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報告された病名のウラ側

厚労省のサイトには、「新型コロナワクチン接種後の副反応疑い報告」が公開されています。10代の接種が増えるについれて、10代の重篤な事例も増えてきました。最近は、10代を中心に見ていましたが、今回は20代で気になった事例を取り上げます。


1人の症例に気になる病名が複数

1例目は、1月21日に公開された報告にあった26歳男性の事例です。死亡事例であることだけでなく、報告に書かれている病名が非常に重要な意味を持つと思われるので取り上げます。

厚労省サイト ホーム> 政策について> 審議会・研究会等> 厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)> 第75回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第26回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)資料 1月21日

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00037.html

資料1-2-3-1より。
紹介する報告は、重複している部分などは編集してあります。BNT162b2は、コミナティ筋注(ファイザー製)のことです。

事例:16739 26歳男性 コミナティ筋注 1回目接種 ロット番号:FK8562
関連した病歴はなかった。ワクチンの予診票での留意点はなかった

2021/11/13、bnt162b2(コミナティ)初回接種。
2021/11/13 午後から(ワクチン接種の同日)、患者は意識障害発熱尿閉吃逆(※しゃっくり)脳炎を発現した。
2021/12/04、事象意識変容状態、発熱、尿閉、しゃっくりの転帰は死亡と報告された。

事象の経過は以下の通りであった:
2021/11/13、患者はコロナワクチンの初回接種を受け、その後頭痛と嘔気を発現した。
2021/11/14、クリニックの医師を訪問した。COVID-19PCR 検査が陰性で、点滴と解熱剤が処方された。
2021/11/15、患者は病院に搬送された。血液検査は、炎症反応上昇を示さなかった。患者は点滴を投与され、その後帰宅した。
2021/11/16、患者は多弁、シバリング(※身震いなどにより、体温調節を行おうとする生理現象)、尿意頻回を示した。患者は食事がとれなくなった。
2021/11/19、患者はプライバシー病院に搬送された。COVID-19PCR 検査とインフルエンザ抗原検査は陰性であった。排尿困難感があり、経過観察のために入院した。
2021/11/20、尿閉(尿道カテーテル留置で 500ml 超)が認められた。
そのため、尿管カテーテル留置がされた。前立腺炎の可能性のために、レボフロキサシン(LVFX)が処方された。
2021/11/21、患者は持続する発熱があり、叫ぶ、ベッドから降りる疎通困難吃逆が出現した。急性散在性脳脊髄炎(ADEM)の可能性が考慮され、デキサメタゾン 6.6mg が投与された。
2021/11/22、無菌性髄膜炎、ADEM を疑い、患者は報告病院へ転送された。
2021/11/23、意識障害、腹部膨満、誤嚥性肺炎に対し、患者は挿管で換気となった。血液検査は、D ダイマー高値(41.5ug/ml)を示し、両下腿に静脈血栓が確認され、抗凝固療法が開始された(PLT:23.4)。心筋炎は否定された。ADEM の治療に準じて、ステロイドパルス療法を開始した。

報告医師は、事象を重篤(2021/11/22 から入院)と分類し、事象と
bnt162b2 との因果関係は評価不能とした。他の要因(他の疾患など)の可能性はなかった

報告医師は、以下の通りにコメントした:
ワクチンとの因果関係は不明であったが、患者はワクチン接種後に臨床所見を示したため、症例は報告された。症例は ADEM の要件は満たさず(画像上散在する脱髄病変が確認されなかった)、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)の調査票を添付しなかった。

追加情報:2021/12/04、事象意識変容状態、発熱、尿閉、しゃっくりの転帰は死亡と報告された。剖検が実行されたかどうかは、報告されなかった。

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000884905.pdf

この事例には、様々な症状が報告されています。ADEMの可能性が疑われ、それに準じた治療が行われましたが、結局、ADEM の要件は満たさなかったと書かれています。ADEMについては、10代の症例としても取り上げました(下記参照)。

厚労省は、ワクチン接種や薬の服用により起きる疾患について「重篤副作用疾患別対応マニュアル」を公開していますが、その中にADEMもあります。

1. 急性散在性脳脊髄炎(ADEM)とは
原因がはっきりしない場合も多いですが、ウイルス感染後あるいはワクチン接種後などに生じる脳や脊髄、視神経の疾病です。免疫力が強くなりすぎて逆に自分自身の体を攻撃する自己免疫という現象が起きていると考えられています。神経線維を覆っている髄鞘が破壊される脱髄という現象が起きる疾患です。
ワクチン接種後の場合は1 〜4週間以内に発生することが多く、発熱、頭痛、意識が混濁する、目が見えにくい、手足が動きにくい、歩きにくい、感覚が鈍いなどの症状がある場合にはこの疾病の可能性があります。

