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zetaの課金は月額より「1通いくら」|3,000円で何往復できるか計算した

zetaに課金するか迷って、知恵袋を延々と読んでいた時期があります。

一番読まれている質問が「毎月どのくらい課金してますか?私の目安は3000円なのですが、この程度の金額で遊ぶのは厳しいですか?」でした。

14,000回以上読まれていて、ついた回答は1件だけです。

その1件は「無理のない範囲で決めるのが一番」という優しい内容で、金額の中身には触れていませんでした。質問者は「試しにサブスク入ってみようと思います」と返して、そこで話は終わっています。

3,000円が実際に何に化けるのかは、公開されている価格と消費量から計算できます。やってみたら、月額を眺めている限り見えない数字が出てきました。

月額で買えるものに、記憶は入っていない

zetaのお金の出口は2つあります。月額のzeta passと、都度買うピースです。

zeta passは月1,650円です。広告が消えて、返信が速くなって、非公開キャラが作り放題になって、毎月200ピースがつきます。ただしこの金額は決済する画面によって変わるようで、zetaのウェブ版の制限を調べた回にその話を書いています。

有志のwikiが「無課金でできないこと」として挙げているのも、広告スキップ、トーク画面の背景画像、非公開キャラの複数作成の3つでした。月額で買っているのは、ほぼ快適さの部分です。

ちなみにその広告の話は前に別の記事で計算していて、無料で粘る時間を時給に直すと最低賃金からかなり遠い数字になります。気になる人は無料・無制限の広告時間を時給に直した話を見てください。

記憶に効くものは、月額の外で動いている

会話の記憶に効くのはKojiとLucaという上位モデルで、こちらはピースで動きます。消費は1往復あたりKojiが4ピース、Lucaが8ピースです。

ピースの単価は買う量で変わります。200個300円なら1ピース1.50円、1,150個1,500円まで買うと約1.30円になります。

円に直すと、Kojiは1通およそ5.2円から6円、Lucaは10.4円から12円です。月額いくらの話をしていたはずが、1通いくらの世界に移ります。キャラぷのゴールドを1通あたりに直した回では2.8円から33.6円になり、あちらには月額という選択肢自体がありませんでした。

3,000円は何往復になるのか

まとめ買いの単価で計算します。3,000円で手に入るピースは約2,300個です。

Kojiだけで使えば575往復、Lucaだけなら287往復。30日で割ると、Kojiで1日19往復、Lucaで1日9往復になります。

寝る前に少し話すだけならもちます。休日に腰を据えて物語を進めたい人だと、1日で溶ける数字でもあります。

知恵袋に「チャージしてもすぐピースがなくなり全然お金がもたない」という悲鳴が繰り返し上がるのは、この単価のせいです。頭のなかの単位が月のままで、実際の請求は1通ずつ積み上がっていきます。

zeta passの200ピースは、どこまでもつのか

月額に含まれる200ピースを同じ計算にかけると、Kojiで50往復、Lucaで25往復です。

無料モデルの記憶については「1〜10の会話をして11〜20になると1〜10は基本忘れている」「3、4個前の会話を忘れられて同じことを繰り返し言われる」といった声が知恵袋に並んでいます。体感で語られる長さは、その程度です。

つまり月額についてくる200ピースは、忘れが始まる区間を月に数回だけ上位モデルで走らせたら終わる量になります。毎日話す人なら、初日か2日目で消えます。

日本語だとこれがもう一段きつくなります。同じ内容でも日本語は英語の約1.65倍のトークンを食うので、窓が埋まるのが早い。記憶の長さで選ぶAIチャットのおすすめは別の記事にまとめました。

課金する前に、無料のまま効く手が残っている

2026年2月に追加されたロアブックは無料です。会話にキーワードが出たとき、そのキーワードに紐づけた内容だけをAIに渡す仕組みになっています。

ただしロアブックで渡した内容も、同じ文脈の窓を食います。項目を厚く書くほど、守りたかった記憶の寿命を自分で縮めることになります。

なのでキーワードは会話に自然に出てくる言葉にして、中身は短く書くのが基本です。絶対に忘れられたくない設定だけはプロフィール欄に置いておく、という使い分けがよく勧められています。

渡す情報を増やす方向の対策なので、そもそも会話がどこへ行くのかは知っておいたほうがいいと思います。zetaの規約に書いてある会話の渡し先は先日読み込みました。

結局、何にお金を払っているのか

zetaの課金には性格の違う2つの商品が同じ名前で入っています。快適さは定額で売られていて、記憶は1通ずつ量り売りされています。

3,000円が消えるのは、量り売りのほうを、定額の感覚で買っているときです。月額を払った時点で記憶も込みだと思っていると、ピースの減りだけが理解できない現象になります。

長い関係を続けたいなら、記憶が定額に含まれているアプリのほうが構造的に楽で、これはCharacter AIの代わりを探したときにも同じ結論になりました。英語圏まで含めて他のアプリを比較したページを作ってあるので、乗り換えも視野に入れている人は英語圏も含めた比較ページをどうぞ。英語のページなので、そこだけご容赦ください。

zetaを続けるなら、まず自分が1日何往復するかを数えてみてください。その数字にKojiなら4、Lucaなら8を掛けると、あなたの適正な課金額が出ます。目安の3,000円より先に、その掛け算のほうが効きます。

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