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社労士試験の過去問は何周すればいい?3年目で合格した主婦がたどり着いた勉強法

はじめに

「過去問は最低10周。」

そんな言葉を見て、胸がぎゅっと苦しくなったことはありませんか。

私は、ありました。

家事をして、育児をして、その合間に勉強時間を作る毎日。

そんな生活の中で、「10周」「20周」という言葉を見るたびに、「そんなにできる人じゃないと合格できないのかな……」と不安になっていました。

実際、私は2回不合格を経験しています。

1年目も2年目も、「今日は何周した」という数字ばかりを気にして、勉強した気になっていました。

でも、3年目に過去問との向き合い方を変えたことで、ようやく合格することができました。

そして今振り返ると、必要だったのは「もっと周回すること」ではなく、「理解の仕方を変えること」だったと感じています。

近年の社労士試験では、法改正や応用問題への対応がより求められるようになり、「とにかく何周も回す」という勉強法だけでは合格が難しくなってきています。

だからこそ、限られた時間で勉強する主婦や社会人ほど、「効率よく理解する勉強」が大切です。

今回は、2026年の試験傾向も踏まえながら、私自身が3年間の受験生活でたどり着いた「過去問の使い方」をお話しします。

これから過去問に取り組む方も、「何周しても身につかない」と悩んでいる方も、ぜひ最後まで読んでみてください。



第1章 結論:目安は3〜5周。でも「何周したか」より「理解」が大切

先に結論をお伝えします。

過去問は3〜5周を目安にすれば十分です。

「えっ、10周じゃなくていいの?」

そう思われた方もいるかもしれません。

昔は「とにかく10周」「20周すれば受かる」という勉強法がよく紹介されていました。

もちろん、何度も繰り返すこと自体は大切です。

でも近年の社労士試験では、法改正や選択式、応用的な問題が増え、答えだけを暗記していても対応できない問題が目立つようになっています。

そのため最近は、

「3〜5周で論点を理解し、その後は法改正や模試、予想問題に時間を使う」

という勉強法が主流になりつつあります。

私自身も、2年目までは「回数」を増やすことばかり考えていました。

でも3年目は、

  • なぜ○なのか

  • なぜ×なのか

  • どこがひっかけなのか

を意識するようになってから、過去問1問あたりで得られる学びが大きく変わりました。

特に家事や育児をしながら勉強していると、何十周もする時間を確保するのは現実的ではありません。

だからこそ、

「たくさん解く」より、「1問をしっかり理解する」こと。

これが、限られた時間で合格を目指す私たちには、とても大切だと思います。

ちなみに、「テキストは何周読めばいいの?」と悩んでいる方は、以前書いた『社労士試験のテキストは何周すればいい?』の記事も参考になると思います。

テキストと過去問では、周回する目的が少し違います。その違いを知っておくと、より効率よく勉強を進められます。


第2章 私が2年間失敗した「回すだけ」の勉強法

ここで少し、私自身の失敗談をお話しします。

1年目の私は、

「今日は100問解いた!」

という数字だけで満足していました。

問題を解いて、答え合わせをして、次へ進む。

間違えた問題も、

「あ、答えは③だったんだ。」

それで終わり。

「なぜその答えになるのか」までは考えていませんでした。

2年目になっても、その勉強法はほとんど変わりませんでした。

「あと3周すれば覚えられる。」

「もっと回せば受かるはず。」

そう信じて、同じ問題を何度も解いていました。

でも、本試験では少し聞き方が変わっただけで答えられない。

問題文の表現が変わると、一気に自信がなくなってしまうんです。

今思えば、私は答えを覚えていただけでした。

理解していたわけではなかったんです。

だから同じような論点でも、少し形を変えて出題されると対応できませんでした。

そして、2年続けて不合格通知を受け取りました。

結果を見た日は、「これ以上どう頑張ればいいんだろう」と本当に落ち込みました。

でも、その経験があったからこそ、

「勉強時間を増やすこと」ではなく、

「勉強の質を変えること」

が必要なんだと気づくことができました。

もし今、

「何周しても点数が伸びない」

「同じ問題を何度も間違えてしまう」

そんな悩みを抱えているなら、それは努力が足りないからではありません。

もしかすると、私と同じように「過去問との向き合い方」を少し変えるだけで、大きく成績が変わるかもしれません。

第3章 3年目に変えた勉強法|理解を深める過去問の使い方