重い後遺症を残す場合も多く、死亡率も高い疾患です。特にワクチン接種後の場合は他の場合に比較してその後の経過が悪い傾向があります。髄液検査や MRI にて診断がつく場合が多いのですが、検査所見に異常が認められない場合もあります。その場合には症状の経過や神経所見のみでとりあえずの診断をしますが、別の疾病の可能性も慎重に検討する必要があります。

https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1c38.pdf

この事例には、他にも、脳炎、無菌性髄膜炎が出てきます。無菌性髄膜炎も、上記の「重篤副作用疾患別対応マニュアル」にあります。そして、さらに重要だと思われるのは、これらが今回の新型コロナワクチンの副反応疑いの報告として、積極的に集めたがっているものだということです(厚労省の下記ページ参照)。

ワクチン接種との因果関係が示されていない症状も含め、幅広く評価を行うため、当面の間、以下の症状について、報告を積極的にご検討ください。 
 けいれん、ギラン・バレ症候群、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、血小板減少性紫斑病、血管炎、無菌性髄膜炎脳炎・脳症、関節炎、脊髄炎、顔面神経麻痺、血管迷走神経反射(失神を伴うもの)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_hukuhannou_youshikietc.html

上記のリストに、当初は心筋炎・心膜炎が含まれていました(下記参照)。

その後、心筋炎・心膜炎は重大な副反応として添付文書に追記されています(下記参照)。

他のワクチンや薬による重篤な副作用として注意喚起されている疾患であり、新型コロナワクチンに関しては報告を積極的に集めたがっている疾病だということは、心筋炎のようにいずれ「重大な副反応」として追記される可能性があるのではないでしょうか。

この事例では、1人の患者に対して、これらの疾病が疑いも含めて複数報告されていることがとても気になりました。

20代の突然死

20代の死亡事例としては、いつものように就寝したのに、その翌朝には目覚めることがないまま亡くなったという報告もあります。

事例:16213 29歳男性 コミナティ筋注2回目接種 ロット番号:FJ5790
病歴はなかった。
ワクチン歴:2021/09/20、bnt162b2(ロット番号 FG0978)初回接種。

事象の経過は、以下の通り:
2021/10/17、 BNT162b2(コミナティ) 2 回目接種。
2021/11/09 (ワクチン接種の 23 日後)明け方、就寝中にいびき様呼吸の後、呼吸が停止した。患者は病院へ緊急搬送され、死亡が確認された。

報告医師は、事象を重篤(致命的な転帰)と分類し、事象と BNT162b2 の因果関係を評価不能と評価した。

報告医師のコメントは、以下の通り:
既往歴のない患者の突然死であった。ワクチンの副反応の影響は不明であった。解剖検査を施行し、現在死因を検索中であった。

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000884905.pdf

似たような事例が、11月12日公開分にもありました。こちらも、基礎疾患はありません。

厚労省サイト ホーム> 政策について> 審議会・研究会等> 厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)> 第72回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第22回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催) 資料(11月12日)

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00034.html

資料2-2-3-1より。

事例:13582 26歳男性 コミナティ筋注2回目接種 ロット番号不明
患者は、基礎疾患はなかった
不明日、BNT162b2(コミナティ、ロット番号不明)初回接種。

2021/09/10、bnt162b2(コミナティ)2回目接種。
2021/09/10(ワクチン接種日)、2 回目ワクチン接種以降、微熱(摂氏 37 度台)と頭痛を訴えた。
2021/09/12 23:00 頃、就寝したが、それまでは上記以外の症状はなかったもよう。
2021/09/13 06:20 頃、目覚ましアラームが鳴り続けていたため妻が確認に行き、患者が呼吸停止していたのを発見し、救急車要請した。
06:34(ワクチン接種 3 日後)、救急隊到着時に、患者が心肺停止(CPA)であったのを確認した。報告者の病院へ搬送されたが、蘇生に反応しなかった。
2021/09/13 08:08、死亡が確認された。

CT スキャンおよび身体所見の結果から明らかな原因は不明であった。
微熱と頭痛の転帰は不明であった。別の病院にて解剖、心肥大が認められた。患者の社内で発表された死因は、心不全であった。

報告医師は事象、CPA を重篤(致死的転帰)と分類して、事象と BNT162b2 の因果関係を評価不能と評価した。事象の他要因の可能性の有無は不明であった。

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000853783.pdf

以前取り上げた20代の報告でも、朝起きてこなかったので様子を見に行ったら、心肺停止状態だったという22歳の事例がありました。就寝中に、何が起きているのでしょうか。

Twitterやnoteを見ていると、職場などで同調圧力を感じ、3回目の接種を決めている方がいるようです。けれども、「接種は強制ではない」と厚労省のサイトにも書いてあります。接種のメリットより、副反応などのデメリットの方が大きいと思ったら、接種しないという選択もあるのです。

https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0053.html

接種を望まない方に接種を強制することはありません。また、受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。
職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていない人に差別的な扱いをすることのないよう、皆さまにお願いしています。仮にお勤めの会社等で接種を求められても、ご本人が望まない場合には、接種しないことを選択することができます。

https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0053.html