カナダの大学卒業後に初登校してきた(2017年年末年始)前編
旅行記だとどうしても前後編になるが、その場合は後編を読んでもらえないことが多いようなのでイギリス以外の旅行記をマガジンにまとめました。この記事もそこに入れていくので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
マガジン「イギリス英語で行く40歳からの海外旅行(イギリス以外)」
盛大なジョークを決行
この記事のタイトルからして意味不明なのだが(笑)、事実なので仕方がない。以前の記事でも触れているのだが、自分はカナダのマギル大学が日本でやっていたMBAプログラムでMBAを取得して卒業した。これは「リアル駅前留学」だったのだ(「駅前留学」を知らない若い読者は検索だ!)。
そしてこのMBAは、筆者にとってはただのMBAではなく、以前の記事にある、スコットランドで理不尽な理由で修士号が取れなかった7年越しの屈辱を晴らした悲願の修士号(MBA=経営学修士号)だった。
故に筆者はそれを盛大に祝いスコットランドのあのクソカレッジを見返すべく、モントリオールのマギル大学本校に卒業後に「初登校」するという「盛大なジョーク」を決行したのだ!
<以前の記事>
なお、MBAの「リアル駅前留学」については説明するのが本当に面倒臭いので小出しに情報を出しつつ、気が向いたらいつか記事にしようと思う。日本でもイギリスでもこの駅前留学の説明を散々しているが、マジで何語で説明しても面倒臭い(泣)。
ちなみにその駅前留学時代のクラスメイトらは在学中にカナダの本校にツアーで行っていたのだが、自分は事情によりその時は行けなかった。
以前投稿したラスベガス旅行は、実は、そのモントリオールのツアーに行かなかった分の代替え研究調査旅行だった。
<以前の記事>
そして、2017年2月にMBAを取得してマギル大学を1年遅れで日本でリモート卒業後に、同年の年末年始の勤め先の休暇を利用してモントリオールのマギル大学本校に「初登校」を決行してきた。
って、もう卒業してるから「登校」できないってw
今回も記事が長くなるので前後編でお届けします。
また、今回から旅行記シリーズには目次をつけることにした。飯の写真だけ見たい人は目次から直リンクで見てください(笑)。
【2025年3月15日追記】
マギル大学でMBAをやった時のことを記事にしました。有料記事ですが、気になる方は課金して読んでください。
クソ寒い時期にモントリオールに行ってきた
自分は当時も東京で社畜、もとい、会社員をやっていたので、当然ながら海外旅行なんぞができるチャンスはお盆期間または年末年始だけである。
マギル大学のMBAは2017年2月には正式に学位が授与されてリモート卒業した訳だが、同年の夏は航空券が非常に高かったので年末年始に行くことにした。
年末年始も航空券が高そうに思えるが、モントリオールやその中継地のシカゴの冬はクソ寒い。そして、大雪で飛行機も遅延しやすい。そのために当地に行く人が比較的多くないせいか、夏に比べると航空券は割安だったのである。
そもそも自分は観光で行く訳ではなく「初登校」することが目的である。故に気候が良い夏である必要などは1ミリもなかった。
この旅の旅程
以下がこの時の旅程である。当時は東京ーモントリオールの直行便がなかった。よって、アメリカのシカゴ乗り換えの便を利用した。
2017年12月年末
飛行機往路 成田ーシカゴーモントリオール
モントリオール市内のホステルに滞在 4泊
母校に初登校 →前編はここまで
極寒のカウントダウンライブ
2018年1月年始
モントリオールで初詣