2回の不合格を経験して、「今までと同じ勉強を続けても合格できない」と、ようやく本気で気づきました。

そこで3年目は、過去問との向き合い方を思い切って変えることにしました。

大きく変えたのは、「何周したか」ではなく、「1問から何を学ぶか」を意識するようになったことです。

① 1周目:問題の傾向を知る

最初の1周は、正解することを目標にしませんでした。

「社労士試験では、こんな聞かれ方をするんだ。」

「この科目は、ここがよく出るんだ。」

そんなふうに、試験の全体像をつかむことを意識していました。

正答率は30〜40%くらいでも十分です。

分からない問題が出てきても落ち込む必要はありません。

その都度テキストを開いて確認し、「こういう制度なんだ」と理解できれば、それだけで1周目としては十分な成果です。

もし、「どの科目から勉強を始めればいいんだろう?」と迷っている方は、以前書いた**『社労士試験は何から勉強する?』**の記事も参考にしてみてください。

最初に取り組む科目を決めておくと、過去問にもスムーズに入っていけます。

② 2〜3周目:「なぜ?」を説明しながら解く

ここが、一番大きく変えたところです。

以前は、

「答えは○だった。」

「今回は正解できた。」

それだけで終わっていました。

でも3年目は、

「なぜ○なの?」

「なぜ×なの?」

と、自分に問いかけながら解くようにしました。

例えば、

「この問題は、受給資格期間の要件が違うから×なんだ。」

「この保険給付は健康保険ではなく労災保険なんだ。」

というように、自分の言葉で説明してみます。

説明できなかったところは、まだ理解できていない部分です。

そこだけテキストに戻って確認する。

この繰り返しで、知識が少しずつ定着していきました。

特に苦労したのは年金科目です。

老齢年金、障害年金、遺族年金。

さらに国民年金と厚生年金。

最初は頭の中で全部混ざってしまって、「これ、どっちの制度だっけ?」と何度も混乱しました。

だから私は、図を書いたり、ノートに整理したりしながら、一つずつ違いを確認していきました。

遠回りに見えるかもしれませんが、この時間が後になって大きな力になったと感じています。

③ 4〜5周目:間違えた問題だけ復習する

4周目以降は、全部を最初から解き直すことはやめました。

代わりに、

  • 間違えた問題

  • 自信がなかった問題

  • 何度も迷う論点

だけを繰り返し復習しました。

解ける問題を何度も解くより、苦手な問題に時間を使ったほうが、効率よく点数が伸びるからです。

私は問題集に付箋を貼ったり、チェックマークを書いたりして、「もう一度見る問題」がすぐ分かるようにしていました。

全部を完璧にしようとすると、終わりが見えなくなってしまいます。

だからこそ、

「苦手を減らすこと」を目標にする。

これが、忙しい主婦や社会人には特におすすめしたい勉強法です。


第4章 2026年の社労士試験は過去問だけでは合格できない理由

ここまで読むと、

「じゃあ、過去問だけをしっかりやれば大丈夫なんですね。」

と思う方もいるかもしれません。

でも、2026年の社労士試験を考えると、それだけでは少し不安です。

近年の試験では、

  • 法改正に関する問題

  • 選択式の応用問題

  • 白書・統計

  • 労働一般常識・社会保険一般常識

など、過去問だけでは対応しにくい問題も増えています。

私も2年目までは、

「過去問をもっと回せば受かる。」

そう思っていました。

でも3年目は、過去問に時間をかけすぎるのをやめて、

  • 法改正対策

  • 模試

  • 予想問題

  • 白書対策

にも計画的に取り組むようにしました。

すると、本試験で初めて見るような問題が出ても、

「見たことがないから終わり。」

ではなく、

「今まで勉強してきた知識を使えば考えられる。」

と落ち着いて答えを選べるようになりました。

もちろん、過去問は合格するために欠かせない教材です。

でも、過去問だけで合格できる時代ではなくなってきていることも意識しておく必要があります。

だから私は、

過去問で基礎を固めたら、

法改正や模試、予想問題にも少しずつ時間を使うことをおすすめします。

特に模試は、自分の苦手分野や時間配分を知る良い機会になります。

過去問で身につけた知識を、本番で使える力に変えるためにも、ぜひ取り入れてみてください。

また、過去問をどのタイミングで勉強全体に組み込むか迷っている方は、私が実際に実践した流れをまとめた**『【家事・育児と両立】3年間で社労士試験に合格した私の1年間勉強計画』**でも詳しく紹介しています。

