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【英国文豪、令和を歩く】第22回:With ink and brush, thoughts sink then link, forming art faster than we think.

カッフェーの片隅、ウィルは熱心に手帳に何かを書き留め、ドイルはそれを興味深げに眺めている。テーブルの上には、使い込まれた筆と、小さな硯、そして深い黒色を湛えた墨が置かれている。

ウィリアムシェイクスピア                                                                                                                    

見て、ドイル。この筆の先。まるで『鉛筆で次のような象形が画かれてあった』あの奇妙な記号のように、滑らかでいてどこか神秘的だわ。墨を含ませると、まるで命を吹き込まれた『踊りながらゆく、でたらめな小さな姿』のように、紙の上で躍動し始めるのよ

                                                                                                                       コナンドイル

なるほど、筆と墨か。僕にとっては、それは真実を暴くための道具であり、同時に『理外の理ともいうべき超自然的な魔力』を紙に定着させる媒体でもある。この墨の黒さは、まるで『ライヘンバッハ瀑布の水底』のように深く、一度染まれば容易には拭い去れない。まさに、消し去ることのできない過去の証言のようだね

過去の証言……。でも、この墨の色は、ただ暗いだけじゃないわ。光にかざせば、そこには『煌々とした灯火が輝いている』ような、深い艶がある。私が物語を綴る時、この筆は私の『無限の変心性』を映し出す鏡になるの。ある時は悲劇の王の絶望を、ある時は恋人たちの甘い囁きを、この黒い一滴が形作っていくのよ

確かに、文字というものは『影絵』のようなものだ。実体はないが、読む者の心に鮮明な像を結ばせる。僕がかつて見た『蝋の半身像』が、窓越しに本物の人間だと思わせたように、優れた筆致は虚構を真実へと変貌させる力を持っている。だがウィル、気をつけたまえ。墨を零せば、それは『私の生活に暗い影を投げている、何かの秘密』のように、取り返しのつかないシミになってしまうからね

ふふ、用心深いドイル。でも、そのシミさえも、私にとっては新しい物語の始まりだわ。この筆が描く線が、もし『一直線の線路の上で消えて無くなろうとは』、そんな魔法のようなことが起きたとしても、私は書き続ける。たとえそれが『子供の悪戯画』のように見えたとしても、その裏には必ず、誰にも解けない情熱の暗号が隠されているはずよ

情熱の暗号、か。君の書くものはいつも、僕の論理的な分析を『辻褄の合わない話』にしてしまう。だが、この墨が乾く頃には、僕も認めざるを得ないだろう。筆と墨が織りなす世界こそが、この『人口の稠密な』現実世界において、唯一の純粋な『芸術家が創作の上に持つ、歓喜と矜持』であることをね

嬉しいわ、ドイル。じゃあ、この新しい墨を使って、あなたの次の冒険の序文を私が書いてあげましょうか? もちろん、とびきりドラマチックな『奇妙不可思議なもの』にしてあげるわ

それは頼もしい。だが、あまりに『驚怖』を煽るような表現は控えてくれよ。僕の読者が、君の妻のように『気絶するほど』驚いてしまっては困るからね

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