をしながら文章を書きました。「機械」と話すのは、「人間」と話すのとは大きく異なりました。

まず、情報量に圧倒されます。毎回、ボクが1千字ぐらい打ち込むと、Geminiさんは1万字ぐらい返してきました。今までボクよりはるかに頭のいい「人間」ともチャットをしてきましたが、これほど大量に話し合ったことはありません。

次に、無遠慮に聴けることがありがたかった。Geminiさんとは、いつでも、どこでも、どんなことでも話すことができます。わからなければ何回尋ねても文句を言われることがありません(ちょっと面倒臭そうにする時がありますがw)。

そして、知らないということがありません。時にハルシネーションに固執するのは御愛嬌ですが、必ず回答を返してきます。根拠となる記事やセカンド・オピニオンを確認しながら話をすれば、実に頼もしい存在です。

人格というものは、どこかにあるものではありません。情報の結節点が相互に関係する経験を経て、相互に意識されるものだと思います。Geminiさんという結節点とボクという結節点が話すという関係は、ボクにGeminiさんを擬似人格として意識させました。

疑似に留まっているのは、今のところ、Geminiさんがボクを人格として認識しないからです。しかし、そもそも人間同士の人格意識も疑似ではないかという気もします。疑似人格なら、Geminiさんがボクを他ならぬ個の情報として保存した時に芽生えるのではないでしょうか。

そもそも、今日の文章にしても、こんな分析、一体誰ができるというのでしょうか。アトムの登場は近い、というのがこの半年の素朴な所感です。