年間の流れが見えると、「今は過去問に集中する時期なのか」「法改正対策を始める時期なのか」が分かり、安心して勉強を進められると思います。

第5章 主婦・社会人におすすめの過去問スケジュール

「過去問の進め方は分かったけれど、毎日の勉強にはどう取り入れればいいの?」

そんな方のために、私が3年目に実践していた勉強の流れをご紹介します。

当時、子どもは1歳。

専業主婦だったので、「時間はあるでしょう」と言われることもありましたが、実際は子ども中心の生活で、自分のためにまとまった時間を確保するのは簡単ではありませんでした。

だから私は、「長時間勉強すること」ではなく、「勉強できる時間を逃さないこと」を意識していました。

平日の勉強例

朝15分

子どもが起きる前や朝食の準備をしながら、一問一答で前日に勉強した内容を確認します。

朝は新しいことを覚えるよりも、「昨日の復習」をする時間にしていました。

お昼寝の時間(30〜60分)

ここが一番集中できる時間でした。

五肢択一形式の過去問を解きながら、

「なぜ○なのか」

「なぜ×なのか」

を確認します。

答え合わせだけで終わらせず、分からないところは必ずテキストに戻って確認していました。

スキマ時間(15分程度)

夕食の準備までの少しの時間や、子どもが一人遊びをしている時間には、間違えた問題だけを見直します。

全部を解き直すのではなく、苦手な問題だけを繰り返すことで、効率よく復習できました。

休日の勉強例

休日は、夫が子どもを見てくれる時間をもらって、90〜120分ほど勉強していました。

ここでは、

  • 苦手科目の復習

  • 間違えた問題の見直し

  • 法改正対策

  • 白書・統計の確認

など、平日に十分できなかった内容を中心に取り組みました。

まとまった時間があると、「今日はたくさん問題を解こう」と思いがちです。

でも私は、「今日は年金だけ」「今日は健康保険だけ」というようにテーマを決めて勉強していました。

その方が知識が整理しやすく、理解も深まりました。

一問一答と五肢択一はどう使い分ける?

「一問一答と五肢択一、どちらを優先すればいいですか?」

これは、これから過去問に取り組む方によく聞かれる質問です。

私がおすすめするのは、

勉強初期〜中期は一問一答、直前期は五肢択一という使い分けです。

一問一答は、一つの論点だけに集中できるので、

「なぜこの答えになるのか」

を理解しやすい教材です。

一方、五肢択一は本試験と同じ形式なので、

  • 消去法で考える力

  • 問題文を最後まで読む力

  • 時間配分

を身につけることができます。

どちらが良い・悪いではなく、それぞれ役割が違います。

目的に合わせて使い分けることで、より効率よく実力を伸ばせると思います。


第6章 答えを覚えてしまったときの対処法

過去問を何度も解いていると、

「この問題、前にも見た。」

「答えは③だった。」

という状態になることがあります。

私も何度も経験しました。

以前は、

「全部正解できた!」

と喜んでいましたが、本試験では問題文の言い回しが少し変わるだけで迷ってしまいました。

それは、「理解していた」のではなく、「答えを覚えていただけ」だったからです。

そこで私が始めたのが、セルフレクチャーという勉強法でした。

やり方はとても簡単です。

問題を解いたあと、

「この問題が×なのは、○○という要件ではなく△△だから。」

というように、自分の言葉で説明してみます。

私は誰もいないリビングで、壁やぬいぐるみに向かって話していました(笑)。

最初は少し恥ずかしかったですが、この方法を続けるうちに、「なんとなく覚えた知識」が「自分で説明できる知識」に変わっていきました。

説明できない問題は、まだ理解できていない問題です。

逆に説明できるようになれば、本試験で少し角度を変えた問題が出ても対応しやすくなります。

「答えを覚えてしまって勉強にならない」と感じている方は、ぜひ一度試してみてください。


よくある質問(Q&A)

Q1. 過去問は何周すれば合格できますか?

私のおすすめは3〜5周です。

ただし、大切なのは周回数ではありません。

「なぜその答えになるのか」を説明できる状態を目指しましょう。


Q2. 一問一答と五肢択一、どちらがおすすめですか?

