これからの時代、どんな人が企業に選ばれるのか?
こんにちは。英語とキャリアの“分かれ道”案内人、ディーン千賀子です。
私はこれまで、採用・人材育成・キャリア面談、時にはリストラ面談まで、多くの「企業と人」の現場に18年以上立ち会ってきました。
このような私の経験から、今だからこそ、保護者の皆さんにお伝えしたいことがあります。
2025年以降の時代、企業はどんな人材を本当に求めているのか?
そしてその未来に向けて、子どもたちが今からどんな力を育てていけばいいのか?
親御さんの不安を減らし、楽しく子育てしていくために必要な「人材業界の今後」についてお話していきますね。

はじめに 。「子どもにどんな力を育てればいいの?」と感じているあなたへ
英語、プログラミング、探究学習、留学、資格…
今、子どもたちに必要と言われる「将来のスキル」は本当にたくさんあります。
けれど、その一方で多くの親御さんが、こんな迷いを抱えています。
「結局、企業はどんな人材を求めるの?」
「子どもに何を身につけさせればいいんだろう?」
「今の教育で、未来に本当に通用するのかな?」
時代が大きく変わっていく中で、「これからの社会で求められる力とは何か?」を整理して知っておくことは、親として子どもを導く上でも大きな安心材料になります。
企業が今、本当に求め始めている「5つの力」
変化のスピードがますます早まるこれからの社会。
もう昔の「良い大学→良い会社→安定」というルートは当たり前ではなくなりました。
では企業の採用現場は今、どんな力を求めているのでしょうか?
ここからは、5つのキーワードに整理してお伝えします。
① 変化対応力 〜「変われる力」を持つ人
キーワード:レジリエンス/アンラーニング(学びほぐし)/変化を楽しむ力
安定とは「変わらないこと」ではなく、変わり続けられる柔軟さを意味する時代になりました。
新しいプロジェクト、新しいシステム、新しい働き方が次々と生まれる中、
素早く適応し、前向きに学び直せる人は、それだけで貴重な存在になります。
例:異動・転勤も前向きに捉える/未経験分野でも自ら学び直していける姿勢
② デジタル×実践力 〜ITを「使える力」にする人
キーワード:生成AI/データ分析/DX実装経験
もはや「ITは理系の人がやるもの」ではありません。
文系・営業・事務職でも、データを読み取り、ITツールを使いこなせる人が評価されるようになっています。
例:Pythonで業務自動化/ChatGPTで提案資料を作成/Excelだけで終わらせずPower BI活用
③ 英語 or グローバル対応力 〜異文化で成果を出せる人
キーワード:越境体験/多文化理解/英語で実務
日本の企業も、ASEAN、アフリカ、中東…
国内市場を超えて世界に進出することが当たり前の時代になりました。
そこで評価されるのは、単なる語学力だけでなく、異文化の中で成果を出せる柔軟性です。
例:TOEIC850以上/英検準1級/海外インターン/英語でのZoom会議やプレゼン経験
④ 主体的に動ける力 〜“指示待ち”を超えられる人
キーワード:主体性/オーナーシップ/当事者意識
会社の指示を待つのではなく、自分から課題を見つけ、企画を立ち上げ、動かせる人が評価されます。
「ルールに従う人」よりも「新しいルールを作れる人」が必要とされています。
例:学生起業/ゼロからの新規プロジェクト提案/業務改善提案
⑤ 越境×多能工型 〜T型・X型人材
キーワード:文理融合/多能工/翻訳力
「一つの専門」だけでなく、複数の分野を橋渡しできる“つなぐ力”が重要になっています。
理系+マーケティング、文系+データ分析、多言語+企画力…
専門の掛け算ができる人は、どの企業でも重宝されます。
例:エンジニアでありながら海外営業も担当/心理学を学びながら人事データ分析を行う
企業が重視する具体的スキル・経験
では、企業の選考現場で実際に重視され始めているスキルを整理すると
①語学力 TOEIC800〜900、英検準1級、TOEFL80以上
②デジタル力 Python、SQL、Power BI、ChatGPTなどの活用経験
③学び直し姿勢 リスキリングを継続、ポートフォリオ作成
④多様性 DEI(ダイバーシティ&インクルージョン)感度、海外経験、ジェンダー理解
⑤課題解決力 ケース分析、ビジネスプラン作成、ピッチ経験
まとめ:未来型人材に必要な「3つの核」
すべてをシンプルにまとめると、
未来型人材に求められるのはこの3つです。
自走力「ゼロから動ける」提案・実行力
学び直し力 古いスキルを手放し、新しい武器を得られる柔軟性
越境力 国境も分野も超えて成果を出す力
最後に。「未来型人材」は特別な人の話ではありません
ここまで読むと「うちの子にはハードルが高い…」と感じる方もいるかもしれません。
でも私は、決して“特別な人だけの話”とは思っていません。
毎日のちょっとした学び直し
小さなアウトプットの積み重ね
少しの「越境体験」
それを繰り返していくだけで、誰もが少しずつ未来型人材へ育っていけます。
時代は変わり続けます。
「変わるのは怖い」と感じるのは自然なこと。
でも実は、変わらないことの方が今は大きなリスクになっているのです。
親世代も、子ども世代も、一歩ずつ。
一緒に小さなアップデートを重ねていきましょうね。

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