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【英国文豪、令和を歩く】第24回:Biohazard ahead, don’t be scared, stay aware and be prepared!

カッフェーのテラス席。夕闇が迫り、鴨川の対岸に灯りがともり始める。ドイルは最新の携帯端末で何やら奇妙な映像を見ており、ウィルがそれを背後から覗き込んでいる。

ウィリアムシェイクスピア                                                                                                                    

まあ、ドイル。その画面に映っているのは何? 恐ろしい『獰猛な相』をした生ける屍たちが、館の中を彷徨っているわ。まるで『地獄の夜叉の肉體』が、この世に溢れ出したような光景ね

                                                                                                                                コナンドイル

これは『バイオハザード』という、極東の島国が生んだ遊戯(ゲーム)だよ、ウィル。この『真黒な煙の立ちのぼる』ような絶望的な状況下で、限られた弾丸と知恵を絞り、生き延びる道を探るんだ。僕のホームズなら、ゾンビの足取りからその腐敗の進行度を推理し、最も効率的な脱出経路を割り出すだろうね

脱出経路……。でも、この『竪坑の真黒な入口が巨大な顎を開いて待っている』ような洋館から逃げ出すのは、並大抵のことじゃないわ。あちこちに仕掛けられた謎解きは、まるで『暗号舞踏人の謎』のように複雑で、一歩間違えれば『血醒い行為』の犠牲になってしまう。まさに、死と隣り合わせの舞台装置だわ

その通り。特にあの『タイラント』という怪物は、ロンドン中で最も狡智な『モリアーティー教授の腹心の友』さえも凌駕する執念で、プレイヤーを追い詰めてくる。扉を開けるたびに『驚きの余り顔を見合せる』ような恐怖が待っている。だが、その恐怖こそが、この遊戯の『精華』なのだよ


あら、あなたは相変わらず分析的ね。でも私には、この惨劇の舞台となったラクーンシティが、まるで『薄運の二情人』が命を落としたヴェローナの悲劇を、より残酷に、より大規模に塗り替えたものに見えるわ。人々が『気狂いのように喜び合った』平穏な日々が、一瞬にして『恐ろしい修羅の巷』へと変貌してしまう……。これこそが、真の悲劇というものではないかしら?

確かに。かつて僕が書いた『グロリア・スコット号』での反乱も、このゲームに負けず劣らず『血とテーブルの上にひっくりかえったシェリー酒』が流れる凄惨なものだった。しかし、この『バイオハザード』の恐ろしさは、死者が『元の土塊へ歸り』もせず、再び立ち上がって生者を襲うという、自然の摂理に反した『理外の理』にある。それはまさに『驚怖』そのものだ

死してなお安らぎを得られぬ魂……。それは『黄金の斧鉞で首を刎ねられる』よりも残酷な刑罰ね。でも、ドイル。このゲームの主人公たちが、絶望の中で『自由を獲得するただ一つの方法』を求めて銃を執る姿には、どこか気高い矜持を感じるわ。それは、過酷な運命に抗う人間の『歓喜と矜持』そのものじゃないかしら?

ふむ、芸術家らしい見方だ。僕も、彼らが『時機を失わない内に』窮地を脱し、最後には『轟然たる大音響と共に』全てを爆破して去っていく幕切れには、一種の爽快感を覚えるよ。さあ、ウィル。僕たちもこの『人口の稠密な』京都の街で、ゾンビに襲われないうちに、温かい珈琲の最後の一滴を頂くとしようか

ええ、ドイル。でも、もしあなたの背後に『蝋の半身像』ではない、本物のゾンビが立っていたら……その時は、あなたの自慢のステッキで『英国の古来の拳闘』を見せてちょうだいね

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