基礎固めの時期は一問一答がおすすめです。

論点を一つずつ理解しやすく、スキマ時間にも取り組みやすいからです。

試験が近づいてきたら五肢択一形式に切り替え、本番と同じ感覚で解く練習をしていきましょう。


Q3. 過去問は何年分解けばいいですか?

最新の5〜10年分を目安にすれば十分です。

古い問題は法改正によって内容が変わっていることもあるため、最新の過去問題集を使うことをおすすめします。

教材選びで迷っている方は、**『【2026年版】社労士試験おすすめ教材3選|3年で合格した私が実際に使って比較しました』**も参考にしてみてください。


Q4. 答えを覚えてしまいます。

答えだけ覚えてしまうのは、決して珍しいことではありません。

そんなときは、「なぜ○なのか」「なぜ×なのか」を、自分の言葉で説明してみてください。

説明できなかったところが、これから伸ばせるポイントです。


Q5. 全部正解できるまで繰り返したほうがいいですか?

いいえ。

全部を何度も解き直す必要はありません。

間違えた問題や、自信がなかった問題だけを重点的に復習した方が、限られた時間を有効に使えます。


Q6. 家事や育児で毎日勉強できません。

毎日完璧に勉強できなくても大丈夫です。

私も、子どもの体調や予定で、ほとんど勉強できない日が何度もありました。

そんな日は、「今日は15分だけ」「間違えた問題だけ確認しよう」と、小さく続けることを意識していました。

もし勉強できない日が続いて焦ってしまうときは、『社労士試験で勉強できない日が続いたら?』の記事も読んでみてください。

勉強は、一日できなかったことで決まるものではありません。

また次の日から続けることの方が、ずっと大切だと私は思っています。

まとめ

社労士試験の過去問は、3〜5周を目安にすれば十分です。

でも、本当に大切なのは「何周したか」ではありません。

「なぜその答えになるのか」を理解し、自分の言葉で説明できること。

私は2年目まで、「もっと周回すれば受かる」と思い込んでいました。

でも3年目は、回数を増やすことよりも、一問一問の理解を深めることを意識しました。

その結果、本試験で初めて見るような問題にも落ち着いて向き合えるようになり、ようやく合格することができました。

家事や育児、仕事と両立しながら勉強していると、「勉強時間が足りない」と焦る日もあると思います。

でも、限られた時間だからこそ、量より質を意識することが大切です。

焦って10周を目指すよりも、3〜5周でしっかり理解する。

その方が、忙しい私たちには合っている勉強法だと、私は3年間の受験生活を通して実感しました。


あわせて読みたい記事

過去問を始める前に、「どの科目から勉強すればいいの?」と迷っている方は、こちらの記事もおすすめです。

最初の一歩が決まると、その後の過去問学習もスムーズになります。


「1科目ずつ終わらせた方がいい?」「同時並行で進めた方がいい?」と悩んでいる方は、

もぜひ読んでみてください。

過去問を解くタイミングや科目の進め方がイメージしやすくなると思います。


「テキストは何周すればいいの?」という疑問がある方には、

がおすすめです。

この記事と合わせて読むことで、テキストと過去問、それぞれの役割の違いが分かり、より効率よく勉強を進められるはずです。


そして、

「1年間を通して、いつ過去問を始めて、いつ模試や法改正対策を進めればいいの?」

という方は、有料記事になりますが、

で、私が実際に3年目に実践した年間スケジュールを詳しくまとめています。

月ごとの目標や、過去問・模試・法改正対策を始めるタイミングまで具体的に紹介していますので、「何をいつやればいいのか分からない」という方のお役に立てると思います。


私は特別に勉強が得意だったわけでも、毎日何時間も勉強できたわけでもありません。

子どものお昼寝の時間や、家事の合間の15分を積み重ねながら、3年間かけてようやく合格することができました。

だからこそ、今勉強を頑張っているあなたにも伝えたいことがあります。

「時間がないから無理」ではありません。

大切なのは、限られた時間をどう使うかです。

この記事が、「何周すればいいんだろう…」という不安を少しでも軽くし、自分に合った勉強法を見つけるきっかけになれば、とても嬉しいです。

あなたの努力が、合格という結果につながることを心から応援しています。

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