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赤いスイカを、「ハイ」と渡す|父ちゃんと過ごした夏がある。

夏の午後だった。

畳の部屋に、やわらかい光が入っていた。

「父ちゃん、持ってきたよ」

娘のもとは、赤いスイカを三切れ、両手で差し出した。

「はい、食べて」

もとは、キラキラした目で父ちゃんを見る。


父ちゃんは、うれしそうに笑った。

スイカに、少しだけ塩をかける。

シャクシャクと音を立てて、甘いスイカを食べていく。

もとは、その様子をじっと見ていた。

父ちゃんには、分かっている。

その目が、何を待っているのか。

いつものように、全部お見通しだ。


「一切れ、食うか?」

父ちゃんは笑って、スイカを一切れ差し出した。

もとの顔が、ぱっと明るくなる。

すぐに受け取って、うれしそうにかじった。

父ちゃんは、また少し笑った。


毎年、夏になると想い出す。

父ちゃんは、いつもそうしてくれた。


もとは、大人になった。

そして今、父ちゃんとの思い出を、こうして文字と絵にできるようになりました。

父ちゃん。

今年の夏のスイカも、甘いよ。

父ちゃんと、もと。赤くて甘いスイカ©️薄紫もと






昨日、読ませていただいた
noterさんの記事はこちらです。

スキ、フォロー、コメントをありがとうございます。

わたしからの言葉は、ありがとう!です。




















































水分をとってね。
みんな、また、夜に会おうね。



2026/07/21 AM7:56 翻訳の表示が現れました。

note様、英語翻訳をしていただき、
ありがとうございます。

父ちゃん。
「父ちゃんの笑顔が届くかも知れないね」


薄紫もと(Usumurasaki Moto)は、noteで発信です。よろしくね。


#夏の1コマ
#エッセイ
#父との思い出
#親子
#スイカ

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