あなたは優しく嘘をつく|第1話|はじめまして。人間を危険生物として観察しているamano_tellerです。
《あらすじ》
人間は怖い。でも、本当に怖いのは牙をむく人じゃない。
優しい人。 頼ってくる人。 褒めてくれる人。 特別扱いしてくれる人。
私はそんな人たちに何度も心を許し、時には500万円を失い、時には2年の恋を失った。
この作品は、私自身の体験をもとにした「人間ジャングル観察記」である。
何度も捕食されながら生き延びようとする、一人の女のサバイバル日誌である。
はじめまして。
amano_tellerです。
最初に言っておく。
私は恋愛の専門家じゃない。
心理学者でもない。
占い師でもない。
なんなら恋愛に関しては、失敗の方が多い。
笑えない額の金も失った。
時間も失った。
若さも失った。
ついでに人間不信も少々こじらせた。
でも、その代わりに手に入れたものがある。
人を見る目だ。
いや。
正確には違う。
人間を危険生物として観察する目だ。
私にとって人間社会はジャングルみたいなものである。
目の前にいる人間が、ライオンなのか。ワニなのか。サメなのか。ハイエナなのか。それともただのウサギなのか。
私は昔からそれを観察していた。
なぜか。
食われたくないからである。
ところが。
観察していたはずの私自身が、何度も食われた。
優しいダメ男。
被害者を演じる人。
都合よく人を利用する人。
責任から全力で逃げる人。
人の善意を燃料にして生きる人。
私はそういう人たちと出会い、見事に引っかかり、そして学習した。
人間は悪人に騙されるわけじゃない。
一見いい人に騙されるのである。
怖いのは牙をむいてくる人じゃない。
本当に怖いのは、
笑顔で近づいてくる人だ。
このアカウントでは、
私自身の失敗談や、友人たちから聞いた実話をもとに、世の中に生息する危険生物たちを紹介していこうと思う。
もちろん全員が悪人とは限らない。
本人も無自覚な場合がある。私が生成していることだってある。
ただし。
関わると人生が削られるタイプは確実に存在する。
恋愛。結婚。不倫。お金。友人関係。職場。家族。
人間関係で起きるトラブルの多くは、
「相手の正体を見誤ること」
から始まる。
だからこのアカウントでは、誰かを叩くためではなく、
「あ、このサイン見たことある」
と気づくための記事を書いていく。
私自身、危険生物図鑑を作れるくらいには失敗している。
安心してほしい。
失敗経験なら豊富だ。
記念すべき最初の記事は、私が5年と数百万円を失った話である。
相手は暴力男ではない。モラハラ男でもない。浮気男でもない。
むしろ優しかった。
だから見抜けなかった。
そんな話から始めようと思う。
ようこそ、人間ジャングルへ。
【他のお話】