住宅街で遭難未遂
モントリオール空港近くの団地コンドミニアムに前泊
飛行機復路 モントリオールーシカゴー成田
ANAサイトで変なチケットを購入してみた
この時は、モントリオール行きを決めたのは仕事の関係で1ヶ月前だった。
20代の頃からお得な航空券を検索する嗅覚には優れていた筆者が、若い頃からIT系の仕事をして培ったネットリテラシーを駆使して購入したチケットは以下。往路がちょっと変なチケットに見えるが、実は問題はない。
往路
ANA 成田ーシカゴ
エアカナダ シカゴーモントリオール
このエアカナダの便はコードシェアではない。だが、「インターライン便」と呼ばれる、ANAが代理店として販売している事になっているチケットである。
なお、出発前にANAのコールセンターに電話して確認したが、このようなインターライン便での乗り継ぎであっても「通しチケット」として工程の全て(この場合は成田ーモントリオール)をANAのサイトで購入していれば、自社便やコードシェア便と同じくバゲージスルーや乗り継ぎ失敗の際の振替でシカゴのANA職員がサポートしてくれるそうだ。
実際に確かめてないから本当にやってくれるかは知らんw
復路
ユナイテッド航空(ANAコードシェア) モントリオールーシカゴ
ユナイテッド航空(ANAコードシェア) シカゴー成田
この復路のユナイテッド航空は以下の記事でちょっと触れている、CAに席を譲るよう言われたフライトだ。
<以前の記事>
このユナイテッド航空のフライト(特にシカゴー成田)はマジで大変だった。だが、会社員だった自分は、仕事始めの前日の早い時間までに帰国したかったためにリスクを取ってユナイテッド航空を使ったのである。このフライトについては後編で語りたいと思う。
人生初のANA国際線で行く、エコノミークラス 中央列中央席の13時間耐久空の旅
まずは成田空港からANAでアメリカのシカゴまで行った。意外にも筆者はANAの国際線に乗るのは初めてだった。なんせ、昔、イギリスに留学していた時はJALもANAも日系航空会社のフライトチケット高額で、外資系乗り継ぎの倍はしていたからだ。
そして、筆者がアジアの近距離フライトを使う時は何故かJALの方がANAよりも高かったので、JALの国際線は使ったことがあったがANA国際線を使うことはなかったのだ。
しかしながら、この時はシカゴから西に行くフライトはANAの方がJALよりも安く、他のアメリカ系やカナダ系と同じかちょっと安いことも多い感じがした。
今回は搭乗1ヶ月前に予約したため、成田ーシカゴは往復共に中央列中央席という13時間耐久レースが2回も続く(汗)。ANAはまだ大丈夫だろうが帰りのユナイテッドが地獄になることは最初からわかっていたさ。
行きはヨイヨイ帰りは怖い。
【悲報】スター・ウォーズジェットじゃない残念な機体で行くシカゴ
あー、以下の記事でもスター・ウォーズネタを書いているが、筆者は地味に「スター・ウォーズ」が好きだった。なので、この時の機材はネットの予約画面ではスター・ウォーズジェットの予定だったので楽しみにしていたのだが、結果は見出しと写真を見ての通りである(悲)。
<以前の記事>
まあ、人生なんてこんなもんだ。どーせ、年末年始の繁忙期で機材のやりくりが出来なくてこうなったんだろー、と社畜っぽい邪推をするw
いや、それでも年末でもこのように旅客便を定刻通りに運行してくれているANA社員には感謝だ(涙)。
そして、この残念な機体でスコットランドのクソカレッジで味わった7年越しの屈辱を晴らすべく、筆者は銀河を渡る最後の長い旅に出るのである
(フォースの加護あれw)。

