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中国でトラブル体験しチャイナ#07(完結編)/勝利の方程式

前編がまだの方はこちらからどうぞ!

勝利の方程式、爆誕

中国の厳しいルールでは、「入国時に日本円から中国元に両替した金額」までしか、帰国時に日本円に戻せない。

前回のイザコザでVシネマンから9万円分の中国元の現金を手にしてしまったわたし・・・。

ホテルの自室で「これ、日本円に戻せないじゃん・・・!」と絶望した夜。

しかし、一晩寝てパニックが収まると、わたしの理系の脳みそがハイスピードで計算を始め、ある「天才的?な方程式」を導き出していた。

キーワードは、「M先生、Nさん、Kさんの同行者3人の両替枠」である。

わたしは入国時に2万円分しか中国元に両替していない。

対して、手元にあるのはVシネマンから返ってきた9万円+手持ち残り1万円=合計10万円の分厚い札束。

このままでは、どうあがいても大半が両替できず、ただの紙屑(外貨デッドロック)になってしまう。

「・・・待てよ? わたしの枠が足りないなら、M先生、Nさん、Kさんの両替枠の足し算にすればいいじゃん!」

天才的な方程式とか言いながら、ただの足し算である。
ゴメンナサイ。

翌朝すぐ、わたしはホテルの隣の部屋を激しくノックした。

ガンガンガンガンガンガン!

目をこするM先生が鍵を開けた瞬間、ドアをガチャリと開けて中になだれ込むわたし。

ねえねえ、みんないくらくらい元をつかった?

そして、臨時の「現地消費ヒアリング」を開始した。

わたし「みんな、これまで現金いくらずつ使った!?」

集計した結果、驚きの事実が判明する。

  • NさんとKさん: 二人あわせて、これまで約3万円分の中国元を消費。

  • M先生: なぜかひとりで約4万円分の中国元を豪快に消費(救世主!)

「・・・勝った!!!」

脳内でガッツポーズが炸裂した。

3人の消費額を合計すると、なんと7万円分

つまり、彼らが現地で支払った分の現金をわたしの札束から補填して、彼らの「両替枠」を借りれば、7万円分を合法的に日本円へと救出できるのだ!

全体の計算式をパチパチと頭の中で叩く。

  • 手元の現金: 10万円分

  • マイナス わたしの両替枠: 2万円分

  • マイナス 3人の消費合計: 7万円分
           = 残りのノルマ: 1万円分!(チーン!!!)

あれがこーなって、これがそーなって・・・

前夜は「大金を使い切るまでクレジットカード完全封印! 爆買いツアーじゃあ!」と息巻いていたわたしだったが、蓋を開けてみれば、「あと帰国までに1万円分だけ、現金を無理やり使えばミッションクリア」という、急にイージーな可愛いクエストに早変わりしたのだ。

一気に安心感が押し寄せてくる。

ちなみにこれ、最終的に帰国の両替窓口でどうなるかというと・・・
3人は現地であれこれ飲み食いして過ごしたはずなのに、わたしの現金と相殺して枠を借りたことで、書類手続き上は
「日本人4人、中国で1元も使わずにそのまま出国した」
かのような、謎のバグ空間が爆誕することを意味していた。

そして、そのバグ空間は実際に実現することになったのであった。
全員、日本円から中国元に両替して、その中国元をそのまま日本円に両替し直しただけ。手数料も当時は安かったので、目減り分はほとんどなし。

めでたしめでたし。

おわりに

今回の中国旅行記はこれにて完結。

このあとは、北京オリンピックグッズ・・・

ろーくおりてぃ
  • 買った瞬間から12色中12色がつかない多色カラーボールペン

  • リングから2割くらい外れているリングメモ

  • パンダ的マスコットキャラのキーホルダー

  • パンダ的マスコットキャラのプリントされた、のり付けの甘い扇子

などなどを買ったり、観光地で食べ歩きまくったりしたんだけど・・・物価が安い中国では1万円分の元を消費することすらかなりの苦行だった。

だから、上記の方程式を思いついた自分には本当に「よくできました」のハンコをあげたい。

後日談として、翌月のクレジットカードには、

  • 1桁間違えられたVシネマンレストランからの請求10万円

  • タクシーに置き忘れたことによって何者かによって長時間かけられた国際電話の通話料7万円

  • 全額自腹になった出張旅費10万円以上(正確には覚えてない)

  • 学会のレジストレーションフィーや登壇費(正確には覚えてないけど普通に考えてバンケット代も含めて2万円くらい)・・・

などなど、合計30万円を超える請求がきたのであった。

ポスドクに就職してなかったら詰んでたんじゃないだろーか。

あ、そう言えばこの国際会議では論文賞をもらいました。
すごいでしょ❤️

ではでは、また次の記事でお会いしましょ〜!
サラダバー!!

さらだによるさらだのためのさらだばー

関係ないけど・・・

入院もあと4日・・・というタイミングで気がついた図書室でわたしがかりてきたマンガはこれだったりする。にしし。

ゴルゴで元気になろう

小説もあったんだけどさ・・・だいたい読んだことがあるやつばっかりだったんだよね。

追記

これからも波乱の旅行記のエッセイだけでなく、日常に潜む物理を発見する物語、最先端物理を肌で感じることができるようになる解説記事など、じゃんじゃん公開していく予定。

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