いや、いいんだ。飛行機は墜落せずに目的地に着けば充分(←強がり)

って、字幕しか映ってないが、長い空の旅で見るにはなんとも味のあるセリフw
スコットランドで深い絶望を目にした長い旅路が終わろうとしている筆者にはピッタリ(号泣)
ANA弁当(機内食)ギャラリー

確かに駅弁っぽい(草)

ANAの機内食はなんだかJRっぽい(←誉めている)。いいんだよ、こういうのでw
特に中年世代には懐かしいヨーグルトがナイス!
【悲報】アメリカの検疫官登場!→誰だよ呼んだの(汗)
13時間を中央列中央席で耐えた自分だったが、実は、シカゴでの乗り継ぎが1時間50分しかなかった。一応、出発前にANAのコールセンターに電話で問い合わせたところ、大丈夫だろう、ということと、乗り継ぎ便が前述のインターライン便であっても、乗り継ぎ失敗時などはANAのシカゴの職員がサポートはしてくれる、ということだった。
だが、ネットで調べるとシカゴ・オヘア空港はバカデカい上に、カナダ行きの便は国内線扱いのために乗り継ぎでもアメリカの入国審査もあり、さらに、成田で預けた荷物の預け直し(実際はベルトに乗って出てきた荷物を別のベルトに載せ替えるだけだった)もあった。
そのため、成田からの便がシカゴに到着したらすぐに機外に出たかったのだが、こんな時に限って「検疫官」が乗ってきたのである!
この「検疫官」だが、コロナ禍を経た2025年であれば記憶にあるように、あの2020年のコロナ客船「ダイヤモンドプリンセス」にも乗り込んで行った「検疫所の職員」である。
この記事の旅行はコロナ禍前ではあるものの自分が搭乗した機体に体調不良者が出たために乗務員がシカゴ空港に連絡を入れていたのだ。そして、アメリカの検疫官がマスクも手袋もせず、ましてや防護服など着てもいない丸腰で乗ってきた(笑)。
このようにコロナ前のアメリカの検疫はマジで緩かった。多分、アメリカでコロナがあんなに広がったのはこういうことだったのだろうな、と今にして思う。。。
それはさておき、この検疫官が乗ってくると2020年のダイヤモンドプリンセス同様に検疫官の許可なく何人たりとも機体から降りれないのだ(苦)。乗務員だって降りることはできん。
流石に船と違って2週間も降りれないことはないだろうが(飛行機でそれはマジ困るw)、乗り継ぎ時間が2時間を切っていた筆者にはキツイ(泣)。
結局、体調不良を訴えていた日本人のばーさんは大したことがなかったようで、検疫は15分ほどの機内待機で済んだ。そのくらいで検疫呼ぶなよ!(怒)ってその時は思ったが、この後年にコロナ禍もあったので今としてみればしょうがなかったんだろうと思える。でも検疫官が丸腰だったら意味ないけど(草)。

エアカナダのインターライン便に乗ってみた
そんな訳で検疫のせいで乗り継ぎ時間が1.5時間に圧縮された筆者。当然、急いで入国審査に向かい、ベルトに出てきた自分の荷物を別のベルトに載せ替え、しかもターミナル移動をしてさらに再度セキュリティーチェックを通過して、乗り継ぎ予定のエアカナダ(正確には子会社のエアカナダJazzだったと思う)のモントリオール便の搭乗口に1時間以内に到着した。
この旅行までにイギリス留学を3回とカナダの英語系大学院でMBAを取った英語力だっただけのことはあり、アメリカの入国審査官の妙に長いアメリカンジョークも上手いことかわして(笑)乗り継ぎ便の出発予定時刻前に搭乗口に着くことが出来たのだが結果は次の項目の通りだった(悲)。
【悲報】乗り継ぎ便遅延
それにしてもこの行程、「悲報」が多くないか?(爆)
人生こんなもんである(草)。
数々の困難を乗り越え、入国審査官の妙に長いアメリカンジョークを持ち前のイギリス英語を持ってかわしてまでも時間通りに搭乗口に来たって乗り継ぎ便が遅延すれば結果は同じなのだ(笑)。
なんだ、こんな事なら年末でも働いてくれた入国審査官のアメリカンジョークに付き合ってやれば良かった、とか思うがもう遅い。
この日の遅延理由は大雪。確かにこの日のシカゴは大雪だった。気温はマイナス15度。搭乗便はモントリオールから来た便の折り返しだったが、モントリオールも大雪だったのでダブルで遅延だったようだ。しかも目的地モントリオールはシカゴよりもさらに寒いマイナス23度。
結局、この乗り継ぎ便は30分刻みの遅延告知を繰り返して4時間後にモントリオールに向けて離陸した。
ちなみにモントリオールまでの飛行時間は1時間(爆)。

モントリオールの安くて快適なホステルに泊まる
前述のエアカナダ便でモントリオール空港に到着したのは日付が変わった0時過ぎ。だが、空港から街の中心部までは深夜でも30分に1本はバスが走っていた。
飛行機から降りた自分はモントリオールのアイスバーン(冬の北海道でもよくある凍結路面)対策で持ってきた富士山の頂上まで行った登山靴を履き、同じく富士山の頂上で被ったモンベルのニット帽(耳が隠れるやつ)、マフラー&手袋、ロングコートの下に何枚も重ね着して、万全の対策をとって極寒の屋外(マイナス23度)にあるバス停から空港バスに飛び乗った。
ホステルに到着したのは深夜1時過ぎ。にもかかわらず安くて快適なホステルは筆者を明るく暖かく迎え入れてくれた。このホステルは安くても24時間レセプションが開いている。そして、場所はモントリオール中心地の深夜でも安全な閑静なエリア。そして観光地へのアクセスは抜群に良かった。
以下の記事で紹介している通り、筆者はイギリス留学時代に家事スキルを鍛えているので40歳を過ぎても、このようにキッチン付きの安くて快適なホステルやコンドミニアムに泊まって旅費を大幅に節約できるのだw
<以前の記事>
筆者が泊まったホステルは以下。ここには4泊した。
相部屋のホステルではあるが、レセプションの優しいカナダ人達が常に新鮮なコーヒーと温かい紅茶を用意して24時間待ってくれている。ホステルは意外にもその辺の小規模のホテルよりも設備もサービスも充実していることが多い。
<筆者が泊まったホステル>
Hostel M Montreal
ホステル内は極寒の冬のモントリオールでも常に暖かくて清潔。さらに、大きなキッチン(カスコンロ、オーブン、電子レンジ、調理器具、食器類、冷蔵庫など完備)とラウンジエリアがあり、近所の大きなスーパーで食材を買い込んで調理してラウンジで食べることができる。
さらに言うと、ホステル内には洗濯機と乾燥機が置かれた清潔で安いコインランドリーもあったので筆者は正月から洗濯もしている(笑)。
このホステルは筆者が泊まった2017年年末では1泊簡易朝食付きで一人(相部屋)1泊48.29カナダドル(約4,346円程、当時は1カナダドル=約90円)だった。
その簡易朝食はキッチンに毎朝6時には用意され自分で取ってラウンジエリアで食べる(以下の写真参照)。毎朝の朝食にはモントリオール名物のはちみつをちょっと垂らしたお湯で煮込んでからオーブンで焼く市内有名店のベーグルが提供される。
これで相部屋とはいえ1泊4,000円ちょっとだなんて、なんて安くて快適なんだ!

外はマイナス20度の世界なので晴れていても雪は春まで解けない
極寒であるにもかかわらず換気のためにドアはちょっとだけ開けてある(寒)
一人ぼっちの初登校(卒業後)
そして翌日、颯爽と我が母校、マギル大学にマイナス20度の中、地下鉄に乗って向かった。以下が筆者が「初登校」した大学の写真である。当然、クリスマスを過ぎた欧米の大学だから誰も校内にはいない(悲)。
しかし、そんなことはどうでもいいのだ。スコットランドのクソカレッジに屈辱を味わされ、絶望を目にしてやっと手にした修士号を手に、ここまで辿り着けたことが、筆者にとっては感動的な事だったのだ。別に自分以外の誰かに理解してもらう必要は全くないw

当然、年末年始なので誰もいない(哀)
後編に続く
このように7年越しの屈辱を乗り越えてのカナダの大学への初登校を成し遂げたのだがこの旅行はまだ終わっていない。
モントリオール到着2日目にして消化試合に突入することにはなるが、モントリオールにも、そしてカナダという国ですら初めて来た筆者はカナダとケベック州の文化を知るべく、その消化試合を過ごした。
消化試合とはいえ色々と発見や考えさせられることが多い旅でもあったので後編にてご紹介する。また、帰りに乗った地獄のユナイテッド航空便についても詳細を共有します。
今回もここまでお読みいただきありがとうございました。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします!いただいたチップは博士課程の費用の一部として使わせていただきます!